◆市場調査レポート:2014年06月06日発刊

2014年 高機能添加剤・ハイブリッドマテリアルの将来展望

高機能添加剤市場の変化、有機+無機などのハイブリッド技術、高機能コンポジット材料の市場トレンドの徹底分析
(2013年 高機能添加剤・ハイブリッドマテリアルの将来展望から改題)
−調査の背景−
  • 「ハイブリッドマテリアル」とは「有機×有機」「有機×無機」「無機×無機」などさまざまな組み合わせにより、複合的な機能性を発現できる材料と捉え、本来の意味でもある狭義のハイブリッドに限定せず、コンポジットやコンパウンド、分散技術、複合材料といった幅広い意味を本調査レポートの範囲とした。
  • 一般的な有機-無機ハイブリッド材料は、nmレベルや分子レベルでの有機成分と無機成分を複合化させるという意味で使われることが多い(これを狭義のハイブリッドと定義)。この定義上のハイブリッドマテリアルも、既に多くの製品で実用化されている。例えば、ハイブリッドハードコートやエレクトロニクス用のハイバリアフィルムなどが挙げられる。
  • 本調査レポートでは、狭義の「ハイブリッドマテリアル」にとらわれず、ユーザーニーズ志向の強いアイテムかつ機能面での付加価値化(複合化)が必要なアイテムを抽出し、その複合化製品をまとめた。また、これらに使用されるような添加剤についても機能的に特徴のある材料を抽出し、これらの市場動向や材料技術、方向性を分析した。加えて、今後新しい概念の製品開発も実施されていることから、これらの次世代のハイブリッドマテリアルの開発動向についても、その動向をまとめた。
  • 本調査レポートで取り上げた高機能添加剤・ハイブリッドマテリアル市場は、2兆3,312億円市場規模(2013年)であり、2017年までに平均成長率3.9%の伸びが期待されている。市場成長のポイントは、自動車や航空機、電気電子関連の部材での採用による堅調な市場拡大であるが、複合化による特徴を生かした市場成長も期待できる。例えば、今後のさらなる軽量化が求められる航空機や自動車や高容量化が要求されるLiB領域での採用などの動向が挙げられる。
  • 高機能添加剤・ハイブリッド技術・材料の現状と今後の方向性を明確化することで、次世代ビジネスにおける新しい戦略策定の足がかりとなり、本調査レポートが関連企業の営業、経営、研究、製造、販売などマーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信しております。
−調査目的−
  • 本調査レポートでは、汎用添加剤および高機能性付与剤を34品目、強度や熱などの各種機能改善を目的としたハイブリッド応用用途21品目、合計55品目の市場トレンドおよび材料の訴求動向、応用事例について明らかにした。また、次世代ハイブリッド開発動向として6品目を対象に、次世代ハイブリッド化技術についてまとめ、高機能添加剤・ハイブリッド化技術の今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
分野品目
A. 機能付与材料編汎用添加剤ガラス繊維、難燃剤(臭素系)、難燃剤(リン系)、難燃剤(三酸化アンチモン)、難燃剤(水酸化物)、紫外線吸収剤、耐衝撃改質剤(モディファイヤー)、摺動性付与材料、流動性改善剤、相溶化剤(オレフィン用添加剤)、相溶化剤(エンプラ用添加剤)、粘着性付与剤(タッキファイヤー)、PLA用添加剤、光拡散剤、シランカップリング剤
高機能性付与剤抗菌剤、靱性付与パウダー(PES)、帯電防止剤(低分子、高分子、導電性高分子)、帯電防止剤(無機系)、導電性カーボンブラック、CNT、グラフェン、銀粉、銅超微粉、導電性コアシェル微粒子、中空セラミックスビーズ、熱膨張性マイクロカプセル、メソポーラスシリカ、制振フィラー、近赤外線吸収材料、炭素繊維(PAN系)、炭素繊維(ピッチ系)、セルロースナノファイバー、ポリシラン・シルセスキオキサン
B. ハイブリッド応用用途編機械強度改善長繊維コンパウンド、低燃費タイヤ、CFRTP、C/Cコンポジット、ハイブリッドハードコート
熱的改善遮熱塗料、放熱エンプラコンパウンド、ガラス中間膜
電気的改善ハイブリッド透明導電性フィルム、導電ゴム、燃料電池用触媒、磁性材料(希土類、ハイブリッド)、LiB用固体電解質(合金系含む)、LiB用ハイブリッド負極材料
光学的改善屈折率制御層材料、高屈折コート剤・粘着剤・接着剤
その他特性付与防汚コーティング剤、防水・防湿コーティング剤、ハイバリアフィルム、放射性物質吸着材料、熱電変換材料
C. 次世代ハイブリッド開発動向編人工光合成、メタマテリアル、DDSキャリアー材料、蛍光イメージング、エネルギー・ハーベスティング、傾斜機能材料(生体用)
本調査レポートでは、中空セラミックスビーズ、制振フィラー、遮熱塗料は国内市場として捉え、その他は世界市場として捉えた。
−調査ポイント−
A. 機能付与材料編
1. 製品概要
2. 主要参入企業動向
3. 価格動向
4. 市場動向
5. メーカーシェア(2013年)
6. 対象素材・用途動向
7. 競合・すみ分け状況
8. 研究開発動向
9. 課題点・ニーズ
10. 今後の方向性
B. ハイブリッド応用用途編
1. 製品概要
2. 主要参入企業動向
3. 価格動向
4. 市場動向
5. メーカーシェア(2013年)
6. 用途別ウェイト(2013年)
7. 採用素材動向
8. 競合・すみ分け状況
9. 研究開発動向
10. 課題点・ニーズ
11. 今後の方向性
C. 次世代ハイブリッド開発動向
1. 製品概要
2. 主要参入企業動向
3. 市場動向
4. 対象素材動向
5. 研究開発動向
6. 課題点・ニーズ
7. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 調査結果概要(3)
2. 高機能添加剤・ハイブリッドマテリアルの市場動向(5)
1) 高機能添加剤・ハイブリッドマテリアルの需要構成(5)
2) 全体市場規模推移および予測(2010年〜2017年予測)(6)
3) 主要平均成長率ランキング(8)
3. 機能付与材料における需要トレンド(10)
1) 汎用添加剤(10)
2) 高機能性付与剤(14)
4. 主要機能別市場トレンド(16)
1) 品目別機能付与トレンド一覧(16)
2) 機械強度改善(17)
3) 電気的改善(19)
4) 熱的改善・光学的改善(21)
5) その他特性付与(24)
5. 機能付与材料における対象分野・相手素材動向(26)
1) 対象素材一覧(26)
2) 対象分野・素材別ウェイト(2013年)(28)
6. ハイブリッド応用用途における採用素材動向(30)
7. 最終用途動向(32)
1) 機能付与材料(32)
2) ハイブリッド応用用途(33)
3) 品目別最終用途一覧(34)
II. 集計編(39)
1. 参入企業一覧(41)
2. 品目別市場規模推移および予測(2010年〜2017年予測)(54)
3. メーカーシェアおよび用途別ウェイト(2013年)(72)
4. 品目別価格一覧(83)
III. 品目別市場編(85)
A. 機能付与材料編(86)
汎用添加剤
A-1. ガラス繊維(87)
A-2. 難燃剤(臭素系)(92)
A-3. 難燃剤(リン系)(98)
A-4. 難燃剤(三酸化アンチモン)(103)
A-5. 難燃剤(水酸化物)(108)
A-6. 紫外線吸収剤(112)
A-7. 耐衝撃改質剤(モディファイヤー)(117)
A-8. 摺動性付与材料(122)
A-9. 流動性改善剤(126)
A-10. 相溶化剤(オレフィン用添加剤)(130)
A-11. 相溶化剤(エンプラ用添加剤)(134)
A-12. 粘着性付与剤(タッキファイヤー)(138)
A-13. PLA用添加剤(142)
A-14. 光拡散剤(145)
A-15. シランカップリング剤(150)
高機能性付与剤
A-16. 抗菌剤(155)
A-17. 靭性付与パウダー(PES)(160)
A-18. 帯電防止剤(低分子、高分子、導電性高分子)(164)
A-19. 帯電防止剤(無機系)(173)
A-20. 導電性カーボンブラック(179)
A-21. CNT(カーボンナノチューブ)(185)
A-22. グラフェン(190)
A-23. 銀粉(194)
A-24. 銅超微粉(199)
A-25. 導電性コアシェル微粒子(203)
A-26. 中空セラミックスビーズ(207)
A-27. 熱膨張性マイクロカプセル(211)
A-28. メソポーラスシリカ(216)
A-29. 制振フィラー(219)
A-30. 近赤外線吸収材料(222)
A-31. 炭素繊維(PAN系)(227)
A-32. 炭素繊維(ピッチ系)(232)
A-33. セルロースナノファイバー(239)
A-34. ポリシラン・シルセスキオキサン(243)
B. ハイブリッド応用用途編(249)
機械強度改善
B-1. 長繊維コンパウンド(251)
B-2. 低燃費タイヤ(256)
B-3. CFRTP(260)
B-4. C/Cコンポジット(264)
B-5. ハイブリッドハードコート(268)
熱的改善
B-6. 遮熱塗料(272)
B-7. 放熱エンプラコンパウンド(276)
B-8. ガラス中間膜(281)
電気的改善
B-9. ハイブリッド透明導電性フィルム(288)
B-10. 導電ゴム(293)
B-11. 燃料電池用触媒(296)
B-12. 磁性材料(希土類、ハイブリッド)(301)
B-13. LiB用固体電解質(306)
B-14. LiB用ハイブリッド負極材料(合金系含む)(310)
光学的改善
B-15. 屈折率制御層材料(315)
B-16. 高屈折コート剤・粘着剤・接着剤(319)
その他特性付与
B-17. 防汚コーティング剤(324)
B-18. 防水・防湿コーティング剤(328)
B-19. ハイバリアフィルム(331)
B-20. 放射性物質吸着材料(336)
B-21. 熱電変換材料(343)
C. 次世代ハイブリッド開発動向編(347)
C-1. 人工光合成(349)
C-2. メタマテリアル(353)
C-3. DDSキャリアー材料(356)
C-4. 蛍光イメージング(360)
C-5. エネルギー・ハーベスティング(362)
C-6. 傾斜機能材料(生体用)(364)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2014年 高機能添加剤・ハイブリッドマテリアルの将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2014年06月06日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
365ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-713-5

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