◆マルチクライアント調査レポート:2017年07月06日発刊

カメラモジュール市場の最新動向調査(2017年)

デュアルカメラ/OISをはじめとする高機能化や認証などの新規用途動向
およびカメラモジュール業界を徹底分析
−はじめに−
  • スマートフォンの成熟が進む中でカメラの重要性は年々高まっている。高速通信(4G化)やディスプレイの高精細化、指紋認証などの機能進化は一段落し、差別化が難しくなってきている。一方、カメラは依然としてコンパクトカメラや一眼カメラなどのベンチマーク対象との性能差があり進化の余地が多く残され、差別化ポイントにもなっている。さらにSNSの普及に伴いセルフィ画像の投稿といった、スマートフォンならではの利用シーンが毎年提案されておりこれも高機能化をけん引している。
  • こうした中、デュアルカメラ、OIS、高速AF、サブカメラの高機能化、虹彩認証、3Dセンシングなどが注目されており、カメラモジュールを構成するキーデバイスとしてのイメージセンサー、レンズ、IRカットフィルター、アクチュエーターなどに対して改めて進化や革新が求められている。
  • 高機能化、小型化が進んだことでカメラモジュールはさまざまな用途へ展開が可能となった。具体的にはドローン、AR/VR、PCなどであり撮像用、センシング用ともに搭載が加速している。
  • 一方、カメラモジュールの新たな成長市場として自動車分野が注目されている。ADASや自動運転を実現するためのキーデバイスとしてカメラは必須であり、世界的な安全装備のニーズ増加に伴い急激に市場が拡大している。従来はバックモニターが中心で求められる性能が低かったこともあり、監視カメラ向けなどの部品を流用するケースもあったが、自動車専用の性能が求められ始めている。イメージセンサーでは、高感度およびHDRを維持しながらの高画素化が進み始めた。電子ミラーなどの新たなアプリケーションの登場により、グローバルシャッターやフリッカー対策など多機能化が進む。レンズユニットでは、高感度化や広角化、高画素化に対応してガラス非球面レンズの採用が始まった。今後は低コスト化のためのプラスチックレンズの採用が注目される。
  • 本調査レポートではカメラモジュール/関連部材に注目し、スマートフォンなどの各用途におけるカメラの高機能化トレンドを明らかにした。企業事例編では、各メーカーの販売戦略や開発方針、供給状況、部材の調達方針、新規用途である車載カメラやAR/VR、ドローンなどへの展開動向なども明らかにした。
  • 本調査レポートが、カメラモジュール関連業界に携わる各企業にとって、今後の戦略立案を行う上での一助となり、広くご活用いただければ幸いである。
−調査目的−
  • 市場拡大が続く中国市場において、中国国内スマートフォンメーカーのカメラ機能のトレンド、中国国内/国外のカメラモジュールメーカーおよびその他のキーデバイスメーカーの事業戦略、生産規模や新製品開発動向を把握することを目的とした。
−調査対象−
調査対象品目/調査対象企業
アプリケーション4品目スマートフォン、自動車、ドローン、AR/VR
キーデバイス市場7品目小型カメラモジュール、車載カメラモジュール、イメージセンサー、モバイルレンズユニット、車載レンズユニット、IRカットフィルター、アクチュエーター
企業事例13社カメラモジュールメーカー(4社)、デバイスメーカー(9社)
調査対象企業 順不同
セット機器メーカートヨタ自動車、日産自動車、Huawei Device、Lenovo Group、OPPO Mobile Telecommunications Corp、vivo Communication Technology、Xiaomi Technology、ほか
カメラモジュールメーカーKingCome Optoelectronics、Lite Array、Lite-On Technology 、O-FILM Tech、Q Technology、ShineTech Technology 、SUNNY OPTICAL TECHNLOGY、Truly Opto-electronics、ほか
イメージセンサーメーカーソニー、Galaxycore、OmniVision Technologies、Samsung Electronics、SK hynix、ほか
レンズユニットメーカーカンタツ、AAC Technologies 、Concept Photoelectric、Lai Tong Optical Technology、Largan Precision、XUYE OPTICAL TECHNOLOGY、ほか
IRカットフィルターメーカー旭硝子、水晶光電、CDGM Glass、Platinum Optics Technology、W-OLF Photoelectric Technology、ほか
アクチュエーターメーカーアルプス電気、TDK、ミツミ電機、新思考、JCT、ほか
−調査項目−
セット機器市場編
1) ワールドワイド市場概況
(1) 市場規模推移・予測
(2) メーカーシェア(2016年実績、2017年見込)
2) 主要参入メーカーのカメラ機能に関する取り組み
a) 端末出荷台数(2015年〜2018年)
b) 端末の差別化戦略、各カメラ機能の搭載積極性
c) 調達IP開発動向
キーデバイス市場編
1) ワールドワイド市場概況
(1) 市場規模推移・予測
(2) デュアルカメラ市場規模推移・予測
(3) メーカーシェア
(4) 価格動向
2) サプライチェーン(2017年Q2時点)
3) 技術ロードマップ
4) 主要メーカーの動向・生産体制
企業事例編
1) 企業プロフィール
(1) フェースシート
(2) 事業体制/拠点情報
(3) 主要ビジネスの現状
2) カメラモジュール事業の特徴
(1) 注力製品
(2) 注目製品の投入状況
(3) 生産体制と投資動向(2017年Q2時点)
3) カメラモジュールの事業状況
(1) 販売数量/金額
(2) 地域別出荷動向(中国国内/中国国外市場)
(3) 主要販売先
4) 製品動向
(1) 製品ロードマップ
(2) キーデバイス・技術の内製状況
−目次−
I. 総括(1)
1. カメラモジュールのトレンド・ロードマップ(2)
2. スマートフォンにおけるカメラ機能の位置付け(3)
3. デュアルカメラの動向(4)
4. センシングカメラの動向(8)
5. カメラモジュールメーカーの特徴整理(10)
6. 車載カメラ業界の動向(13)
7. 構成デバイスの技術トレンド(15)
II. セット機器市場編(17)
1. スマートフォン(18)
2. 自動車(26)
3. ドローン(30)
4. AR/VR(33)
III. キーデバイス市場編(35)
1. 小型カメラモジュール(36)
2. 車載カメラモジュール(39)
3. イメージセンサー(42)
4. モバイルレンズユニット(47)
5. 車載レンズユニット(50)
6. IRカットフィルター(53)
7. アクチュエーター(56)
IV. 企業事例編(カメラモジュールメーカー)(59)
1. Sunny(60)
2. SEMCO(65)
3. Q TECH(70)
4. Chicony(75)
V. 企業事例編(キーデバイスメーカー)(80)
1. ソニー(81)
2. SK hynix(86)
3. GalaxyCore(91)
4. Largan(96)
5. カンタツ(101)
6. AAC(106)
7. PTOT(111)
8. 水晶光電(116)
9. TDK(121)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
カメラモジュール市場の最新動向調査(2017年)

頒価
550,000円(税抜 500,000円)

発刊日
2017年07月06日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
124ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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