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『2015 LED関連市場総調査』まとまる(2015/4/17発表 第15038号)
LED関連の世界市場を調査
- ■2020年世界市場(2014年比)
- ■白色LEDパッケージ2,460億個(80.6%増)、1兆9,300億円(36.7%増)
マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、TVやタブレット端末、スマートフォンなどのバックライト、照明器具や自動車用光源など、さまざまなアプリケーションで使用されるLED(発光ダイオード)の関連市場を調査した。
その結果を報告書「2015 LED関連市場総調査」にまとめた。この報告書では、アプリケーション(バックライト、照明、自動車用光源、UV)17品目、LEDパッケージ4品目、LEDチップ4品目、チップやパッケージなどの材料・部品16品目を調査・分析した。
- ■調査結果の概要
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■白色LEDパッケージ世界市場
2014年 2020年予測 2014年比 1,362億個 2,460億個 180.6% 1兆4,120億円 1兆9,300億円 136.7% - ■注目市場
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■照明向け白色LEDパッケージ世界市場
2014年 2020年予測 2014年比 570億個 1,450億個 2.5倍
出力0.2W、0.3WのLEDパッケージは放熱対策がしやすいことから直管型ランプ、シーリングライト、一体型の直下型ベースライトなどで使われるが、最近は放熱技術の向上、高出力製品の開発が進み、1Wを超えるLEDパッケージが増加している。出力別では0.5W未満が全体の71%と最も大きなウェイトを占める。1W以上は26%とウェイトは低いが、前年比29.3%増と大きく伸長した。
1W以上のLEDパッケージは、電球、ダウンライト、一体型のエッジ型ベースライト、エクステリア照明器具、屋外照明器具などで使われ、高出力化しやすいCOBタイプの需要が増えている。現在はダウンライト、エクステリア照明器具、屋外照明器具などで使われているが、改良が進むことで、シーリングライトやベースライトでの採用も考えられる。
電気代の安い地域では低消費電力をメリットとするLED照明への関心がやや低いが、世界規模でLED照明の普及が進み、照明向け白色LEDパッケージの市場拡大が予測される。 -
■バックライト向け白色LEDパッケージ世界市場
2014年 2020年予測 2014年比 471億個 467億個 99.2%
LEDパッケージのタイプにはサイドビューとトップビューがあり、スマートフォンをはじめとするモバイル機器では薄型化の要求も強いため、導光板と組み合わせ低背化が可能なサイドビューが採用される。スマートフォン用では、ディスプレイの大型化や高解像度化によりLEDの平均搭載数量が増加し、今後も拡大が予想される。
サイドビュータイプでは高さ0.6mmのパッケージが主に採用されていたが、0.4mmパッケージで高輝度化が進み2015年に大きく採用が増加するとみられる。性能面の課題はクリアしているものの、0.4mm対応の導光板メーカーが限られており、しばらくはハイエンドのみで採用が予想される。既に0.3mmの開発も進んでおり、今後0.4mm以下のパッケージのウェイトが上昇していくとみられる。
一方、トップビュータイプはTV用バックライトが多い。TV用ではディスプレイの大型化が進んでいるものの、LEDの高出力化によって平均搭載数量の減少が進み、横ばいから微減が予想される。LEDの設置方式にはディスプレイの背面に設置する直下型と、サイドに設置するエッジ型がある。大型TVではエッジ型が多いが、4Kテレビを中心とするハイエンドでは画質を重視することから、直下型を採用する傾向が強まっている。また、8Kではこれまで以上の高演色化が求められており、新たにKSF蛍光体の採用が2015年に本格化するとみられる。
内容の詳細につきましては『2015 LED関連市場総調査』をご覧ください。
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- 富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3664-5697(窓口:富士経済グループ広報部)