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『2016年 メディカル・ライフサイエンスケミカルの現状と将来展望』まとまる(2016/2/18発表 第16015号)
“再生医療、バイオ医薬品、検査領域に注目”メディカル・ライフサイエンス関連の国内市場を調査
- ■2019年予測(2015年比)
- ■バイオ医薬品製造関連器材 国内生産、開発が活発化 5,919億円(2.9%増)
■研究・分析関連器材 検査の簡便化などから需要が増加 929億円(5.9%増)
マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、高齢化の進展で、安定した需要が期待されるメディカルとライフサイエンス関連の器具・器材、材料など6分野46品目の市場を調査した。
この報告書では、再生医療材料4品目、人工臓器5品目、医療器材13品目、バイオ医薬品製造関連器材6品目、研究・分析関連器材8品目、素材・原材料10品目について、市場と採用素材の現状、今後の方向性を明らかにした。
- ■調査結果の概要
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■メディカル・ライフサイエンス関連国内市場
2015年 2016年見込 2019年予測 2015年比 全体 5,753億円 5,782億円 5,919億円 102.9% バイオ医薬品製造関連器材 117億円 128億円 159億円 135.9% 研究・分析関連器材 877億円 892億円 929億円 105.9% - 国内では高齢化が進展し、各種メディカル関連需要は堅調である。好調なのは、検査領域であり、簡易的に検査する技術が進んだことや、DNA検査や患者の身辺で行われるPOCT(Point Of Care Testing)市場拡大の影響を受け、関連する製品、素材の需要が拡大している。今後は再生医療材料分野で培養軟骨の高成長が見込まれる。また継続的にバイオ医薬品製造関連器材やPOCT市場、分析関連器材市場は堅調に拡大するとみられる。
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■バイオ医薬品製造関連器材
培養に使用されるシングルユースバッグや培地、合成に使用される核酸合成ビーズ、抗体医薬の初期生成に使用されるアフィニティー担体、血液製剤やバイオ医薬品の製剤化前に使用されるウイルス除去膜、各種液体の回収、保管、調剤の容器として使用されるプロセス用シングルユースパックを対象とした。
バイオ医薬品の国内生産、開発が活発化しており、製造工程に使用される各製品市場が拡大している。今後承認取得が進み、量産開始されることでさらなる市場拡大が期待される。 -
■研究・分析関連器材
ゲノム(DNA、RNA)やたんぱく質、グルコースなどの生体分子の検出、機能解析に用いる製品を対象とした。
DNA検査などが簡便に行えるようになったことや予防医学の観点から検査需要は拡大している。応用用途として分析結果を活用した創薬開発などが活発に行われており、今後市場規模の押し上げが期待される。 - ■注目市場
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■マイクロ流路チップ【研究・分析関連器材】
2015年 2016年見込 2019年予測 2015年比 264億円 273億円 291億円 110.2%
市場は大学や研究機関向けと、電気泳動装置などを持つ装置メーカー向けに分けられる。15年ほど前から使用されてきたが、近年は大量処理需要の増加から、装置向けの市場が拡大している。今後も創薬研究やバイオ研究需要の増加により、市場の拡大が期待される。
内容の詳細につきましては『2016年 メディカル・ライフサイエンスケミカルの現状と将来展望』をご覧ください。
- ■報道関係のお問い合わせは
- 富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3664-5697(窓口:富士経済グループ広報部)