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『2017年 メディカル・ライフサイエンス用ポリマー市場の現状と将来展望』まとまる(2017/5/18発表 第17043号)
メディカル・ライフサイエンス分野向けに展開される素材市場にフォーカス…メディカル・ライフサイエンス用ポリマー市場を調査
- ■2020年市場予測(2016年比)
- ■COP・COC(樹脂):40億円(21.2%増)プレフィルドシリンジで需要増加
■PA系熱可塑性エラストマー(エラストマー):9.2億円(15.0%増)カテーテルを中心に需要増加
マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、メディカル・ライフサイエンス分野向けに展開される素材市場にフォーカスし、樹脂・エラストマー・生物由来を対象としたポリマー市場を調査した。
その結果を報告書「2017年 メディカル・ライフサイエンス用ポリマー市場の現状と将来展望」にまとめた。
この報告書では、メディカル・ライフサイエンス用ポリマーとして樹脂21品目、エラストマー8品目、生物由来3品目の計3カテゴリー32品目を抽出し分析、将来を予測した。
- ■調査結果の概要
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■メディカル・ライフサイエンス用ポリマーの国内市場
※2017年は見込、2018年以降は予測 - 市場は2016年、17万トン(前年比100.0%)、753億円(前年比99.1%)となった。医療器具などの用途製品は成熟市場が多いことから、各ポリマー市場は品目間で成長性に多少の差があるものの、全体では、ほぼ横ばいとなっている。
- ■注目市場
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■COP・COC(樹脂)
2017年見込 2016年比 2020年予測 2016年比 35億円 106.1% 40億円 121.2% -
■PA系熱可塑性エラストマー(エラストマー)
2017年見込 2016年比 2020年予測 2016年比 8.3億円 103.8% 9.2億円 115.0% -
■PU系熱可塑性エラストマー(エラストマー)
2017年見込 2016年比 2020年予測 2016年比 2.0億円 105.3% 2.1億円 110.5% -
■セルロース(生物由来)
2017年見込 2016年比 2020年予測 2016年比 191億円 100.5% 194億円 102.1%
2016年の市場は、190億円(前年比100.5%)となった。市場は近年横ばいとなっている。医薬品補助材向けでは、セルロース誘導体の物性に応じて用途ごとで使い分けが行われ、需要は安定している。医薬品包装向けは、セロハンからPETフィルムにシフトしていることから需要は微減している。今後もこの傾向は続くとみられるが、一定の実績をあげていることから、長期的に市場をみた場合下げ止まると予想される。
内容の詳細につきましては『2017年 メディカル・ライフサイエンス用ポリマー市場の現状と将来展望』をご覧ください。
- ■報道関係のお問い合わせは
- 富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3664-5697(窓口:富士経済グループ広報部)