−はじめに− |
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- 目前に迫った第三世代携帯電話方式で高速化するモバイルインターネット市場に向け、インフラ、ソフト/ハードウェア、コンテンツ、キャリア業界が各々の市場確立を目指し動き始めている。
インフラではブロードバンドによる高速大容量データ通信網、端末ではハードウェアの多様化、ソフトウェア・ソリューションの採用、コンテンツでは動画、音楽等エンターテインメント・コンテンツを始めとした配信データの高度化等、次世代方式における携帯電話の可能性は大きく広がると見られている。
- 各通信事業者は、携帯端末で提供されるサービス・コンテンツを充実させることにより、自社回線の付加価値を高め、加入者数増加を図っている。
最近市場投入され、話題となっているカメラ付き携帯電話もそのひとつであり、今後は「音楽が聞ける」「ニュースが見られる」「缶ジュースが買える」「ビデオ録画予約ができる」など、多様なサービスが登場し、それに対応し、幅広いコンテンツが提供されるものと考えられる。
- このような状況を鑑みると、携帯電話の形態も、従来のオーソドックスな形のもから、特定のサービス/コンテンツに対応した機種、ターゲット層を特定した機種など、様々なものが登場してくると予想できる。
- 今後の携帯端末、サービス、コンテンツは、それぞれが相互に関わり合い、新しい形を生み出していくものである。
- しかしながら、多様化・高機能化をキーワードに語られる携帯電話の将来像は、諸説飛び交いながらも、未だに明確なイメージができないでいる。通信規格の分裂、実効通信速度の不安、端末・デバイス開発の困難さ等のためである。
- 本レポートは、各キャリア、コンテンツ事業者の事業戦略、端末、デバイスメーカーの企画/開発動向、通信規格の動向等、関連分野を総括的に調査し、携帯電話関連業界の課題と理想の決着点について考察することで、次世代携帯電話のイメージを明確化、マーケットにおけるマジョリティを予測し、関連企業各社の事業戦略における戦略的データの提供を目的としている。
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−調査目的− |
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- 次世代携帯電話におけるトラフィック市場、ハードウェア市場、サービス市場を定量的に予測、関連企業各社の事業戦略における戦略的データを提供する。
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−調査対象− |
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- 1)通信事業
- (1)帯電話通信規格・インフラ
(2)データ通信
(3)サービス
(4)端末
- 2)コンテンツサービス
- (1)エンターテインメント
(2)ビジネス
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- 3)携帯電話端末、デバイス
- (1)端末
(2)デバイス
- プロセッサ
- メモリ
- ディスプレイ
- カメラモジュール
- インターフェイス
- バッテリー
4)携帯電話ソフトウェア、ミドルウェア、OS
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−目次− |
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()内は掲載ページ
- 1. 通信速度ロードマップ(12)
- 2. IMT2000の概念(14)
- 3. IMT2000への取り組み(16)
- 4. 世界のインフラ動向(18)
- 5. 通信事業者の動向(20)
- 6. 地域別市場分析(21)
- 7. 通信事業者シェア(36)
- 8. ワイヤレス・ネットワーク概念図(37)
- 1. IMT2000の現状(38)
- 2. 各社の事業戦略(40)
- 3. IMT2000の展開(47)
- 4. 端末(49)
- 5. 通信料金(51)
- 6. 海外のキャリア(53)
- 企業事例
- NTTドコモ(56)
KDDI(69)
J-フォン(78)
DDIポケット(85)
- 1. IMT2000におけるコンテンツの方向性(92)
- 2. コンテンツの動向(95)
- 1)音楽(95)
2)ゲーム(100)
3)放送(104)
4)グループウェア(109)
企業事例 |
- −音楽−
- エイベックス(115)
日本コロムビア(119)
- −ゲーム−
- コナミ(121)
ナムコ(124)
ドワンゴ(127)
- −放送−
- 日本テレビ(130)
TBS(133)
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- −グループウェア−
- ロータス(136)
日立製作所(139)
サイボウズ(142)
- −その他の事業者−
- ヤフー(145)
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- 1. 携帯電話開発ロードマップ(148)
- 2. 規格別・市場規模推移と予測(1999-2005)(151)
- 3. スタイル別・市場規模予測(2001-2005)(153)
- 4. メーカーシェアと事業の方向性(155)
- 5. スタイル別・搭載デバイス動向(158)
- 6. ビジネスモデル(163)
- 7. モバイル・ネットワーク関連図(164)
- 8. 携帯電話周辺/関連機器市場規模と動向(165)
- 9. デバイス別市場規模/予測(1999-2005)(168)
- 10. デバイス別アプリケーション/開発動向(172)
- 11. ハードウェア適用/開発の課題(176)
- 12. 携帯電話の応用事例(178)
個別事例(製品/メーカー個票) |
1)デバイス
- Power Amp(182)
- CPU/DSP(191)
- Flash Memory(199)
- Flash Memory Card(209)
- C-MOS Image Sensor(219)
- Bluetooth(228)
- ディスプレイ(237)
- リチウム2次電池(247)
2)端末メーカー
- Ericsson(257)
- ソニー(260)
- シャープ(263)
- カシオ計算機(266)
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3)デバイスメーカー
- RF Microdevice(Power Amp)(269)
- Texas Instruments(CPU/ DSP)(271)
- Intel(Flash Memory)(274)
- 富士通(Flash Memory)(277)
- 日立製作所(Memory Card)(280)
- 東芝(Memory Card)(283)
- Agilent Technologies(C-MOS Image Sensor)(286)
- ST Microelectronics(C-MOS Image Sensor)(289)
- National Semiconductor(Bluetooth)(292)
- シャープ(TFT-LCD)(296)
- 東芝(LPS-TFT)(299)
- 東北パイオニア(OELD)(302)
- 三洋電機(2次電池)(305)
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- 1. OS、ミドルウェア、ソフトウェア/記述言語の関連図(308)
- 2. 特徴、技術(308)
- 3. 今後の採用動向(316)
()内は掲載ページ
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