現在道路整備は小泉内閣の成立による財政の見直し、道路公団の改革などの実施により大きく転換点を迎えている。高速道路や国道の建設を行うなど、従来のような新設道路の整備は難しくなってきている。
一方で既存の道路では、都市のヒートアイランド現象、交通安全対策の高度化、橋梁やトンネルといったコンクリート構造物の老朽化などの問題点に対する対策が迫られている。
こうした背景の影響から、各道路管理者サイドでは、道路の新設から既存道路の補修・保全及び延命化、高機能化に重点を置いているといえる。
そこで2004年版「道路関連市場の現状と将来展望」では、ヒートアイランド対策品、交通安全資材、道路・橋梁・トンネルの補修・保全資材を中心に取り上げ、既存道路の高度化に貢献する製品の市場動向を把握した。
2004年版「道路関連市場の現状と将来展望」では、こうした変革を確実に把握する為市場分析を徹底し、新たな展開を見せる道路関連市場の現状と今後の方向性を明確化する目的で本調査資料を発行いたしました。
本調査資料が関連各位の事業計画策定や製品開発、マーケティング活動等より多くの方々にご活用いただけるものと存じます。
当調査レポートはヒートアイランド対策、既存道路構造物の延命化、高機能化の重要度が増す道路関連資材46品目を取り上げ、市場動向、メーカー動向、用途動向、海外動向、研究開発動向等の情報収集及び実態把握をし、集計・分析を行なうことで、道路関連市場の今後の方向性を明確化することを目的とした。