◆市場調査レポート：2005年12月06日発刊

2006年版 ITS関連市場の現状と将来展望

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ITS新ステージへのロードマップ総調査
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−調査の背景−
  • ITSの開発テーマである自動料金収受システム（ETC）、DSRC（専用狭域通信）が普及し始めてきており、その他カーナビゲーションシステムの高度化、安全運転の支援に対するITSの取り組みが活発に行われてきている。2004年の10月には、名古屋でITS世界会議が行われ、ITS専門家中心から脱皮した市民参加の会議となり、市民レベルでのITS認知度が向上し、ITSの更なる普及が期待されることとなった。また、2005年に行われた国際博覧会「愛・地球博」においても、会場までの移動手段にITS技術が多用され、スムーズな移動が実現されていた。
  • 現在のクルマは、走行面とユーティリティの面でほぼ完成の域に達してきた。そのクルマを次のジェネレーションへと進化させることが“ITS”の技術であると言える。そのネクストジェネレーションカー及びシームレスな移動の実現を目指して自動車メーカー、電機メーカー、部品メーカーをはじめとした民間企業と、国土交通省や警察庁などの官が協力しあい、共同開発や実証実験などが盛んに行われるようになってきた。
  • このようなテーマのもとITSは新ステージへと突入しようとしている。2008年を目標に掲げていたDSRCサービスの普及も実現に向けて着実に動き出している。DSRCの規格がほぼまとまりつつあり、あるメーカーでは車載器の量産体制に目処がついたとも話している。
  • ITSが進んでいないと言われていた背景には、次世代のITSサービスを確実に普及させる実証実験や標準化活動などの検証を行っていたことが挙げられる。次世代のITSサービスを実現する技術要素は既に揃っている。それをどのように活かしてアプリケーションを構築していくのか、どのようにしてユーザーに受け入れられるものとしていくのか、それらを模索していた時期であった。
  • しかし、これらの影ながらの活動が実を結びつつあり、今後ITS関連のシステムやサービスが多様に展開されていくことが想定される。
  • 今回の調査レポートでは、普及の兆しが見えてきたITS新ステージをロードマップという形で予測して、車両側の関連デバイス、インフラ、サービス別に、各々の関連性を捉え、通信技術や想定されるコンテンツ、キーテクノロジーの将来予測を行うことをポイントとして調査を行った。
    関連企業・キーマンからのインタビュー、社内データを基に富士キメラ総研が提言するロードマップを作成いたしましたので、本調査が今後のITS事業の参考資料として、関係各位にご活用頂けるものと確信しております。
    尚、本資料作成にあたり、ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

−調査目的−
  • 今回の調査レポートでは車と社会とのつながりをテーマとして、車両側の関連デバイス、インフラ、サービス別に、各々の関連性を捉え、通信技術や想定されるコンテンツ、キーテクノロジーの将来予測を行うことを目的とした。
  • 関連企業・キーマンからのインタビュー、社内データを基に富士キメラ総研が提言するロードマップを作成した。

−調査対象品目−
車載機器14品目
インフラ8品目
システム・サービス18品目

−調査項目−
■車載機器・インフラ
1. 製品の定義・概念
2. 当該製品とITSの関連図
3. 参入企業と取り扱い製品
4. 市場規模推移（2003年〜2012年 国内／WW実績・予測）
5. メーカーシェア（2005年国内／WW実績）
6. ITSロードマップ
7. 主要企業の開発動向
8. 海外でのITS利用動向
9. 今後の市場展開
■システム・サービス
1. システム・サービスの概要
2. システム・サービスの種類と内容
3. 市場規模推移（2003年〜2012年 国内実績・予測）
4. メーカーシェア（2005年国内実績）
5. ITSロードマップ
6. 主要企業・団体の開発動向
7. 海外での類似サービス動向
8. 今後の市場展開
■先進企業事例
1. 会社概要
2. 取り扱い製品・サービスの概要
3. 開発中製品・サービスの概要
4. ITSロードマップ
5. 外部機関との提携・協力
6. 今後の見通しに関する見解

−調査対象先−
  • 電装品メーカー、自動車メーカー等、情報通信／ソフトメーカー、コンテンツホルダー、クレジット会社、他（なお上記の調査対象先企業から10社を選択し、ITSへの個別の取り組み事例を具体的に記載した）
−目次−
I. 総括・集計編（1）
1. ITS当該対象品目の集計（3）
1) 全体（3）
2) 車載機器（4）
(1) 当該対象品目の国内販売市場規模推移（2003年〜2012年）（4）
(2) 品目別市場規模推移及びロードマップ（6）
3) インフラ（13）
(1) 当該対象品目の国内販売市場規模推移（2003年〜2012年）（13）
(2) 品目別市場規模推移及びロードマップ（14）
4) システム・サービス（18）
(1) 当該対象品目の国内販売市場規模推移（2003年〜2012年）（18）
(2) 品目別市場規模推移及びロードマップ（19）
2. ITSを取り巻く通信技術ロードマップ（25）
1) ITSを取り巻く通信技術（センサ含む）のイメージ（25）
2) ITS関連の各種無線メディア（27）
3) 通信技術の比較（29）
(1) 無線LAN vs DSRC（29）
(2) 無線LAN vs 携帯電話網（30）
(3) 電波ビーコン vs 光ビーコン vs DSRC（31）
3. ITSに関わるコンテンツ動向（32）
1) テレマティクスにおけるコンテンツ・サービス展開（32）
2) ITSへの応用の可能性（33）
II. 市場編（35）
1. 車載機器（37）
1) カーナビゲーションシステム（39）
2) カーナビゲーションソフト（51）
3) GPS受信機（55）
4) ETC／DSRC車載器（61）
5) レーダーセンサ（69）
6) 車載カメラ（75）
7) 電子キーシステム（81） 		8) Bluetoothモジュール（86）
9) 音声認識（91）
10) 画像認識（95）
11) 車載LAN（100）
12) X-by-Wire（105）
13) LED（110）
14) 無線ICタグ（114）
2. インフラ（119）
1) ETC路側システム（121）
2) DSRC路側アンテナ（128）
3) 光・電波ビーコン（132）
4) 路側カメラ（137） 		5) 車両感知器（141）
6) 光ファイバ（144）
7) レーンマーカ（148）
8) LED信号機（152）
3. システム・サービス（157）
1) カーナビ向け通信サービス（159）
2) 緊急通報サービス（164）
3) 車両盗難防止サービス（168）
4) VICS（172）
5) DSRC応用サービス（177）
6) 路車協調安全運転支援システム（184）
7) プローブ情報サービス（188）
8) 衛星測位システム（193）
9) 位置情報サービス（198） 		10) 入出門管理システム（204）
11) 運行管理・物流システム（207）
12) 無線ICタグ利用サービス（214）
13) DSRC駐車場管理システム（218）
14) パーク＆ライド（223）
15) カーシェアリング（225）
16) ロードプライシング（229）
17) 携帯機器向けITSサービス（234）
18) 可視光通信（238）
4. 先進企業事例（243）
1) トヨタ自動車（245）
2) 日産自動車（249）
3) 本田技研工業（253）
4) 松下電器産業（257）
5) 三菱電機（260）
 6) 日本電気（263）
7) 日立製作所（266）
8) デンソー（268）
9) NTTドコモ（272）
10) KDDI（276）
III. 資料編（279）
1. ITSの開発ロードマップ（281）
2. 海外のITS（285）
3. 地域のITS（289）
4. 行政の動きと法規制の変化（294）
5. 規格の標準化動向（298）
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2006年版 ITS関連市場の現状と将来展望

頒価
106,700円（税抜 97,000円）

発刊日
2005年12月06日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
301ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研　第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490　FAX. 03-3241-3491

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