◆マルチクライアント調査レポート:2006年05月10日発刊
色素増感型太陽電池の現状と将来予測
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色素増感型太陽電池を中心とする次世代太陽電池の将来展望 |
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- ■このレポートには以下の最新版があります
- 有機系太陽電池の現状と将来予測 (刊行:2009年12月10日)
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- DX/サステナブル社会における有機エレクトロニクスの将来展望 2022 (刊行:2022年02月24日)
−調査の背景− |
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- 近年、既存のシリコン系太陽電池より、シリコンを使わない安価で高性能である次世代の太陽電池の開発が活発化している。特に、色素増感型太陽電池は現在、大学及び企業関係の開発が活発化しており、2006年以降、建材用途、小型電源関係を中心に製品化及び販売が開始される見込みである。又、2010年前後には屋根向けの製品が市場投入される見込みである。更にはキー部材である電極、色素、電解液を中心に今後、材料メーカー、デバイスメーカーの開発が一層、活発化する見込みである。
- 色素増感型太陽電池は、製造コストが従来の太陽電池より安く、又、原材料の資源的制約が少ない事から、様様な目的や用途にあった製品開発が可能であり、クリーンな点も特徴である。又、有機半導体技術を使った有機薄膜太陽電池は従来の太陽電池と比較して、軽い、柔らかい、低コストといった特徴を持ち、将来はシリコン系では困難な用途であるモバイル製品のバッテリー源として、期待されている。
- ただし、当該製品は上記のようにメリットも多いが(1)寿命が短い(2)変換効率が低い(3)安定性(4)耐久性など課題、問題点も多く、その為、ここ1〜2年、技術面、コスト面の課題解決の為、業種の枠を越えたアライアンス及び技術開発が加速している。
- 本調査では、以上の市場背景を踏まえて、色素増感型太陽電池の関連材料毎の詳細な開発動向、開発目標の他、アライアンス状況及び電極、色素、電解質など新規材料の可能性を含めた関連材料の需要予測を中心に調査、分析を行い、次世代太陽電池の中長期的な研究開発、事業開発テーマの探索/選定、及び販売戦略の立案をされる際の、有効なデータを提供する事を目的とした。
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−調査目的− |
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- 本調査では、色素増感型太陽電池を中心とした次世代太陽電池の産官学の詳細な開発動向、開発目標の他、アライアンス状況及び関連材料の課題、問題点及び新規材料の可能性を含めた関連材料の需要予測を中心に調査、分析を行う事で、次世代太陽電池の中長期的な研究開発、事業開発テーマの探索/選定、及び販売戦略の立案をされる際の、有効なデータを提供する事を目的とした。
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−調査対象− |
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- 1) 調査対象製品
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- (1) 色素増感型太陽電池及び競合次世代太陽電池(有機薄膜太陽電池、CIS太陽電池)
- (2) 次世代太陽電池の関連材料
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(a) シール材
(b) 酸化チタン(チタニア)
(c) ヨウ素電解液
(d) 基板
(e) 色素
- 2) 調査対象先(トータル21件)
- (1) 次世代太陽電池及び関連材料の開発中の企業(16件)
- (2) 次世代太陽電池及び関連材料の大学及び研究機関(5件)
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−目次− |
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- A. 総括(1)
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- 1. 全体市場の概要及び動向(1)
- 2. 市場鳥瞰図(4)
- 3. タイプ別主要材料の技術開発動向の概要(9)
- 4. 次世代太陽電池の市場規模予測(ワールドワイド:〜2015年)(11)
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1) 全体(11)
2) タイプ別(13)
3) 用途別(14)
4) 従来の太陽電池、エネルギーとの競合及びすみ分けの方向性(15)
- 5. タイプ別製造プロセスの種類と今後の方向性(17)
- 6. 主要関連材料の将来展望(19)
- 7. 主要参入企業、関連大学、研究機関の動向及び当該市場に対する見解(22)
- 8. 特許関連の動向(33)
- B. 主要関連材料の市場分析編(39)
- 1. 基板(39)
- 2. 酸化チタン(チタニア)(45)
- 3. 色素(50)
- 4. ヨウ素電解液(57)
- 5. シール材(62)
- C. 主要企業、大学、公的機関別事例(トータル21件)(66)
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- 1. 次世代太陽電池及び関連材料の開発中の企業(16件)(66)
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1) 次世代太陽電池の開発中の企業(5件)(66)
2) 次世代太陽電池関連材料の開発中の企業(11件)(81)
- 2. 次世代太陽電池及び関連材料の大学及び研究機関(5件)(107)
- D. 参考データ
- 1) 太陽電池のロードマップ(123)
- 2) 色素増感太陽電池のコスト(124)
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