◆マルチクライアント調査レポート:2008年07月14日発刊
光学レンズ用ポリマーの市場調査
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リフロー用耐熱レンズや次世代DVD用レンズの動向及び各種既存用途別の市場予測 |
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−調査の背景− |
- 現在、さまざまなデジタル機器に小型カメラが搭載されています。代表的なものに携帯電話がありますが、これ以外にもゲーム機、PC、モニタなどで搭載が進んでおり、小型カメラの市場はさらに広がると予測されます。
- 小型カメラの民生機器への搭載は、2000年前後に携帯電話にカメラが搭載され始めたのがきっかけとなっています。背景には、成形性と量産性に優れたプラスチックレンズの登場があります。プラスチックレンズは、その優れた成形性を活かして非球面形状に加工され、機器の小型化に貢献しています。
- プラスチックレンズの性能を大きく左右するのは樹脂材料ですが、近年この材料の進歩がめまぐるしく進んでいます。従来はガラスレンズの領域だった性能に樹脂レンズが迫りつつあり(耐熱・耐光性・高屈折など)、さまざまな光学機器に大きな影響を与える可能性が出てきています。
- 光学レンズ用ポリマーの市場は、2007年では7,500tの市場規模となっております。大量生産・低コストが求められる用途を中心に需要が増加しておりますが、今後はこうした特長以外の付加価値を持った樹脂の登場が期待され、市場はさらに拡大するものと見られます。
- 本調査では光学ポリマーメーカー、レンズメーカーの動向やセット機器の光学トレンドを明らかにすることにより、プラスチックレンズ及びその材料の市場予測を行うことを目的とします。関係各位が今後の事業戦略を立案展開されるにあたり、この資料を役立てていただくことを説に望むものであります。
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−調査目的− |
- プラスチックレンズは、CDプレーヤ用光学部品として注目され、各種光学系のコンパクト化、低コスト化に貢献するということで、用途を拡大してきました。現在は光ピックアップ向けの市場に加え、カメラ付携帯電話向けが増加しており、新規用途の市場拡大が注目されています。
- プラスチックレンズの特徴として、高い量産性と複雑な形状の成形が可能な点などが挙げられます。一方で、ガラスに比べると光学特性の点で劣り、材料の種類も少ない点が課題です。しかし近年、各材料メーカーから革新的な材料が次々と上市されており、プラスチックレンズ市場の広がりが進んでいます。
- 本調査では、セット機器やその光学系のトレンドを明らかにすることにより、プラスチックレンズ及びその材料の将来市場を明らかにすることを目的とします。
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−調査対象− |
- 1. レンズ
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1) プラスチック非球面レンズ
2) ガラスレンズ(モールド・球面)
- 2. アプリケーション機器
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1) 携帯電話
2) DSC/DVC
3) 車載カメラ
4) 監視カメラ
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5) プロジェクタ
6) OA機器
7) OPU
8) その他光学機器
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- 3. 各種光学樹脂材料
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−目次− |
- 1. 総括(1)
- 2. 携帯電話におけるリフロー対応の動向(5)
- 3. 光ピックアップにおけるBD用対物レンズの動向(7)
- 4. 光学レンズ用ポリマー市場(8)
- 5. 種類別レンズ市場規模推移・予測(11)
- 6. プラスチックレンズ市場(13)
- 7. ガラスモールドレンズ市場(16)
- 8. アプリケーション個票(19)
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8-1 携帯電話(19)
8-2 DSC(26)
8-3 ビデオカメラ(32)
8-4 車載カメラ(38)
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8-5 監視カメラ(44)
8-6 プロジェクタ(50)
8-7 レーザービームプリンタ(57)
8-8 光ピックアップ(63)
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- 9. 光学ポリマー材料メーカー個票(5社)(69)
- 10. レンズメーカー個票(15社)(94)
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