- ■このレポートには以下の最新版があります
- 2019年 メディカル・ライフサイエンスケミカルの現状と将来展望 (刊行:2019年05月22日)
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- 2023年 パッケージングマテリアルの現状と将来展望 (刊行:2023年07月26日)
- 2021年 素材関連企業の次世代ヘルスケア・ライフサイエンス事業戦略分析 (刊行:2021年08月25日)
- After/Withコロナで期待される内装環境・空間環境における抗ウイルス製品市場の将来展望 (刊行:2020年12月07日)
−調査の背景− |
- 「ライフサイエンス」の捉え方は、未だ明確化されていない側面もみられるが、文部科学省「科学技術の振興に関する年次報告 平成19年度」では、「ライフサイエンス」とは、「生物が営む生命現象の複雑かつ精微なメカニズムを解明する科学であるとともに、その成果は医療の飛躍的な発展や食料・環境問題の解決につながるなど、国民生活の向上及び国民経済の発展に大きく寄与するもの」と記されている。
- ライフサイエンス分野における我が国の研究水準は、全体として欧米に次ぐ水準であるが、再生医療分野のiPS/ES細胞の研究など、幾つかのカテゴリーでは、欧米と同等、あるいは先行する領域もでてきている。また、国の支援としても、第3期科学技術基本計画における重点4分野(ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料)の一つとして、優先的な資源配分が行われつつ、研究開発が進められている。
- 脳科学研究の推進、幹細胞・再生医学研究、タンパク質/ゲノム解析研究の加速など、ライフサイエンス研究全体の推進は、間もなく本格的な少子高齢化社会を迎える我が国において、必要不可欠であるとともに、環境・新エネルギー産業などとともに、新たに成長が期待される市場分野となりうる可能性を大いに秘めている。
- 本調査企画では、次世代の有望成長市場と目されるライフサイエンス分野における原材料、チップ・デバイス等の部材を抽出し、品目別の現状の研究・開発動向、市場形成の状況、及び市場創生・拡大がもたらす影響等を把握、明確化することを目的とした。
- 本調査レポートが関連企業の経営、研究、製造、販売等、マーケティング全般において御活用頂けるものと確信している。
|
−調査目的− |
- 本調査レポートでは、主に先端医療・医薬、化粧品、機能性食品関連をライフサイエンス分野の対象とし、さらに、当該分野に使用される原材料、チップ・デバイス等の部材をライフサイエンスケミカルと称し、調査対象とした。そして、品目別に市場形成状況、用途展開状況、研究開発状況、市場創生・拡大が及ぼす影響等の観点から市場分析を行うことで、ライフサイエンスケミカル市場の今後の方向性を明確化することを目的とした。
|
−調査品目− |
- 計40品目
-
再生医療(8品目)、人工臓器・整形材料(5品目)、生体適合材料(6品目)、プロテオミクス/ゲノミクス(4品目)、試薬・診断薬(3品目)、バイオ医薬関連(8品目)、その他(6品目)
分類 | 品目名 |
再生医療 | 皮膚、軟骨、角膜、心筋、食道、歯周組織、ヒト細胞、iPS細胞/ES細胞 |
人工臓器・整形材料 | 人工心臓、人工腎臓、人工肺、人工骨、人工皮膚 |
生体適合材料 | コラーゲン、ゼラチン、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリ乳酸(PLA)、抗血栓性コーティング剤、自己組織化膜 |
プロテオミクス/ゲノミクス | プロテインチップ、DNAチップ/マイクロアレイ、糖鎖精製キット、SPR免疫センサー |
試薬・診断薬 | 診断薬用微粒子、試薬キット(インフルエンザ抗原迅速検査キット)、診断薬用酵素 |
バイオ医薬関連 | ペプチド、特殊アミノ酸、キラル化合物、抗体医薬用アフィニティゲル、分取・分析用カラム、バイオ医薬製造用培地、細胞培養容器・基材、核酸合成用ビーズ(核酸固相合成用支持担体) |
その他 | グルコースセンサー、マイクロカプセル、リン脂質(DDS用)、コエンザイムQ10、グルコサミン、アスタキサンチン |
|
−調査ポイント− |
1. 製品・技術概要
2. 主要参入企業/研究機関一覧
3. 主要研究開発・取組み事例の抽出
4. 市場規模推移予測(2008年〜2020年予測)
5. ターゲット/想定用途の動向
|
6. 価格動向
7. メーカー動向
8. 採用素材動向
9. 市場創生が及ぼす影響
10. 今後の方向性
|
|
−目次− |
- I. 総合分析編(1)
-
- 1. ライフサイエンスケミカル市場の概要(3)
-
1) ライフサイエンスケミカルの適用例(3)
2) ライフサイエンスケミカル市場の現状と将来予測(5)
- 2. ライフサイエンス市場の創出背景、形成・拡大による影響(7)
-
1) 歴史的経緯・背景(7)
2) 市場形成・拡大が及ぼす影響(8)
- 3. ライフサイエンスケミカル市場の現状と今後の動向(9)
-
- 1) 市場規模推移(2008年〜2020年予測)(9)
- 2) 主要分野別の動向(11)
-
A) 再生医療(11)
B) プロテオミクス/ゲノミクス(17)
C) 試薬・診断薬(24)
D) DDS(ドラッグデリバリーシステム)(29)
E) バイオ医薬品(34)
- 3) 品目別成長要因・成長阻害要因(38)
- 4. 品目別採用素材・要素技術動向(41)
-
1) 採用材料(41)
2) 要素技術(46)
- 5. 関連装置概要(48)
-
1) DNAチップ解析装置(DNAアレイスキャナー)(48)
2) DNAシーケンサー(49)
- 6. 主要各国のライフサイエンス分野の研究状況(50)
- 7. 日本の人口動態、医療保険制度、傷病の状況(53)
-
1) 人口推移・将来推計、及び少子高齢化動向(53)
2) 我が国の平均寿命の推移(54)
3) 主要傷病別患者数推移(55)
4) 医療保険制度の概要(56)
5) 国民医療費の動向(57)
- 8. 国家プロジェクト・プログラムの現状(58)
-
1) ライフサイエンス研究全体の動向(58)
2) 主要研究分野別の概要と取り組み動向(60)
- II. 集計編(61)
-
1. 主要参入企業・研究機関一覧(63)
2. 市場規模推移及び予測(2008年〜2020年予測)(73)
3. 品目別メーカーシェア(2010年)(77)
4. 品目別価格一覧(80)
5. 品目別研究開発・技術動向(81)
- III. 品目別市場編(87)
-
A. 再生医療(89)
1. 皮膚(91)
2. 軟骨(96)
3. 角膜(101)
4. 心筋(107)
|
5. 食道(110)
6. 歯周組織(113)
7. ヒト細胞(116)
8. iPS細胞/ES細胞(121)
|
B. 人工臓器・整形材料(129)
9. 人工心臓(131)
10. 人工腎臓(138)
11. 人工肺(145)
|
12. 人工骨(152)
13. 人工皮膚(159)
|
C. 生体適合材料(165)
14. コラーゲン(167)
15. ゼラチン(170)
16. ポリエチレングリコール(PEG)(174)
|
17. ポリ乳酸(PLA)(178)
18. 抗血栓性コーティング剤(181)
19. 自己組織化膜(185)
|
D. プロテオミクス/ゲノミクス(189)
20. プロテインチップ(191)
21. DNAチップ/マイクロアレイ(196)
|
22. 糖鎖精製キット(203)
23. SPR免疫センサー(209)
|
E. 試薬・診断薬(213)
24. 診断薬用微粒子(215)
25. 試薬キット(インフルエンザ抗原迅速検査キット)(221)
|
26. 診断薬用酵素(226)
|
F. バイオ医薬関連(231)
27. ペプチド(233)
28. 特殊アミノ酸(237)
29. キラル化合物(240)
30. 抗体医薬用アフィニティゲル(242)
|
31. 分取・分析用カラム(246)
32. バイオ医薬製造用培地(250)
33. 細胞培養容器・基材(255)
34. 核酸合成用ビーズ(核酸固相合成用支持担体)(260)
|
G. その他(265)
35. グルコースセンサー(267)
36. マイクロカプセル(273)
37. リン脂質(DDS用)(278)
|
38. コエンザイムQ10(283)
39. グルコサミン(288)
40. アスタキサンチン(295)
|
|
|