◆マルチクライアント調査レポート:2011年03月25日発刊

太陽熱発電ビジネスにおける企業戦略及びアライアンス調査

次世代の再生可能エネルギーとして注目される太陽熱発電(CSP)の市場性や参入可能性を探る
−調査の背景−
  • 太陽熱発電(Concentrated Solar thermal Power、以下CSP)は、サンベルトと呼ばれる直達日照強度(DNI)の高い地域に設置することが相応しい発電システムです。具体的にはスペイン、北アフリカや南アフリカ、中東地域、アメリカ合衆国(西海岸)、南米(チリ中心)、オーストラリア、インド、中国の辺りが相応しいといわれています。
  • 現在はスペイン中心のマーケットとなっており、スペインが市場の6割を占めています。世界的に見ればスペインよりもCSPに相応しい地域は沢山ありますが、同国では政策的(FIT)にCSPを増やしているという事情があります。
  • スペイン以外の地域も含め、現在のCSP市場は政策的な要因で拡大が続いています。つまりCSPは太陽電池と同様、既存の発電方式に比べると高コストにも関わらず、各種の政策により援助され導入が続いているのです。背景には再生可能エネルギーを増加させるための世界的な潮流があります。
  • この潮流が今後も継続していくことは確実と見られますが、他の再生エネルギー市場と同様に、CSP市場も様々な経済情勢の変化に影響を受けることが予想されます。このような変化のなかで市場競争を勝ち抜くためには、コストダウンやノウハウの蓄積が必要となります。この点は電気製品や食品などの同様に、通常の市場原理が働くこと変わりはありません。現在、立ち上がり期を迎えているCSPが今後順調に拡大していくためには、これらの進歩が欠かせないと言えます。現在、様々な企業が、拡大しつつあるCSP市場に参入し、事業を起こし始めています。
  • 本調査ではCSPに関連する事業社、プラントメーカー、各種部材・機器メーカー、の動向や提携関係などを明らかにすることにより、CSP市場の現状と将来展望を行うことを目的としています。関係各位が今後の事業戦略を立案展開されるにあたり、この資料を役立てていただくことを説に望むものであります。
−調査目的−
  • 2009年11月に発表された「DESERTEC」計画と呼ばれる大規模な発電プロジェクトが動き出しています。この計画は、サハラ砂漠地域を中心に設置された太陽熱発電設備などによって、北アフリカ地域及び欧州地域に電力を供給するという壮大なもので、2050年までに欧州と中東地域での電力需要の 15%を賄うこととしています。
  • 太陽熱発電は、太陽光発電に比べ低コストであること、温室効果ガスが発生しないこと、高効率であることなどから、注目度が高まっている発電システムであり、市場の拡大が期待されています。上記の「DESRTEC」に加え幾つかの大きなプロジェクトが新規に計画されています。
  • 当計画には、SIEMENSやSCHOTTなどのエレクトロニクス関連企業も参加しています。太陽熱発電設備向けに受光器・ミラーや発電・送電関連技術の供給を担っています。
  • こうした状況を受けて、日本企業の参入も始まっています。2009年9月には三井造船が参入を宣言しています。また、川崎重工業も2010年6月に同じく参入を表明しています。このようなシステムメーカーに加え、関連機器メーカーの取り組みも見られます。反射鏡ではコニカミノルタオプトや旭硝子などの参入が見られます。
  • 本調査では、太陽熱発電システムに関連する様々な企業の事業状況を調査し、業界の現況を明らかにします。またこれにより、太陽熱発電市場の現状と将来性をシュミレーションします。
−調査対象−
1. 調査対象市場…太陽熱発電(CSP)市場
2. 調査対象企業…CSP関連企業
1) 電力会社
2) プラント関連企業
3) CSP用機器メーカー
4) CSP用部材メーカー
−目次−
I. 総括(1)
1. 世界各国におけるCSP市場の予測(2010年、2015年、2020年)(1)
2. CSP市場参入メーカーのポジショニング(2)
3. CSP市場に参入している各企業グループの特徴(4)
II. CSP市場(5)
1. 概要(5)
2. 市場状況(6)
3. メーカー動向(8)
4. 発電方式別の動向(10)
5. 地域別の市場動向(12)
III. スペイン市場の動向(14)
1. スペインにおけるCSP市場の規模推移・予測(2009年〜2020年)(14)
2. スペインにおけるCSPプラント(15)
3. 欧州における主要なCSPに関する主な提携関係(18)
IV. アメリカ市場の動向(19)
1. 米国市場規模推移・予測(2009年〜2020年)(19)
2. メーカー動向(20)
3. タイプ別ウェイト(2010年)(21)
4. アメリカにおけるプラント一覧(22)
V. 日系企業の取り組み状況(24)
1. 日本市場規模推移・予測(2009年〜2020年)(24)
2. メーカー動向(25)
VI. 企業事例(電力会社・プラント関連 11社)(28)
VII. 企業事例(機器・部材関連 10社)(62)
VIII. 部材市場(98)
1. レシーバ市場(98)
2. CSP用ミラー市場(102)
IX. 主要参入メーカー一覧(106)
1. スペイン企業(106)
2. アメリカ企業(107)
3. スペイン以外のヨーロッパ企業(108)
4. アジア、その他企業(109)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
太陽熱発電ビジネスにおける企業戦略及びアライアンス調査

頒価
1,540,000円(税抜 1,400,000円)

発刊日
2011年03月25日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
110ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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