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−調査の背景− |
- 微粉体製品は、微粒子状という形状を生かし、さまざまな素材への添加・充填による高機能化、研磨材としての応用、焼結による成形品など、各種機能付与材料・産業用素材としての応用されている。
- ベースとなる素材にも、無機材料(金属、金属酸化物、セラミックスなど)および有機材料が用いられており、それぞれの材料特性によって電気特性や熱特性、光学的特性、強度などの機能付与が可能である。
- また、粒子径によっても、発現する機能が異なり、近年はナノテクノロジーの進展によって、これまでの微粉体にはない機能を備えたナノマテリアルも開発・上市されている。
- このように微粉体は、ベース素材・粒子径によってさまざまな機能を有し、またその形状を生かし、混ぜ込むなどによって容易に各種素材の高機能化へ寄与することができる。そのため、エレクトロニクスや自動車、環境分野、産業機器、化粧品、ライフサイエンスなど応用用途が幅広いマテリアルである。
- さらに、さまざまな用途において、高機能化・高付加価値化を支えるマテリアルとして注目度が高い市場である。各種産業においてイノベーションを実現するためのキーマテリアルとしても注目されている。
- 特に、近年は材料やデバイスなどの高機能化ニーズが高く、微粉体が果たす役割は年々重要になっている。高機能化・高付加価値化による、海外メーカーとの差別化を進める日系メーカーにとって、微粉体はなくてはならないマテリアルといえる。
- 弊社では、「微粉体」をキーワードに、長年レポートを刊行し続けてきた。用途・産業分野ではなく、素材の形状(微粉)に着目してまとめたレポートは、他に例が少なく、オリジナル性の高いレポートとして好評を得てきた。
- 本調査レポートでは上記背景を踏まえて、前回調査を実施した「2011年 微粉体市場の現状と将来展望」のデータを見直し、主要応用製品の需要動向を踏まえながら、最新の微粉体市場の現状と将来性、用途動向、および材料分析や研究開発状況等を明確化することを目的とした。
- 本調査レポートが関連企業の事業計画策定や製品開発等、マーケティング全般のベースデータとして広くご活用頂けるものと確信している。
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−調査目的− |
- 本調査レポートは、汎用無機、金属、金属酸化物、セラミックス、ポリマー、ナノマテリアルなどの微粉体を対象とし、市場規模、参入メーカーおよびメーカーシェア、サイズや素材、製造工程などの製品/技術動向などを把握することにより、微粉体市場の現状と今後の方向性を明確化することを目的とした。
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−調査品目(51品目)− |
分類 | 品目名 |
汎用無機 | シリカ(結晶・溶融)、フュームドシリカ、活性炭、ゼオライト、炭酸カルシウム |
金属 | アルミニウム粉、ニッケル超微粉、タンタル粉、はんだ粉、銀粉、銅粉、銅超微粉、貴金属粉末(白金、パラジウム)、タングステン、モリブデン |
金属酸化物 | 超微粒子酸化チタン、超微粒子酸化亜鉛、光触媒用酸化チタン、ITOターゲット材、ITO粉末、酸化イットリウム、酸化セリウム(研磨剤) |
セラミックス | アルミナ、ジルコニア(湿式法)、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ホウ素、チタン酸バリウム、中空セラミックスビーズ |
ポリマー | アクリル、ポリスチレン、ポリエチレン、PVC(パウダースラッシュ用)、ポリアミド、超高分子量ポリエチレン、EMMA、PAN、シリコーン、フェノール、ポリウレタン、ベンゾグアナミン・メラミン、フッ素樹脂(低分子量PTFE)、フッ素樹脂(粉体塗料ETFE)、イオン交換樹脂、有機系耐熱微粒子 |
ナノマテ他 | CNT、フラーレン、炭素繊維ミルドファイバー、高純度コロイダルシリカ、セルロースナノファイバー |
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−調査ポイント− |
1. 製品概要
2. 使用材料・製法の概要
3. 主要参入企業一覧
4. 市場規模推移および予測(2010年〜2017年予測)
5. 価格動向
6. 用途動向
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7. メーカーシェア(2013年見込)
8. サイズ別需要構造(2013年見込)
9. 研究開発・技術動向
10. 競合・すみ分け状況
11. 世界の需要構造
12. 今後の方向性
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−目次− |
- I. 総合分析編(1)
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- 1. 微粉体市場概要(3)
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1) 微粉体市場の需要動向(3)
2) 微粉体市場規模推移および予測(2010年実績〜2017年予測)(4)
3) 成長率ランキング(6)
- 2. 分野別需要動向(8)
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1) 汎用無機(8)
2) 金属(10)
3) 金属酸化物(12)
4) セラミックス(14)
5) ポリマー(16)
6) ナノマテ他(18)
- 3. 用途別需要トレンド(20)
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1) 半導体・実装(20)
2) 電子部品(22)
3) FPD(27)
4) LED(29)
5) 自動車(31)
6) LiB(34)
7) 燃料電池(36)
8) 太陽電池(38)
9) 環境浄化(40)
10) 水処理(43)
11) 化粧品(44)
12) メディカル(47)
- 4. 機能別微粉体市場・トレンド(48)
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1) 使用形態別トレンド(48)
2) 訴求機能別トレンド(50)
- 5. 粒子径別微粉体市場動向(52)
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1) 粒子径一覧(52)
2) 粒子径別トレンド・需要構造(54)
3) 粉体製造方法一覧(60)
- 6. 原材料動向(63)
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1) 金属・レアメタル資源分布と調達リスク(63)
2) 有機系資源(石油、石炭、ガス、バイオマス)(67)
- II. 集計編(69)
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1. 主要参入メーカー一覧(71)
2. 市場規模推移および予測(2010年〜2017年予測)(81)
3. メーカーシェアおよび用途別ウェイト(2013年見込)(90)
4. 価格一覧(100)
- III. 品目別市場編(101)
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A. 汎用無機(103)
1. シリカ(結晶・溶融)(105)
2. フュームドシリカ(110)
3. 活性炭(114)
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4. ゼオライト(119)
5. 炭酸カルシウム(125)
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B. 金属(129)
6. アルミニウム粉(131)
7. ニッケル超微粉(135)
8. タンタル粉(139)
9. はんだ粉(144)
10. 銀粉(149)
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11. 銅粉(154)
12. 銅超微粉(158)
13. 貴金属粉末(白金、パラジウム)(162)
14. タングステン(167)
15. モリブデン(171)
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C. 金属酸化物(175)
16. 超微粒子酸化チタン(177)
17. 超微粒子酸化亜鉛(182)
18. 光触媒用酸化チタン(187)
19. ITOターゲット材(191)
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20. ITO粉末(196)
21. 酸化イットリウム(200)
22. 酸化セリウム(研磨剤)(204)
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D. セラミックス(209)
23. アルミナ(211)
24. ジルコニア(湿式法)(218)
25. 窒化アルミニウム(223)
26. 窒化ケイ素(228)
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27. 炭化ケイ素(233)
28. 窒化ホウ素(238)
29. チタン酸バリウム(243)
30. 中空セラミックスビーズ(247)
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E. ポリマー(253)
31. アクリル(255)
32. ポリスチレン(262)
33. ポリエチレン(266)
34. PVC(パウダースラッシュ用)(271)
35. ポリアミド(274)
36. 超高分子量ポリエチレン(280)
37. EMMA(285)
38. PAN(288)
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39. シリコーン(292)
40. フェノール(298)
41. ポリウレタン(304)
42. ベンゾグアナミン・メラミン(308)
43. フッ素樹脂(低分子量PTFE)(313)
44. フッ素樹脂(粉体塗料ETFE)(319)
45. イオン交換樹脂(324)
46. 有機系耐熱微粒子(329)
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F. ナノマテ他(333)
47. CNT(335)
48. フラーレン(340)
49. 炭素繊維ミルドファイバー(345)
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50. 高純度コロイダルシリカ(349)
51. セルロースナノファイバー(353)
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