◆市場調査レポート:2017年07月18日発刊

2017 サービスロボット/RPA関連市場の将来展望

法人向けサービスロボット/RPAがもたらす新ビジネスの未来像を徹底分析
−はじめに−
  • 2014年6月に閣議決定された「日本再興戦略」改訂2014では、「ロボットによる新たな産業革命(ロボット革命)」として、ロボット技術の活用によって生産性の向上、企業収益力向上、賃金の上昇を図ることなどが掲げられた。
  • これを受け2015年1月に策定された「ロボット新戦略」において、ロボット市場を2020年までに2.4兆円へ拡大することが目標とされた。特にサービス(非製造)分野は、以前からロボットを活用し労働生産性を高めてきた製造業と比較し、ロボット活用の余地は大きく、2020年までに同分野におけるロボットの市場規模を現在の20倍相当の1.2兆円へと拡大することを目標としている
  • 日本再興戦略に盛り込まれた施策を実行していくため、2017年2月に閣議決定された「産業競争力の強化に関する実行計画(2017)」では、当面3年間で期限を定めて実施される規制・制度改革などを中心とした産業競争力の強化に関する施策について、内容、実施時期、担当大臣が具体的に示された。
  • 日本は、1980年代から製造業を中心としてFAロボットの活用が進められ、ロボット大国としての地位を獲得してきた。サービスロボットは、これまでに蓄積したロボット技術を活用することが可能であり、製造業以外のさまざまな分野において生産性の向上および新たな付加価値の創出が期待される。一方で、ロボット活用の普及によって、これまで人間が中心となっていた社会インフラ、企業内の設備、業務プロセスやシステム、法制度などがロボット活用を前提とした再構築が必要となっている。
  • 事務や経理などの業務においてもソフトウェアをベースとしたロボット「仮想知的労働者(Digital Labor)」の活用が期待され、従来人間が行っていた業務のサポートや代替が行われていくと予測される。こうした仕組みは「Robotic Process Automation(RPA)」と呼ばれ、業務フローの最適化や見直しの一環として導入が進んでいる。
  • こうしたサービスロボットやRPAを業務に活用するためには、サービスロボット/RPAの知識に加え、既存の業務プロセスや業務システムへの深い理解や迅速なアフターフォローが必要となる。そのために、ICTベンダーにおいてはユーザーの課題や業務システムを把握し、最適なソリューションを提供するビジネスの拡大が見込まれる。さらにIoT、ビッグデータ、AI/コグニティブといったICT技術とロボット技術の融合によって新たな付加価値の創出も期待される。
  • 本調査資料「2017 サービスロボット/RPA関連市場の将来展望」においては、今後大きな拡大が予測されるサービスロボット/RPA製品および関連ソリューション市場の業種別動向、活用が期待される注目分野の市場動向、参入企業のサービスロボット/RPA関連ビジネスへの取り組みをまとめることで、当該ビジネスの潜在性を明確化することを目的としている。本調査資料が当該ビジネスに関わる事業者において、競争優位を確立するマーケティング基礎データとして活用されることを切に望むものである。
−調査目的−
  • 今後の導入拡大が予測されるサービスロボット/RPA関連ビジネスにおいて、サービスロボット/RPA製品および関連ソリューションの各市場動向に関する調査、分析を行うことで、今後のサービスロボット/RPA関連ビジネスに関わる事業者に対して有用なマーケティング基礎データを提供することを目的とした。
−調査対象−
カテゴリー調査対象対象数
サービスロボット関連市場サービスロボット市場(汎用ロボット、特定業務ロボット、ドローン)、サービス市場(上位サービス、構築/導入支援、運用/保守、他)、アプリケーション市場(個別受託開発、パッケージ、SaaS)、プラットフォーム市場(ロボット管理/制御、アプリケーション管理/配信、アプリケーション開発、AI/コグニティブ)4分野
製造業、卸売/小売業、運輸業、情報通信業、金融業、社会インフラ、宿泊/飲食業、医療/介護業、その他サービス業、公共/教育10業種
RPA関連市場RPA関連ツール、BPM/BRMSツール、RPA関連ソリューション、BPM/BRMSソリューション4分野
注目市場パワーアシストスーツ、ドローン、コミュニケーションロボット、水中ロボット、AGV5製品
受付/接客、保守/点検、警備/監視、計測/測量、輸送/物流5分野
企業編コンサルティングファーム、ソリューションプロバイダー、キャリア、アプリケーションベンダー30社
法人において利用されている製品/サービスを対象とした。
−調査項目−
1. サービスロボット/サービスロボット関連ソリューション市場編
1. 調査対象市場の定義/範囲
2. 市場概況
3. 主要参入企業の取り組み
4. 主要提供サービス/製品一覧
2. 業種別市場編
1. 調査対象市場の定義/範囲
2. 市場を取り巻く環境
3. 業務プロセスとサービスロボット活用の可能性/
  ロードマップ
4. 市場概況
3. RPA関連市場編
1. 調査対象市場の定義/範囲
2. 市場概況
3. 主要参入企業の取り組み
4. 今後の方向性
5. 主要提供サービス/製品一覧
4. 注目市場編
1) 汎用ロボット市場
1. 調査対象市場の定義/範囲
2. 市場概況
3. 主要参入企業の取り組み
4. 今後の方向性
5. 主要提供サービス/製品一覧
2) 特定業務市場
1. 調査対象市場の定義/範囲
2. ロボット活用状況/採用ロードマップ
3. ロボット活用を取り巻く環境
4. 市場概況
5. 主要参入企業の取り組み
6. 主要提供サービス/製品一覧
5. 企業編
1) コンサルティングファーム/ソリューションプロバイダー/キャリア共通
1. 企業プロフィール
2. サービスロボット/RPA関連ビジネスの位置付け/
  ビジネスモデル
3. サービスロボット/RPA関連ビジネス概要
4. 事業規模
5. 事業体制/アライアンス
6. 業種/特定業務における取り組み/今後の方向性
7. 導入事例/実証実験
2) アプリケーションベンダー
1. 企業プロフィール
2. 提供アプリケーション
3. 事業概要/戦略
−目次−
I. 総括編(1)
1. サービスロボット/RPA関連市場の将来展望(3)
2. サービスロボット/RPA関連市場を取り巻く環境(5)
3. ロボットビジネスにおけるICTベンダーの位置付け(11)
4. サービスロボット/RPA業界構造(13)
5. 業種別業務プロセスとサービスロボット活用の可能性(14)
6. RPAによる業務自動化の動向(20)
7. 市場規模推移(23)
8. 導入事例一覧(26)
II. サービスロボット関連市場編(45)
1. サービスロボット市場(47)
2. サービスロボット関連ソリューション市場(51)
2-1 サービス市場(55)
2-2 アプリケーション市場(57)
2-3 プラットフォーム市場(63)
3. 業種別市場(67)
3-1 製造業(69)
3-2 卸売/小売業(72)
3-3 運輸業(75)
3-4 情報通信業(79)
3-5 金融業(83)
3-6 社会インフラ(86)
3-7 宿泊/飲食業(90)
3-8 医療/介護業(94)
3-9 その他サービス業(98)
3-10 公共/教育(102)
III. RPA関連市場編(107)
1. RPA関連ツール(109)
2. BPM/BRMSツール(119)
3. RPA関連ソリューション(123)
4. BPM/BRMSソリューション(129)
IV. 注目市場編(133)
1. 汎用ロボット市場(135)
1-1 パワーアシストスーツ(137)
1-2 ドローン(141)
1-3 コミュニケーションロボット(145)
1-4 水中ロボット(150)
1-5 AGV(160)
2. 特定業務市場(165)
2-1 受付/接客(167)
2-2 保守/点検(171)
2-3 警備/監視(175)
2-4 計測/測量(179)
2-5 輸送/物流(183)
V. 企業編(187)
1. コンサルティングファーム(189)
1-1 KPMGコンサルティング(191)
1-2 PwCコンサルティング(194)
1-3 アビームコンサルティング(197)
1-4 デロイト トーマツ コンサルティング(199)
2. ソリューションプロバイダー(201)
2-1 NECフィールディング(203)
2-2 RPAテクノロジーズ(206)
2-3 TIS(210)
2-4 アイネス(213)
2-5 インテック(215)
2-6 エヌ・ティ・ティ・データ(217)
2-7 オリックス・レンテック(220)
2-8 ソフトバンク/ソフトバンクロボティクス(222)
2-9 日本アイ・ビー・エム(229)
2-10 日本サード・パーティ(232)
2-11 日本電気(235)
2-12 日立システムズ(237)
2-13 富士通(240)
2-14 ブイキューブロボティクス・ジャパン(243)
2-15 ヘッドウォータース(247)
2-16 ユニアデックス(250)
2-17 ロボットスタート(252)
3. キャリア(257)
3-1 NTTドコモ(259)
3-2 西日本電信電話(262)
3-3 東日本電信電話(265)
4. アプリケーションベンダー(269)
4-1 イサナドットネット(271)
4-2 クレスコ(272)
4-3 シャープビジネスソリューション(273)
4-4 ジーアングル(274)
4-5 フューブライト・コミュニケーションズ(275)
4-6 よしもとロボット研究所(276)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2017 サービスロボット/RPA関連市場の将来展望

頒価
198,000円(税抜 180,000円)

発刊日
2017年07月18日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
276ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-820-0

PDFファイルセット/集計ファイルセットのご案内
PDFファイルセットは本資料全編のPDFファイルを収録。
集計ファイルセットは本資料全編のPDFファイル、エクセルファイルを収録。
PDFファイルは印刷不可となります。
お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。


E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートの購入を希望する

PDFセットがあります(市場調査レポートをPDF化したものです。単品でのご購入はできません)
    PDFセットでの購入を希望する
      頒価 220,000円(税抜 200,000円)

集計ファイルセットがあります(PDFとエクセルファイルのセットです。単品でのご購入はできません)
    PDF・集計ファイルセットでの購入を希望する
      頒価 242,000円(税抜 220,000円)

ネットワークパッケージ版があります(ネットワークパッケージ版の詳細について
    ネットワークパッケージ版の購入を希望する
      頒価 396,000円(税抜 360,000円)
    ネットワークパッケージ版をご購入いただく際は、『利用約款(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
    知財管理/購買調達を主たる業務とする企業/部署のご担当者様は、ネットワークパッケージ版を実際にご利用いただく企業名/部署名/所在地などの詳細情報を通信欄にご記入ください。
    『ネットワークパッケージ版の利用約款』に同意する (ネットワークパッケージ版のご購入時のみ必須)

お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話どちらか必須)
FAX
電子メール (メール、電話どちらか必須)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ