−調査の背景− |
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- 通信回線の大容量化、高速化を背景に双方向で映像・音声の配信を行うビジュアルコミュニケーション機器が注目されている。
現在、ビジュアルコミュニケーション機器として最も普及しているのはTV会議/PC会議システムである。同製品の他、TV電話等を含めた双方向配信を行う機器の'98年国内市場規模は約154億円である。
- TV会議/PC会議システムは機能面のポイントとなる映像(圧縮技術)、音声(エコーキャンセラー等)の向上により、よりコミュニケーション機器としてのニーズが増し、主要ユーザーである一般企業の他、文教や医療といった分野においても同製品の技術をベースとした利用が促進されている。また、今後は携帯TV電話の登場など、これまでの業務用向けだけでなく、コンシューマ用にまでビジュアルコミュニケーション機器の普及が見込まれるなど、2005年では1,000億円を超える市場が予測される。
- また、デジタルカメラやデジタルカメラ付パソコンの普及により、インターネット・電子メール上では映像の配信がより一般的なものとなるなど、今後双方向で映像配信を行うニーズは更に高まるものと考えられ、その用途は限られた業務分野からコンシューマ分野へと拡がることが予測される。
- こうしたビジュアルコミュニケーションのトレンドは、ユーザーのニーズがさらなる技術開発を触発するとともに、ハード機器の複合化をも促し、そこから新たな用途/アプリケーションが発生し、需要をさらに拡大させるといった好循環を生じさせるものである。
- そこで本調査は、この「ビジュアルコミュニケーション」のシステム/機器に注目し、それぞれのマーケットの動向をっかみ、且つそれらが主として使用されるフィールド(業界)の動きや技術状況を探ることにより、今後の方向性を明確化することを目的に作成した。当該分野のマーケティングを担当される方々にご活用いただけるものと確信している。
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−調査目的− |
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- ビジュアルコミュニケーション機器の国内における市場動向及び製品/システム別に今後の方向性を明確化することにより、当該製品関連企業各社のための有益なマーケティングデータの提供を目的とした。
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−調査対象− |
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双方向ビジュアル商品 |
TV会議システム、PC会議システム、TV電話、TV電話PHS、携帯TV電話 |
ビジュアル伝送/受信商品 |
映画/ゲームソフト配信システム、ビデオサーバ、インターネットTV、デジタル放送受信端末、カラーPDA、携帯型GPS、電子出版、電子書籍(リーダー端末)、キオスク端末、遠隔モニタリングシステム(有線・無線)、遠隔医療システム、災害映像情報システム、ビデオテックス、テレビドアホン |
関連機器 |
デジタルスチルカメラ、コンピュータモニター、ビデオモニター、モデム、パソコン |
需要分野/市場 |
行政サービス、文教市場、医療市場、防災市場、一般ビジネス、デジタル放送、印刷・出版サービス、その他 |
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−調査内容− |
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- 市場概況
- 参入メーカーと製品/システム
- 国内市場規模推移
- メーカーシェア
- 技術動向
- ユーザー及び用途
- 現状の問題点と課題
- 主要メーカーの戦略
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−目次− |
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()内は掲載ページ
- ビジュアルコミュニケーション市場の方向性(3)
- 対象商品・システムの位置付け(4)
- 対象品目のマーケット規模('99年)による位置付け(5)
- 商品別販売実績・予測動向('97年〜2005年)(6)
1)総合(6)
2)双方向ビジュアル商品(11)
3)ビジュアル伝送/受信商品(12)
(1)全体市場(12)
(2)民生用機器(13)
(3)業務用システム(14)
(4)電子出版関連(15)
(5)ビジュアル関連機器(16)
- 商品別シェア('98年実績)(17)
- 商品動向(22)
1)商品別主要メーカー動向(22)
2)技術・商品動向(24)
3)ユーザー層・用途動向(27)
4)問題点・課題(30)
5)今後の方向性(33)
- 需要分野別動向(36)
1)需要分野別導入状況(36)
2)普及促進策・業界動向(38)
3)導入上の問題点・課題点(40)
4)今後の方向性(41)
- ビジュアル商品関連データ(43)
1)パーソナルユースビジュアル商品国内・海外別市場規模比較(43)
2)パーソナルユースビジュアル商品の成長性(国内)(44)
3)汎用通信サービスユーザー規模推移(国内:'94年〜'98年)(45)
4)汎用通信サービス別加入者数ウエイト(国内:'94年〜'98年)(47)
- 品目別参入メーカー一覧(48)
- 行政サービス(53)
- 文教(58)
- 医療(60)
- 防災(62)
- 一般ビジネス(65)
- デジタル放送(67)
- 印刷・出版サービス(69)
- ユーザー導入事例(73)
1)ユーザーの傾向(74)
2)個別事例(75)
(1)埼玉県庁(行政サービス)(75)
(2)宮城県白石市(行政サービス)(76)
(3)北海道古平町(行政サービス)(76)
(4)岐阜県各務原市(行政サービス)(77)
(5)福島県葛尾村(行政サービス)(78)
(6)第一高等学院(文教)(79)
(7)麗澤高校/麗澤瑞浪中学・高校(文教)(80)
(8)山形県最上町・最上健康センター(医療)(81)
(9)岐阜県大垣市・市民病院(医療)(82)
(10)岩手県釜石市(医療)(83)
(11)広島県美土里町・吉田総合病院(医療)(84)
(12)九州地方建設局(防災)(85)
(13)四国地方建設局(防災)(86)
(14)名古屋市消防局(防災)(87)
(15)吉野屋ディーアンドシー(一般ビジネス)(88)
(16)東京三菱銀行(一般ビジネス)(89)
- 双方向ビジュアル商品(93)
1)TV会議システム(95)
2)PC会議システム(100)
3)TV電話(ISDN対応据置型)(105)
4)TV電話PHS(111)
5)携帯TV電話(114)
- ビジュアル伝送/受信商品(117)
1)映画/ゲームソフト配信システム(VODシステム)(119)
2)ビデオサーバ(122)
3)インターネットTV(127)
4)デジタル放送受信端末(130)
5)カラーPDA(133)
6)携帯型GPS(136)
7)電子出版(139)
8)電子書籍(リーダー端末)(146)
9)キオスク端末(151)
10)遠隔モニタリングシステム(無線)(154)
11)遠隔モニタリングシステム(有線)(157)
12)遠隔医療システム(160)
13)災害映像情報システム(163)
14)ビデオテックス(166)
15)テレビドアホン(167)
- ビジュアル関連機器(171)
1)デジタルスチルカメラ(173)
2)コンピュータモニター(176)
3)ビデオモニター(局用・一般業務用)(179)
4)ビデオモニター(監視用)(181)
5)モデム(183)
6)パソコン(185)
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