- ■このレポートには以下の最新版があります
- 2023年 微粉体市場の現状と将来展望 (刊行:2023年10月20日)
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- 2025 低誘電マテリアル市場と次世代通信材料開発の最新動向 (刊行:2025年02月14日(予定))
- 2024年 エレクトロニクス先端材料の現状と将来展望 (刊行:2024年01月25日)
- 焼却・未利用廃プラスチックの実態と選別・リサイクルポテンシャル調査 (刊行:2023年08月21日)
- 2023年 高機能コーティングの現状と将来展望 (刊行:2023年06月15日)
−調査の背景− |
---|
- 微粉体製品はここ50年来、そのサブミクロンサイズのメリットを活かして多岐にわたる応用展開が進められてきており、今日ではエレクトロニクス、自動車、医薬品、食品等、幅広い分野において欠くことの出来ないキーマテリアルとなっている。
- また、末端応用先の技術革新に伴い、微粉体に対する高機能化の要求が高まっていることから、コストよりもむしろ機能性を重視する傾向が強まっている。汎用大量生産型からスペシャリティ化を進める国内化学メーカーにとって、その方向性に合致する有望なビジネスチャンスであり、微粉体事業は重点事業の一つに位置づけられている。
- ベース材料にはセラミックや金属、プラスチックなどを用い、微粉化技術を応用することでユーザーニーズに合わせたサブミクロン、ナノミクロンサイズまでの微粉体製造を可能としている。kg単価では数百円レベルのものから、微粉化技術によっては200〜300万円を越すものまで幅広い製品が上市されている。
- 本調査レポートは、前回発行したデータベースの蓄積と、新たに有機系微粉体製品を加えることにより、ベース材料別に微粉体製品の最新マーケット動向を捉え、末端製品における要求機能に対応していく研究開発動向を含めた最新データをベースとし、2003年までの微粉体製品に対する課題点、市場の方向性を明確化したものである。
- 取り上げた微粉体製品39品目のトータル市場規模は、1999年実績で約4,071億円規模に達することが明らかとなった。(分野別市場規模は以下の通り)
分類 | セラミックス | 金属酸化物 | 金属 | プラスチック | 汎用無機微粉材料 | 合計 |
マーケット | 330億円 | 574億円 | 787億円 | 157億円 | 2,223億円 | 4,071億円 |
品目数 | 5 | 8 | 5 | 12 | 9 | 39 |
- 有望微粉体市場において、関連企業の事業計画、製品企画、研究開発に携わる各位の参考データとしてご活躍頂けるものと確信している。
|
−調査目的− |
---|
- 本調査レポートは、セラミックス、金属、プラスチック等の微粉体を取り上げ、参入メーカー、販売量、用途動向、輸出入動向などを調査することで、微粉体市場の現状及び今後の方向性を明確化することを目的とした。
|
−調査対象− |
---|
区分 |
対象品目 |
セラミックス |
炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア |
金属酸化物 |
アルファ酸化鉄、ガンマ酸化鉄、コバルト・マグネタイト酸化鉄、超微粒子酸化チタン、酸化インジウム・錫(ITO)、酸化亜鉛、酸化タングステン、電解二酸化マンガン |
金属 |
メタル粉、マグネシウム粉、アルミニウム粉、ニッケル粉(超微粉含む)、タンタル粉 |
プラスチック |
ナイロン、アクリル系、フェノール、シリコーン、ベンゾグアナミン・メラミン、ポリエチレン、超高分子量ポリオレフィン、フッ素樹脂、PAN系、スチレン系、ウレタン、高吸水性樹脂 |
天然高分子 |
キトサン、セルロース |
汎用無機微粉体材料 |
カーボンブラック、ホワイトカーボン、活性炭、炭酸カルシウム、ゼオライト、炭酸ストロンチウム、合成石英、溶融石英、フュームドシリカ |
|
−調査ポイント− |
---|
- 製品概要
- 参入メーカー一覧
- 価格動向
- 市場規模推移及び予測(1996〜2003年)
- メーカーシェア(1999年)
|
- 用途動向
- 競合・棲み分け状況
- 研究開発・技術動向
- 海外生産・輸出入動向
- 今後の方向性
|
|
−目次− |
---|
()内は掲載ページ
- 微粉体製品市場概要(3)
1)全体市場規模推移(1996年〜2003年予測)(3)
2)微粉体ベース素材分類別市場動向(4)
(1)セラミックス
(2)金属酸化物
(3)金属
(4)プラスチック(天然高分子含む)
(5)汎用無機微粉体材料
3)品目別市場伸長率の位置付け(6)
4)品目別成長要因・成長阻害要因(7)
- 分野別成長品目の要因分析(8)
- 用途分野別市場動向(10)
1)主要7需要分野別ウエイト(1999年)(10)
2)品目別用途ウエイト(1999年)(12)
- 微粉体平均粒子径一覧(20)
- 主要参入メーカー一覧(23)
- 品目別市場規模推移及び予測(30)
1)市場規模推移及び予測(1996年〜2003年予測)(30)
2)品目別市場成長状況(38)
- 品目別メーカーシェア(1999年)(39)
- 品目別競合・棲み分け状況(43)
- 品目別研究開発・技術動向(47)
- 品目別海外生産・輸出入動向(50)
- 品目別価格一覧(57)
|
●セラミックス
- 炭化ケイ素(61)
- 窒化ケイ素(65)
- アルミナ(69)
- 窒化アルミニウム(75)
- ジルコニア(79)
●金属酸化物
- アルファ酸化鉄(84)
- ガンマ酸化鉄(88)
- コバルト・マグネタイト酸化鉄(91)
- 超微粒子酸化チタン(95)
- 酸化インジウム・錫(ITO)(99)
- 酸化亜鉛(103)
- 酸化タングステン(107)
- 電解二酸化マンガン(111)
●金属
- メタル粉(115)
- マグネシウム粉(119)
- アルミニウム粉(123)
- ニッケル粉(超微粉含む)(127)
- タンタル粉(132)
|
●プラスチック
- ナイロン(136)
- アクリル系(139)
- フェノール(143)
- シリコーン(146)
- ベンゾグアナミン・メラミン(149)
- ポリエチレン(152)
- 超高分子量ポリオレフィン(155)
- フッ素樹脂(159)
- PAN系(163)
- スチレン系(166)
- ウレタン(169)
- 高吸水性樹脂(173)
●天然高分子
- キトサン(177)
- セルロース(180)
●汎用無機微粉体材料
- カーボンブラック(184)
- ホワイトカーボン(189)
- 活性炭(193)
- 炭酸カルシウム(199)
- ゼオライト(205)
- 炭酸ストロンチウム(210)
- 合成石英(214)
- 溶融石英(218)
- フュームドシリカ(221)
|
|
()内は掲載ページ
|
|