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−調査の背景− |
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- 塗料は対象物の表面被覆による美装や保護、表示を本来の目的とする。そして、塗装・コーティング処理することで表面機能が高度化し、耐久性、耐候性、耐食性等の基本機能はもとより、光学的機能、電気・電子機能、機械的機能、物理的機能、化学的機能、生物学的機能など多種多様な機能を付加することが可能となり、被塗装物の高付加価値化にも貢献する。
- その応用範囲は多岐に渡っている。住宅や建築・土木材料、自動車・家電製品、日用品や雑貨等への塗装、さらには半導体や液晶ディスプレイ部材、情報通信機器や航空宇宙産業、医療分野等の先端テクノロジーに至るまで塗料・コーティング技術が応用され、材料や技術進展に伴い製品の高品質化に大きく貢献している。
- 大気汚染問題に端を発する従来からの脱VOC化対策を始め、家電製品・自動車等廃棄処理の進展に対応した環境性に見合う塗料材料への転換、廃PETボトル等リサイクル材料の応用など、塗料の環境対応にも新たな展開がみられるようになっている。塗料原料の水性化、ハイブリッド化、粉体化、あるいは塗装機器の効率化、塗装現場環境の改善等、従来からの対応に加えて、製品を開発、改善する上での重要な研究テーマとなっている。
- さらに、塗料ユーザーの海外生産が一般化しており、海外へ進出したユーザーへの資材供給体制の確立を目的とする日本塗料メーカーの海外生産シフト化が定着している。また、現地資本との合弁、技術提携等を進め、生産・販売及び研究開発体制の合理化など、国内外の塗料関連企業間の提携が活発化している。
- 本調査企画では上記背景を踏まえて、前回版「2001年機能性塗料・コーティングの現状と将来展望」のデータを見直し、最新の機能性塗料・コーティング市場の現状と将来性、及び使用素材や環境対策、グローバル化動向を明確化いたします。さらに、環境対応及び高機能化対応に不可欠の環境対応型溶剤、コーティング原料についても調査対象を広げます。
- 当資料で取上げた機能性塗料・コーティング41集計品目のトータル市場規模は2002年実績で約7,000億円に達し、前年比0.6%増を示している。
- 本調査資料が塗料・コーティング業界全般に渡るベースデータとして関連各位の事業計画策定や製品開発、マーケティング活動等より多くの方々に御活用頂けるものと存じます。
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−調査目的− |
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- 本調査は機能性塗料・コーティングの市場規模推移、用途動向、メーカーシェア、採用素材動向、環境対策動向(VOC、環境ホルモンなど)、研究開発・技術動向、競合・棲み分け状況などを調査することで、機能性塗料・コーティング市場の方向性を明確化することを目的とした。
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−調査対象品目− |
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光学機能 | 蓄光塗料、蛍光塗料、UV硬化塗料、光ディスクコーティング゛材料、光ファイバーコーティング材料、 |
電気・電子機能 | 帯電防止塗料、導電性塗料、半導体コーティング材、マグネシウム合金用塗料 |
熱的機能 | 耐熱塗料、熱発泡性耐火塗料、太陽熱遮断塗料、赤外線反射塗料 |
機械・化学機能 | 弾性塗料、超厚膜塗料、結氷・着雪防止塗料、水中硬化塗料、フッ素樹脂塗料、アクリル・シリコン塗料、結露防止塗料、耐酸性雨塗料、制振・防音塗料、非粘着塗料、落書き防止塗料、船底防汚塗料、抗菌塗料 |
環境適合型塗料 | エマルジョン塗料、VOCゼロ水系塗料、水溶性樹脂塗料、粉体塗料、NAD樹脂塗料、光触媒塗料、光触媒コーティング材、PETボトルリサイクル塗料、自然塗料、天然素材配合塗料、マイナスイオン塗料 |
汎用塗料 | 自動車用塗料(新車用)、自動車用塗料(補修用)、プラスチック用塗料、PCM用塗料、缶用塗料、重防食塗料、路面標示用塗料 |
塗料用溶剤 |
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−調査項目− |
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1.製品概要
2.参入メーカー
3.市場規模推移及び予測(1999年〜2006年予測)
4.価格動向
5.用途動向(2002年)
6.メーカーシェア(2002年)
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7.使用材料動向
8.研究開発・技術動向
9.競合・棲み分け状況
10.環境対策動向
11.グローバル化動向
12.今後の方向性
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−目次− |
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()内は掲載ページ
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I. 総合分析編(1)
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- 1. 機能性塗料・コーティング市場概要(3)
- 1)全体市場規模推移及び予測(1999年〜2006年予測)(3)
2)機能・分野別市場動向(4)
- 2. 市場拡大要因分析(9)
- 1)主要成長品目動向(9)
2)用途別需要動向(11)
- 3. 採用素材動向(12)
- 4. 環境適合化動向(14)
- 5. 塗料メーカーのグローバル化・技術提携状況(15)
- 1)グローバル化状況(15)
2)主要塗料メーカー別技術供与・導入状況(17)
- 6. 主要塗料メーカーの非塗料部門ウェイトと環境問題への対応(23)
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II. 集計編(27)
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- 1. 主要参入メーカー一覧(29)
- 2. 品目別市場規模推移及び予測(36)
- 1)市場規模推移及び予測(1999年〜2006年予測)(36)
2)品目別市場伸長状況(金額ベース)(44)
- 3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウェイト(2002年)(45)
- 4. 品目別環境適合化動向(54)
- 5. 品目別グローバル化動向(57)
- 6. 品目別価格動向(59)
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III. 個別市場編(61)
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■ 光学機能
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1. 蓄光塗料(63)
2. 蛍光塗料(蛍光体)(69)
3. UV硬化塗料(トップコート)(73)
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4. 光ディスクコーティング材(79)
5. 光ファイバーコーティング材(84)
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■ 電気・電子機能
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6. 帯電防止塗料(89)
7. 導電性塗料(電磁波シールド塗料)(93)
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8. 半導体コーティング材(97)
9. マグネシウム合金用塗料(101)
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■ 熱的機能
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10. 耐熱塗料(107)
11. 熱発泡性耐火塗料(113)
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12. 太陽熱遮断塗料(118)
13. 赤外線反射塗料(123)
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■ 機械・化学機能
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14. 弾性塗料(弾性吹付材)(124)
15. 超厚膜塗料(ウレタンエラストマー型)(128)
16. 結氷・着雪防止塗料(132)
17. 水中硬化塗料(136)
18. フッ素樹脂塗料(142)
19. アクリル・シリコン塗料(146)
20. 結露防止塗料(150)
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21. 耐酸性雨塗料(154)
22. 制振・防音塗料(158)
23. 非粘着塗料(163)
24. 落書き防止塗料(168)
25. 船底防汚塗料(172)
26. 抗菌塗料(178)
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■ 環境適合型塗料
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27. エマルジョン塗料(183)
28. VOCゼロ水系塗料(187)
29. 水溶性樹脂塗料(191)
30. 粉体塗料(195)
31. NAD塗料(199)
32. 光触媒塗料(201)
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33. 光コーティング材(常温乾燥型)(207)
34. PETボトルリサイクル塗料(213)
35. 自然塗料(217)
36. 天然素材配合塗料(223)
37. マイナスイオン塗料(227)
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■ 汎用塗料
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38. 自動車用塗料(新車用)(229)
39. 自動車用塗料(補修用)(234)
40. プラスチック用塗料(239)
41. PCM用塗料(244)
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42. 缶用塗料(249)
43. 重防食塗料(254)
44. 路面標示用塗料(トラフィックペイント)(259)
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45. 塗料用溶剤(264)
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IV. 原料メーカー一覧(269)
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