◆最新市場調査レポート:2024年08月08日予定
2024年 バイオケミカル・脱石油化学市場の現状と将来展望
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スコープ3実現に向け多様化するバイオケミカル・脱石油化学市場動向の徹底分析 |
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−調査の背景− |
- 国際サスティナビリティ基準審議会(ISBB)は2023年6月に「スコープ3」の開示義務化を確定した。これにより今後企業は直接的・間接的なエネルギーだけではなく、使用する材料など広範囲にわたって温室効果ガスの数値を開示する必要がある。
- カーボンニュートラルを目指す企業にとって、スコープ3を実現するためには、バイオマスプラスチックなどの「脱石油化学」は不可避のテーマである。
- これまでの、バイオマスプラスチックは種類が限定的であり、スコープ3を実現するためにはさらなる多種多様な化学品素材が必要とされてきた。ただし、プロピレンやブタジエン、BTXなどはバイオマスからの製造が難しく、現時点で実現していない。
- このような背景から近年は「マスバランス」という概念が普及しつつある。これまで生産が難しかったモノマー・ポリマーもバイオ化できる技術として注目されている。「マスバランス」が実現することで実質的にはバイオ化できないモノマー・ポリマーはなくなり、スコープ3を実現するための準備が整ったといえる。
- しかし、「マスバランス」は概念上のバイオ化であり、思うように市場拡大していない。一方でこれまでのバイオマスプラスチックは「セグリゲーション」と呼ばれ、「マスバランス」と比較され再評価されている。
- また、バイオマスプラスチック以外にも、リサイクルプラスチックの市場も年々拡大しており、脱石油化学素材は広がりを見せている。
- 本市場調査資料は、多様化するバイオケミカル・脱石油化学を網羅的に調査し、複雑化する市場トレンド・方向性を明確化することを目的とする。さらには、石油化学工業と脱石油化学の共存・共栄を目指すものである。
- 本市場調査資料を、当該市場参入各社における有益なマーケティングデータとして活用していただければ幸いである。
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−調査のポイント− |
- 多様化するバイオケミカル・脱石油化学市場の現状を整理し、今後の将来像を考察する
- マスバランスの現状の市場規模は?
- 新しいバイオケミカルの開発状況は?
- 今後はマスバランス?セグリゲーション?
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−調査対象− |
- A. モノマー・ファインケミカル(バイオマス・脱石化品)
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1. セグリゲーションエチレン(エタノール等由来)
2. マスバランスエチレン(バイオマス・廃棄物由来)
3. セグリゲーションプロピレン(バイオマス由来)
4. マスバランスプロピレン(バイオマス由来)
5. セグリゲーションブタジエン
6. マスバランスブタジエン
7. セグリゲーション芳香族(BTX)
8. マスバランス芳香族(BTX)
9. セグリゲーションフェノール
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10. マスバランスフェノール
11. MEG
12. PDO
13. ECH
14. 乳酸
15. アクリル酸(セグリゲーション・マスバランス)
16. グリセリン
17. 1,4-BDO
18. BG(1,3-BDO)
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- B. ポリマー(バイオマス由来・廃棄物ケミカルリサイクル由来)
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1. セグリゲーションPE
2. マスバランスPE
3. セグリゲーションPP
4. マスバランスPP
5. マスバランスPS
6. マスバランスPVC
7. セグリゲーションPET
8. マスバランスPMMA
9. イソソルビドPC
10. マスバランスPC
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11. マスバランスエンプラ
12. マスバランススーパーエンプラ
13. エポキシ(バイオECH由来)
14. PLA
15. PBS
16. バイオPA(610、他)
17. 酢酸セルロース系ポリマー
18. 微生物系(PHA系)
19. でんぷん系
20. その他(エラストマー・合成ゴム)
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- C. マテリアルリサイクル・解重合
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1. リサイクルPEコンパウンド品
2. リサイクルPPコンパウンド品
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3. リサイクルPMMA(解重合)
4. リサイクルPS(解重合)
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- ※対象品目は調査段階で追加・削除する可能性があるためご要望の品目がございましたらご連絡ください。
- ※上記以外でご要望の品目がございましたらご連絡ください。
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−調査項目− |
- I. 市場総括編
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1. 調査結果概要
2. 市場トレンド
3. 分野別トレンド
4. 用途分野別市場動向
5. マテリアルフローチャート
6. 研究開発動向
- II. 集計編
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1. 市場規模推移および予測(2020年〜2027年予測)
2. 価格一覧
- III. 品目別市場編
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- 1. 製品概要(原材料・製造方法)
- 2. 主要参入企業一覧
- 3. 市場トレンド
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1) 市場規模推移および予測(2020年〜2027年予測)
2) 石化由来品市場との比較
- 4. 価格動向
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1) バイオマス品価格
2) 石化由来品価格
- 5. 用途別ウェイト(2023年)
- 6. メーカーシェア(2023年)
- 7. 原材料バイオマス動向
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1) 出発バイオマス概要
2) バイオマス原料の課題・問題点
3) 推定バイオマス数量規模(どの程度化学品に利用できるか?)
- 8. 認証・認定動向
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1) 取得している認証・認定(国内外)
2) GHG排出量・LCAに関する情報(公的に認定)
3) 関連団体・組織
- 9. 研究開発動向
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