◆最新マルチクライアント調査レポート:2025年06月13日予定

2025年 樹脂別マテリアルフロー/リサイクル原料調達・利用の徹底分析

排出、回収(PIR/PCR)、利用の流れとELVや一般廃棄物など分野の動向、ケミカルリサイクルの今後、中国などを含む国際循環を展望
−調査の背景−
  • 国内外の廃プラスチックの利用、資源化に係る法律、規制の動きが影響を及ぼし始めている。国内では「プラスチック資源循環法」が2022年4月に施行され、従来からの容器包装プラスチックに加え、製品プラスチックの分別回収を実施する自治体が増加している。
  • 環境省では容器包装プラの収集量について、2020年時約70万t/年から2030年には50万t増加し120万t/年の規模となり、製品プラは約50万t/年収集される可能性があるとみている。
  • 海外では欧州委員会により、「自動車設計の循環性要件及び廃自動車管理に関する規則案(ELV(End-of-Life Vehicles)規則案)」が2023年7月に公表された。可決された場合、2031年には新車生産に使用されるプラスチックの25%以上を再生材とし、その内25%がELV由来義務化、75%はその他由来材利用可がルールとなる。
  • 国内メーカーにとって、欧州向けのみルール適用は現実的でなく、生産全体に影響することが予想される。国内では約30万t/年の再生プラ確保が必要とされており、ELV由来だけでは対応しきれず、他業界からの原料調達が求められる。
  • これら背景から、未利用のポストコンシューマーリサイクル(PCR)材の回収、利用の機運が高まっており、ポストインダストリアルリサイクル(PIR)材についても再評価、利用促進の動きがある。処理はケミカルリサイクル実装への取り組みが活発化しているが、マテリアルリサイクルも関連団体により再生プラの認証制度化が進められている。
  • 弊社では、2022年に「樹脂別マテリアルフロー/リサイクル原料調達の実現性徹底分析」を発刊し、主な樹脂毎にバージン・再生樹脂の国内販売量、用途動向やリサイクルの現状などを把握した。
  • 本調査企画は2022年調査をベースとし、樹脂別の廃プラ排出、回収、利用の流れとELVや一般廃棄物など分野の動向を含めて一層、内容把握を強化し、ケミカルリサイクルの今後、中国などアジア、欧州を含む国際循環の動向を調査、リサイクル原料調達・利用のためのベースデータを作成することを目的とする。
−調査のポイント−
背景
  • 国内外リサイクル関連法・規制の影響が波及、さらに資源循環推進へ
  • 2030年時 容器包装プラは50万t/年増加、製品プラ50万t/年を収集へ
  • 欧州ELV規則案により、国内で再生プラ30万t/年確保が必要な見通し、ELV由来だけで対応しきれず、他業界からも原料調達が必要
  • PCR材の利用機運が高まり、PIR材のさらなる利用促進の動きも
ポイント
  • 樹脂別マテリアルフローの把握
    • 候補:PP、PE、PS、PET・PETG、PVC、PMMA、PC、ABS、PA6・66
    • 排出〜MR・CR・他処理の回収(PIR/PCR)〜利用、再生樹脂市場、ELVや一般廃棄物など動向
  • ケミカルリサイクルの今後の把握
  • 中国などアジア、欧州を含む国際循環の動向の把握
−調査対象−
1. 対象樹脂・企業など
調査対象 品目・対象先
樹脂種(候補) PP、PE、PS、PET・PETG、PVC、PMMA、PC、ABS、PA6・66
化学原料、再生材(再生樹脂)・
混合品、バージン樹脂
中間原料・樹脂原料、フレーク、ペレット、コンパウンド、バージン樹脂ブレンド、他樹脂種とのアロイ化・変性品など
関連企業 バージン樹脂メーカー、再生樹脂メーカー、コンパウンダー、加工メーカー、リサイクラー、廃棄物処理業者、解体業者など
その他 自治体・清掃組合、関連省庁・機関・団体など
調査項目「1. 樹脂別マテリアルフロー」の対象樹脂種は、上記候補から調査段階で選定する。
具体的関連企業は調査段階で抽出する。
調査項目「2.ケミカルリサイクルの今後」ではゴム(廃タイヤ)原料化も対象とする。
2. 処理技術
処理技術
マテリアルリサイクル(メカニカルリサイクル)
ケミカルリサイクル 原料・モノマー化(解重合)
油化
ガス化
コークス炉化学原料化
高炉還元剤
その他処理 固形燃料化(RPF)、フラフ燃料化(CPF)、セメント原燃料化、発電・熱利用焼却など、アップサイクル(高エネルギー、複雑な処理をせず新たな価値を与えて再生)
3. 用途分野
用途分野
容器包装(食品/非食品) ボトル、フィルム・シート、その他
物流資材 成形品、フィルム・シート
自動車 外装、内装、その他
電気電子 筐体、内部部品・部材
工業用 フィルム・シート、その他
土木建築資材・設備
農業用資材
電線・ケーブル
雑貨
繊維
その他
注目分野である自動車(ELV PCR)や一般廃棄物(容器包装、製品プラ)の動向や樹脂種によって家電、土木建築、繊維など関係深い分野についても調査する。
−調査項目−
1. 樹脂別マテリアルフロー
  • 候補:PP、PE、PS、PET・PETG、PVC、PMMA、PC、ABS、PA6・66
1) 樹脂概要
2) 樹脂市場(2024年)
(1) バージン樹脂/再生樹脂の国内販売量
(2) バージン樹脂の用途分野別販売量、用途例
3) 廃プラスチック排出
(1) 国内廃プラ排出量
(2) 排出の動向(リグラインド、PIR/PCR)
4) マテリアルリサイクル
(1) 国内廃プラ回収量
(2) 回収対象例(PIR/PCR)
(3) 再生材・混合品
(a) フレーク、ペレット、コンパウンドなど
(b) バージン樹脂ブレンド、他樹脂とのアロイ化・変性品の有無
(4) 利用動向(用途・製品)
(5) 国内循環、海外輸出の動向
(6) 再生材輸入の有無
5) ケミカルリサイクル
(1) 国内廃プラ回収量
(2) 回収対象例(PIR/PCR)
(3) 生成する化学原料(中間原料・樹脂原料)
(4) 利用動向(用途・製品)
(5) マスバランス方式採用の動向
6) その他処理
(1) RPF、CPF、セメント原燃料化、発電・熱利用焼却など処理の動向
(2) 回収対象例(PIR/PCR)
(3) MR・CR転換の検討の有無
(4) アップサイクルの動向
7) 再生樹脂市場動向
(1) 市場規模推移・予測(MRグレード/CRグレード、2023〜2027年・2030年・2035年)
(2) 価格動向
(3) 用途動向
8) 注目分野動向
(1) 自動車(ELV PCR)
(2) 一般廃棄物(容器包装プラ、製品プラなど)
(3) その他(家電、土木建築、繊維など当該樹脂種に関係深い分野)
9) 関連企業・機関のリサイクルなど取り組み事例
2. ケミカルリサイクルの今後
1) 対象樹脂種、開発・実証・事業化の動向
2) マテリアルリサイクルとのすみ分け
3) 実装・本格稼働時の廃プラ原料調達、経済性確保の見通し
4) ゴム(廃タイヤ)原料化の動向
3. 中国などアジア、欧州を含む国際循環の動向
1) 国際循環、日本と当該エリアの再生材輸出入の動向
2) 主なプレーヤー(樹脂メーカー、コンパウンダー、処理業者、リサイクラーなど)
3) サプライチェーン、リサイクルスキームの例
4) 国内循環拡大か、国際循環共存か
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2025年 樹脂別マテリアルフロー/リサイクル原料調達・利用の徹底分析

総額
880,000円(税抜 800,000円)

発刊日
2025年06月13日(予定)

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
150ページ(予定)

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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