■このレポートには以下の最新版があります2007 IPコミュニケーション/モバイル市場調査総覧 (刊行:2007年05月14日)■関連したテーマを持つレポートがあります2024 コミュニケーション関連マーケティング調査総覧 (刊行:2024年10月10日)
2002年末の「東ガス・ショック」以降、通信コストや運用管理コストの削減を実現するシステムとして普及してきたIPテレフォニー市場に変化の兆しが見え始めている。
IPテレフォニーベンダを中心として、IP電話導入をコスト削減にとどまらず業務の効率化や生産性向上に活用する提案が進められてきた。しかし、導入効果を定量的に提示することの難しさから導入を促進する要因とはなりえず、ユーザ側の意識の高まりも見られなかった。そのような状況が無線IP端末の登場により変わりつつある。特に、2004年秋にNTTドコモが出荷を開始した無線LAN/FOMAデュアル端末は、携帯電話と内線電話機を1台に集約することによるコストメリットと共に、電話のパーソナル化による業務効率化といった導入効果をユーザに強く訴求できるソリューションとして注目されている。
中堅・中小規模向けシステムやパッケージ製品の提供、ビジネスホンユーザにおけるIP化の進展など、IPテレフォニー市場の裾野は拡大する方向にある。また、携帯キャリアが提供するモバイルセントレックスサービスや光IP電話サービス、直収電話サービスなどユーザの選択肢の多様化やアプリケーション連携など今後の動向が注目される。
本調査レポートでは、企業向けIP電話の関連機器、サービス、ソリューションを展開している各企業の取組み状況や今後の事業展開の方向性、関連機器やサービス市場の動向を明確にし、今後の企業向けIPテレフォニー市場の方向性を把握することを目的とした。
本調査レポートでは、企業向けIP電話の関連機器、サービス、ソリューションを展開する各企業の取組み状況や今後の事業展開の方向性、及び関連機器やサービス市場の動向を明確にし、今後の企業向けIPテレフォニー市場の方向性を把握することを目的とした。