◆最新市場調査レポート:2024年10月10日発刊
2024 コミュニケーション関連マーケティング調査総覧
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OTT普及、生成AIなど新たなアプリケーションの登場、DC分散化、NTT法改正、「IOWN構想」本格化、IoT需要拡大、NTN台頭などを背景に変化する国内通信市場を総合的に調査、分析 |
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−はじめに− |
- 2023年度の通信機器市場は、移動体キャリアにおける5Gに関連した投資が落ち着きつつあることや、移動体通信端末市場においてネットワーク機器の性能向上に伴うリプレースの長期化による市場規模の縮小などが見受けられた。一方、コロナ禍が収束したことで企業における出社回帰によるネットワーク更改需要や音声関連市場におけるハイブリッドワークニーズへの対応などを背景とした需要の拡大など、市場成長を促す要因も部分的にはみられた。
- 今後、移動体キャリアにおいては6G関連投資が進むとみられるほか、「IOWN構想」実現に向けた投資の本格化、DC分散化などを背景としたDC向けのネットワーク機器利用の増加が通信機器市場の成長をけん引するとみられる。一方で、音声関連製品市場・移動体通信端末市場においては、他製品/サービスへの移行ニーズや性能向上によるリプレースの長期化が生じることから、成長率の鈍化/市場縮小の傾向は続くとみられる。
- 2023年度の通信サービス市場は、特に法人向けのインターネット接続サービス市場/固定データ通信サービス市場において、企業でのSaaS利用増加/クラウドシフトに伴う広帯域ニーズの進展、脱VPN化に伴う閉域網からインターネットをベースとしたサービスへの移行が市場成長をけん引したほか、移動体通信サービス市場においてはIoT向けのサービスプラン需要が市場成長の要因となっている。
- 今後についても、個人向け/法人向けともに利用アプリケーション数や容量の増加に伴うインターネットトラフィックの増加が続く見込みである。個人向けでは通信サービスの高速化による顧客単価上昇、法人向けでは企業ネットワークの広帯域ニーズや閉域網からインターネットをベースとしたサービスへの移行、閉域網とインターネットのハイブリッド環境構築に対する投資、通信サービスの高速化に伴う通信機器の高度化への投資などが進んでいくと考えられる。
- また、移動体通信サービス市場ではIoT向けの需要および衛星通信サービスが市場成長をけん引するとみられる。衛星通信サービスは、2026年度頃に各ベンダーのラインアップも揃う見込みであり、山間部や海上での利用、自治体でのBCP対策だけではなく、個人向けの提供も進むとみられる。
- 本市場調査資料では、通信機器市場、通信サービス市場の関連企業に対するヒアリングをもとに、市場規模推移、マーケットシェアの算出を行うとともに、関連企業の製品/サービス戦略、販売戦略を明らかにした。2024年度版では、分野別の市場規模推移、業種別トピック、マイグレーション動向、「IOWN構想」が市場に与える影響、技術トレンドなどをポイントに調査を行った。
- 末筆ではございますが、本市場調査資料作成にあたり、ご多忙中にも関わらず、快く取材に応じていただきました各社ご担当者の方々に対して深く御礼を申し上げます。
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−調査目的− |
- 本市場調査資料は通信機器市場動向および通信サービス市場動向を調査分析し、関連事業者の戦略立案に資するマーケティングデータを提供することを目的とした。
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−調査対象− |
大分類 | 中分類 | 品目数 |
A. 通信機器市場 | 1. ネットワーク関連製品 | 11品目 |
2. 音声関連製品 | 3品目 |
3. 移動体通信端末 | 3品目 |
4. 移動体通信基地局関連製品 | 4品目 |
小計 | 21品目 |
B. 通信サービス市場 | 1. インターネット接続サービス | 3品目 |
2. 移動体通信サービス | 3品目 |
3. 固定データ通信サービス | 6品目 |
4. 音声関連サービス | 4品目 |
5. その他サービス | 5品目 |
小計 | 21品目 |
合計 | 42品目 |
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−調査項目− |
- ■調査項目
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1. 市場定義★
2. 主要参入企業の動向
3. 市場規模推移/予測(2023〜2030年度)★
4. 分野別市場規模推移/予測 (2023年度実績、2030年度予測)★
5. 業種別トピック動向
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6. マーケットシェア(2023〜2024年度)★
7. マイグレーション動向★
8. 「IOWN構想」の影響★
9. 技術トレンド
10. 主要製品/サービス一覧★
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※★:簡易個票で取り上げた項目
- ※本市場調査資料では一部の市場を簡易個票として取り上げ、簡易個票の対象市場は下記である。
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A-2-2. 構内PHSシステム
A-3-1. ハンドセット
A-3-2. タブレット端末
A-3-3. Wi-Fiモバイルルーター
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A-4-4. EPC/5GC
B-1-2. CATVインターネットサービス
B-4-4. FMCサービス
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−目次− |
- I. 総括編(1)
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1. 市場総括(3)
2. 分野別市場動向分析(12)
3. 市場を取り巻く環境(15)
4. 主要キャリアの取り組み(22)
5. 主要参入企業相関図(30)
6. 「IOWN構想」および「IOWN」関連市場動向(32)
7. IoT関連製品/サービス市場動向(39)
8. 通信市場のマイグレーション分析(42)
9. 業種別トピック動向(48)
10.ミリ波製品市場の動向(51)
- II. 市場編(55)
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A. 通信機器市場(57)
A-1. ネットワーク関連製品
A-1-1. WDM(59)
A-1-2. PONシステム(64)
A-1-3. メディアコンバーター(72)
A-1-4. L2/L3スイッチ(79)
A-1-5. ホワイトボックススイッチ(87)
A-1-6. ホワイトボックス用NOS(92)
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A-1-7. 無線LAN機器(98)
A-1-8. ルーター(107)
A-1-9. IoTゲートウェイ(114)
A-1-10. L4-7スイッチ(121)
A-1-11. RADIUSサーバー(126)
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A-2. 音声関連製品
A-2-1. 呼制御装置(131)
A-2-2. 構内PHSシステム(138)
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A-2-3. SBC(142)
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A-3. 移動体通信端末
A-3-1. ハンドセット(146)
A-3-2. タブレット端末(149)
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A-3-3. Wi-Fiモバイルルーター(153)
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A-4. 移動体通信基地局関連製品
A-4-1. 移動体通信基地局(157)
A-4-2. ローカル5G/プライベートLTEシステム(162)
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A-4-3. DAS(170)
A-4-4. EPC/5GC(175)
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B. 通信サービス市場(179)
B-1. インターネット接続サービス
B-1-1. FTTHサービス(181)
B-1-2. CATVインターネットサービス(186)
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B-1-3. ISPサービス(189)
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B-2. 移動体通信サービス
B-2-1. 携帯電話サービス(194)
B-2-2. MVNOサービス(200)
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B-2-3. 衛星通信サービス(207)
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B-3. 固定データ通信サービス
B-3-1. IP-VPNサービス(213)
B-3-2. 広域イーサネットサービス(219)
B-3-3. インターネットVPNサービス(225)
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B-3-4. SD-WANサービス(229)
B-3-5. イーサネット専用線サービス(234)
B-3-6. 波長貸しサービス(239)
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B-4. 音声関連サービス
B-4-1. 050-IP電話サービス(243)
B-4-2. 0AB〜J-IP電話サービス(248)
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B-4-3. クラウドPBXサービス(255)
B-4-4. FMCサービス(261)
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B-5. その他サービス
B-5-1. クラウド型無線LANサービス(264)
B-5-2. リモートアクセスサービス(269)
B-5-3. ZTNAサービス(276)
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B-5-4. インフラシェアリングサービス(282)
B-5-5. CPaaS(288)
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