◆最新マルチクライアント調査レポート:2025年03月19日予定
2025 インフラシェアリング関連市場の現状と将来展望
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複数事業者の新規参入、外資による主要事業者の買収などにより変化するインフラシェアリング関連市場を調査、分析 |
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−調査の背景− |
- 2022年3月に弊社で発刊した「2022 インフラシェアリング関連市場の現状と将来展望」から2年半以上が経過し、国内のインフラシェアリング関連市場も変化してきている。例として、JTOWERによるNTTドコモの鉄塔取得(数千基規模)、JR東日本、アイテック阪急阪神、ナビックといった新規事業者の参入、DASメーカーによるインフラシェアリング事業者向け製品(いわゆる汎用品)の提供開始、などが挙げられる。
- 市場に関しては、総務省によるインフラシェアリング事業者への補助金提供、インフラシェアリングに関する規制の適用関係の整理といった周辺環境整備が進められるなか、JTOWERの屋内向けサービスを中心に順調に拡大している。MNOについては、利用に積極的な姿勢を見せるNTTドコモに加え、2024年7月にはKDDIとJTOWERが屋内向けの設備や、屋外向けの通信鉄塔をシェアリングにより更改することを検討すると発表した。
- 一見、順調な推移が見込まれる当該市場であるが、幾つかの懸念点も存在する。具体的には、キャリアのSub6、ミリ波基地局の設置数が少なく、5G向けの当該サービスの立ち上がりが緩やか、MNOの当該サービスの利用姿勢がもう一つはっきりしない、複数の当該サービス事業者のサービス展開が当初計画より時間を要している、などである。2024年8月には、JTOWERがデジタルブリッジ・グループによるTOBに賛成する方針を発表し、TOB成立後に上場廃止の見通しであることも、関連企業に驚きを与えている。
- 本マルチクライアント特別調査企画では、上述のように変化するインフラシェアリング関連市場について関連企業へのヒアリングを行い、市場規模推移、シェアを算出するとともに、製品/サービス戦略、販売戦略を明らかにし、インフラシェアリング関連企業の事業戦略立案の参考となる情報を提供する。
- ■調査のポイント
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- インフラシェアリング関連市場の市場規模推移をサービス別などで詳細に算出
- インフラシェアリングサービス市場のポテンシャルを分析
- 携帯電話キャリアのインフラシェアリングサービス活用方針を考察
- インフラシェアリングサービスにおけるSub6、ミリ波へのニーズ、対応状況を把握
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−調査対象− |
- 1. 市場
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1) インフラシェアリングサービス
2) DAS(Distributed Antenna System)
3) 周波数共用器
4) スマートポール
5) 鉄塔
- 2. 関連企業
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分類 | ベンダー名 |
インフラシェアリング サービス事業者
| JR東日本、JTOWER、Sharing Design、Tower Pods、アイテック阪急阪神、オプテージ、ナビックなど
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DASメーカー
| HFR、JRCモビリティ、コムスコープ・ジャパン、サムジ電子、東芝インフラシステムズ、日本電業工作、ノキアソリューションズ&ネットワークス、国際電気など
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周波数共用器メーカー
| 多摩川電子、日本電業工作など
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スマートポールメーカー
| Secual、京セラみらいエンビジョン、デンソー、東京電力パワーグリッド、日本街路灯製造、日本電気、日本ネットワークサポート、パナソニック コネクト、ヨシモトポールなど
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鉄塔建設事業者
| 安治川鉄工、サンワコムシスエンジニアリング、電気興業、デンロコーポレーション、東京鉄塔工事、巴コーポレーション、日本鉄塔工業、宮地エンジニアリングなど
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−調査項目− |
- 1. 総括編
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1) 市場総括
2) 市場を取り巻く環境
3) 業界構造
4) インフラシェアリングの分類と共用範囲
5) 携帯電話キャリア、キャリア間、関連省庁のインフラシェアリングへの取り組み
6) インフラシェアリングによる携帯電話キャリアのメリット/デメリット、活用方針
7) 携帯電話キャリアのDAS設置の動向
8) インフラシェアリングサービス市場のポテンシャル
9) 屋外向けインフラシェアリングにおける携帯電話基地局設置場所の動向
10) インフラシェアリングサービスの導入フロー
11) インフラシェアリングサービスにおけるSub6、ミリ波へのニーズ、対応状況
12) デジタルブリッジ・グループのJTOWER買収による当該市場への影響
13) インフラシェアリングサービス、DASにおけるローカル5G対応動向
14) インフラシェアリング関連市場の課題と対策の方向性
- 2. 市場編
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- 1) 市場定義
- 2) 製品/サービスイメージとメリット
- 3) 市場規模推移/予測(2023〜2028年度)
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(1) ユーザー層/用途別(例:商業施設/オフィスビル、宿泊施設、医療機関など)
(2) 製品/サービス別※1
(3) 設置場所別(例:鉄塔、スマートポールなど)※2
(4) 周波数帯別(例:〜2GHz帯、2.5GHz/3.5GHz帯、3.7/4.5GHz帯、28GHz帯)※3
- 4) マーケットシェア(2023〜2024年度)
- 5) 市場の課題と対策の方向性
- 6) 主要製品/サービス一覧
※1:インフラシェアリングサービス、DASのみ
※2:インフラシェアリングサービス、周波数共用器のみ
※3:インフラシェアリングサービス、DAS、周波数共用器のみ
- 3. ベンダー編(15社程度を個票化予定)
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- 1) 企業プロフィール
- 2) 製品/サービスラインアップ、概要/特徴
- 3) インフラシェアリング関連製品/サービス販売動向(2023〜2024年度)
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(1) ユーザー層/用途別(例:商業施設/オフィスビル、宿泊施設、医療機関など)
(2) 製品/サービス別※4
(3) 設置場所別(例:鉄塔、スマートポールなど)※5
(4) 周波数帯別(例:〜2GHz帯、2.5GHz/3.5GHz帯、3.7/4.5GHz帯、28GHz帯)※6
- 4) 関連組織
- 5) 販売チャネル
- 6) アライアンス
- 7) 事業の課題
- 8) 今後の製品/サービス戦略、販売戦略
- 9) インフラシェアリング関連市場の今後に対する見解
※4:インフラシェアリングサービス事業者、DASメーカーのみ
※5:インフラシェアリングサービス事業者、周波数共用器メーカーのみ
※6:インフラシェアリングサービス事業者、DASメーカー、周波数共用器メーカーのみ
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