◆市場調査レポート:2005年08月29日発刊

2005年版 エレクトロニクス高分子材料の現状と将来展望

小型・薄型化、高精細化、大容量化が進展する半導体・液晶・実装技術を支える
高分子フィルム・シート・コーティング市場展望と技術ロードマップ
−調査の背景−
  • 先端ディスプレイの高精彩化・薄型化技術、半導体超微細化や高密度表面実装技術等、今日のエレクトロニクス産業を支える基礎技術は近年めざましい発展を遂げている。これらの技術は次世代薄型テレビや情報携帯端末、AV機器、車載機器等、末端機器の小型・軽量化、大容量化、多機能型製品として結実しており、その世界規模での市場活性化の背景となっている。

  • これに対応する材料面の高品質化対応もまた進展している。無機系、高分子系の区別無く材料メーカーにとってエレクトロニクス事業分野での需要安定化は全社的な最重要課題のひとつとして捉えられており、既存材料の高度化対応のみならず、新規材料の研究開発へも継続して取り組まれている。また韓国、台湾メーカーの台頭など日本技術優位の構造も大きく様変わりしてきている。

  • 本調査レポートでは、数あるエレクトロニクス関連材料の中でも特に、製品の高付加価値化を支え、またある程度まとまった量が消費されている高分子系材料を調査対象として取り上げている。高分子系材料は半導体、先端ディスプレイ等の製造工程で消費され、または末端製品に部材として組み込まれ使用されており、需要拡大及び高品質化の点から注目されている。

  • 当調査レポートで取り上げたエレクトロニクス高分子材料53品目のトータル市場は、2004年実績2兆5,228億円規模で、2006年には3兆円規模に達すると予測されている。
    〔表示材用(12,998億円)、半導体用(3,049億円)、プリント基板用(2,046億円)、バッテリ/コンデンサ(1,681億円)、その他関連材料(5,440億円)/2004年〕

  • 移り変わりが激しいエレクトロニクス分野に於いて、前回2003年版に於けるデータを見直すとともに、フレキシブルシート型ディスプレイ、フルカラー対応の高分子有機ELなど、今後の需要確立が注目される次世代型製品の動向をも含め、原料及び製造工程資材を支える高分子材料の技術動向と応用先部材、ナノマテリアルの適用状況、市場動向、世界需要動向、将来予測を明らかにすることを本調査レポートは目的としている。

  • 当資料が関連企業の経営、研究、製造、販売等マーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信しております。


−調査目的−
  • 本資料は、主に半導体製造工程や表示材、プリント基板、電池等のエレクトロニクス分野で使用される高分子材料を対象として材料、技術動向の変遷、及び、これらに対する要求特性とその対策を調査・ロードマップ化するとともに、需要動向、メーカー動向を把握し、エレクトロニクス分野における注目材料市場のワールドワイドでの方向性を明確化することを目的とした。


−調査品目−
半導体用 前工程 半導体フォトレジスト、層間絶縁膜材料、High-Kゲート絶縁膜、ペリクル、バッファコート膜、バックグラインドテープ
後工程 ダイシングテープ、ダイボンディングフィルム、半導体封止材料、TABテープ
表示材用 偏光板、偏光保護膜フィルム(TAC)、視野角補償フィルム、位相差フィルム、液晶配向膜、カラーフィルタ(CF)、液晶用スペーサ(ビーズ)、液晶用スペーサ(フォトスペーサ)、シール剤、液晶用フォトレジスト、異方性導電フィルム(ACF)、導光板、拡散板、拡散フィルム(シート)、反射板、プリズムシート、防眩フィルム/AGフィルム、反射防止(AR/LR)フィルム、透明導電性フィルム(ITO)、プロテクトフィルム、リアプロジェクションTV用スクリーン、有機EL材料(発光材料)、フレキシブルシート型ディスプレイ
プリント基板用 層間絶縁材料(熱硬化性・感光性)、樹脂付銅箔(RCC)、ソルダーレジスト、電着レジスト、ドライフィルムレジスト、フレキシブル銅張積層板
バッテリ/コンデンサ用 フィルムコンデンサ、導電性高分子コンデンサ、リチウムイオンポリマー電池、金属リチウム電池用ポリマー、リチウムイオン電池用セパレータ、電池用導電性高分子
その他関連材料 光導波路用ポリマー、エンボスキャリアテープ、静電気対策用バッグ(静電シールドバッグ)、携帯電話用レンズ(非球面)、LED(表示材・通信用)導電性接着剤、光拡散ビーズ、グリーンプラ

−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 採用素材動向
3. 材料技術・ロードマップ
4. 参入メーカー
5. 市場規模推移及び予測(2001年〜2008年予測)
6. 価格動向
7. メーカーシェア
8. 用途動向
9. 材料・技術改良ニーズと研究開発動向
10. 海外動向
11. 今後の方向性

−目次−
I. 総合分析編(1)
1. エレクトロニクス高分子需要構成(3)
2. エレクトロニクス高分子市場概要(4)
1) 全体市場規模推移(2001年〜2008年予測)(4)
2) 分野別市場トレンド(5)
3) 分野別市場概要(6)
4) 品目別成長トレンド(11)
3. 材料技術ロードマップ(12)
1) 半導体プロセス高分子材料(12)
2) 表示材高分子材料(18)
3) プリント基板関連高分子材料(32)
4) その他関連材料(34)
4. 採用素材動向(36)
1) 素材別採用状況(2004年)(36)
2) 品目別採用素材一覧(2004年)(37)
3) 品目別注目材料技術一覧(38)
5. エレクトロニクスメーカーの海外生産及び環境対策(40)
1) エレクトロニクス製品の生産概要(40)
2) エレクトロニクスメーカーの海外生産状況(42)
3) 環境対策動向(45)
6. 注目品目の成長要因分析(47)
1) 注目品目の成長ランキング(47)
2) 次世代品目の市場予測(48)
II. 集計編(49)
1. 主要参入企業覧(51)
2. 品目別市場規模推移及び予測(2001年〜2008年予測)(60)
3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウェイト(2004年実績世界市場)(70)
4. 品目別価格動向(80)
5. 日本メーカー生産ウェイト及び需要エリア状況(81)
III. 品目別市場編(85)
半導体用
1. 半導体フォトレジスト(87)
2. 層間絶縁膜材料(95)
3. High-Kゲート絶縁膜(102)
4. ペリクル(105)
5. バッファコート膜(110)
6. バックグラインドテープ(115)
7. ダイシングテープ(120)
8. ダイボンディングフィルム(一体型含)(126)
9. 半導体封止材料(131)
10. TABテープ(136)
表示材用
11. 偏光板(141)
12. 偏光膜保護フィルム(TAC)(148)
13. 視野角補償フィルム(154)
14. 位相差フィルム(160)
15. 液晶配向膜(168)
16. カラーフィルタ(CF)(174)
17. 液晶用スペーサ(ビーズ)(181)
18. 液晶用スペーサ(フォトスペーサ)(186)
19. シール剤(190)
20. 液晶用フォトレジスト(195)
21. 異方導電性フィルム(ACF)(200)
22. 導光板(206)
23. 拡散板(212)
24. 拡散フィルム(シート)(217)
25. 反射板(222)
26. プリズムシート(228)
27. 防眩フィルム/AGフィルム(234)
28. 反射防止(AR/LR)フィルム(238)
29. 透明導電性フィルム(ITO)(243)
30. プロテクトフィルム(248)
31. リアプロジェクション用TVスクリーン(255)
32. 有機EL材料(発光材料)(259)
33. フレキシブルシート型ディスプレイ(266)
プリント基板用
34. 層間絶縁材料(熱硬化性・感光性)(270)
35. 樹脂付銅箔(RCC)(276)
36. ソルダーレジスト(281)
37. 電着レジスト(286)
38. ドライフィルムレジスト(291)
39. フレキシブル銅張積層板(296)
バッテリー/コンデンサ
40. フィルムコンデンサ(301)
41. 導電性高分子コンデンサ(306)
42. リチウムイオンポリマー電池(311)
43. 金属リチウム電池用ポリマー(316)
44. リチウムイオン電池用セパレータ(317)
45. 電池用導電性高分子(322)
その他関連材料
46. 光導波路用ポリマー(326)
47. エンボスキャリアテープ(331)
48. 静電気対策用バッグ(336)
49. 携帯電話用レンズ(非球面)(340)
50. LED(表示材・通信用等)(345)
51. 導電性接着剤(352)
52. 光拡散ビーズ(357)
53. グリーンプラ(362)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2005年版 エレクトロニクス高分子材料の現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2005年08月29日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
363ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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