◆市場調査レポート:2009年11月06日発刊

2010年 化粧品ケミカル材料の現状と将来展望

高機能化・多機能化が進展する化粧品向け有機・無機材料、天然成分のマーケティング情報分析レポート
−調査の背景−
  • ブランドや機能性が購買を左右する傾向にある化粧品は、不況に強い製品といわれている。しかし、景気の先行きに対する不安感は日々大きくなっており、消費者の購買活動にも影響がでており、化粧品市場全体としては微減傾向である。しかしながら、一部の機能性化粧品(アンチエイジング機能や美白機能など)については、高価格帯であるにも関わらず、拡大傾向を示す製品も数多くある。
  • 多様化する消費者ニーズに対応し、化粧品メーカーは機能性材料を開発・採用することで、競合他社との差別化を図り、高付加価値化を進めている。アンチエイジング機能や美白(ホワイトニング)機能、敏感肌対応(低刺激性)、保湿機能、アクネ対応等の訴求機能の多様化、複合化が進展し、各化粧品を構成する材料に対するニーズも多様化してきている。化粧品用途における機能性材料は、高付加価値が見込める分野であり、材料メーカーにとって、魅力のある市場といえる。
  • さらに、近年は化学メーカーや製薬メーカー、食品メーカーなど、異業種メーカーが自社の材料や技術を応用し化粧品市場へ参入する動きが多い点も特徴である。
  • 本調査企画では、高機能化・多機能化が進展する化粧品市場において使用されているケミカル材料(有機/無機/天然成分)について、化粧品別(33品目)に市場動向、商品/技術動向等を把握すると共に、当該市場の有望性、将来動向を明確化した。
  • また、化粧品材料の中から、注目の材料及び主要材料を44品目抽出し、市場動向を明確化した。さらに、その内19品目については、ケーススタディとして詳細な市場動向、メーカー動向について記載した。
  • 当資料が関連企業の経営、研究、製造、販売等マーケティング全般において、さらには今後化粧品業界へ参入する各企業において、ご活用いただけるものと確信している。
−調査目的−
  • 化粧品市場は、安価な製品よりもブランドや機能性が重視され、比較的不況に強いマーケットといわれている。不況下においても、高価な化粧品を買い求める消費者が多い。
  • 不況に強い市場とはいえ、2008年後半以降の世界的な不況の影響を免れることはできず、製品によっては市場が縮小しているケースもある。このような市場環境において、化粧品メーカー各社は、高機能材料を配合した化粧品を開発することで、差別化を図っている。
  • 本調査レポートは、高機能化が進む化粧品市場における、化粧品ケミカル材料市場を調査対象とした。さらに、注目の及び主要な化粧品材料抽出し、材料市場動向を把握することで、化粧品ケミカル材料のトレンド詳らかにし、さらには化粧品業界へ新たに参入するためのメリット・デメリットを明確化することを目的とした。
−調査対象−
A:化粧品製品・材料市場(33品目)
スキンケア(10品目)、ヘアケア/ヘアメイク(5品目)、オーラルケア(3品目)、メイクアップ(9品目)、ボディケア(6品目)
分類品目
スキンケア洗顔フォーム、クレンジングオイル、クレンジングクリーム、マッサージ・コールド、化粧水、乳液、美容液、リップクリーム、パック、ハンドクリーム
ヘアケア/ヘアメイクリンス・コンディショナー、ヘアスタイリング剤、ヘアカラー、コールドウェーブ液、スカルプケア
オーラルケア歯磨粉、液体歯磨、デンタルリンス
メイクアップメイクアップベース、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、マスカラ、チークカラー、リップカラー
ボディケアボディクリーム、ボディマッサージケアクリーム、制汗デオドラント、除毛剤、脱色剤、サンスクリーン
B:化粧品向け注目材料市場編
ケーススタディ編(19品目)、その他(25品目)
注目の化粧品材料を44品目抽出し、その内19品目についてケーススタディとして取りあげた
分類品目
ケーススタディ編流動パラフィン、ラノリン/代替ラノリン、シリコーン、マイカ、微粒子球状シリカ、ヒアルロン酸、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、セラミド、コエンザイムQ10、フラーレン、白金ナノコロイド、アクリルパウダー、ナイロンパウダー、ショ糖脂肪酸エステル、超微粒子酸化亜鉛、超微粒子酸化チタン、PVA、PVP
その他スクワラン、シコニン、タルク、クロルヒドロキシAl、微粒子酸化鉄、N-アシルグルタミン酸塩、N-アシルメチルタウリン、アルキル硫酸塩、イミダゾリニウムベタイン、ソルビタン脂肪酸エステル、パラオキシ安息香酸エステル類、ビタミンE、プラセンタエキス、レチノール、核酸、ジプロピレングリコール(DPG)類、ソルビトール、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、γ-オリザノール、カテキン、ニコチン酸アミド、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要材料一覧
3. 主要参入メーカーおよび位置付け
4. 化粧品ケミカル市場の本調査レポートでの捉え方
5. 材料市場規模推移及び予測(2006〜2013年予測)
6. 成分分類及びキーマテリアルの動向(2009年見込)
7. 今後の方向性
−本調査レポートの構成−
レポート構成調査対象・調査内容
A. 化粧品製品・材料市場編
  • 化粧品を5分野、34製品を調査対象に捉え、各製品市場の市場規模を捉えた。
  • これをベースに、各化粧品の製品別に材料構成と主な成分を抽出し、材料ベースでの市場規模・トレンドを試算した。
  • 後半(P43以降)には、各製品市場のケーススタディを示した。
B. 化粧品向け注目材料市場編
  • 上記33製品に使用されている化粧品用材料を中心に、注目される材料を抽出し、これらの市場概要を捉えている。
  • 全体で44種の材料を取り上げ、178〜191ページに「化粧品向け注目材料市場一覧」として市場概要を示している。
  • さらに、このうちの19市場に関してはケーススタディとして詳細を示した(203ページ以降)。
  • 本調査レポートでは、A. 化粧品製品・材料市場編、B. 化粧品向け注目材料市場編、の2部構成をとった。
  • A. 化粧品製品・材料市場編では、スキンケア、メイクアップなど33品目の化粧品そのものの市場(製品市場)規模と、それらの化粧品に配合されている主な成分はを捉えている。また、各化粧品別に材料ベースで需要規模を推定し、これらを集計して化粧品市場全体の市場構造を捉えたものである。
  • 一方、B. 化粧品向け注目材料市場編では、A編で捉えた化粧品に採用されている材料も含め、近年注目を集めている化粧品用材料市場を調査対象とした。44市場は市場概要一覧を示し、また、その中でも特に19品目に関しては注目市場として、詳細をケーススタディにて示している。この他、材料の研究開発動向、生産・販売動向に関して、注目される事例を挙げた。
  • 本調査レポートは、このように、製品市場と材料市場の両面から化粧品市場を捉えていることを特色としている。
−目次−
A. 化粧品製品・材料市場編
A-I. 総合分析編(3)
1. 化粧品市場の概要(5)
1) 材料・製品市場需要構造(5)
2) 化粧品材料市場トレンド(6)
3) 主要安定成長品目のトレンド(7)
4) 化粧品市場(製品・材料)一覧(8)
2. 化粧品製造業界の構造(10)
1) 業界構造(10)
2) 新規参入のメリット・デメリット(12)
3) 新規参入の成功事例(12)
4) 異業種の新規参入動向(13)
3. 分類別成分ウエイト(2009年見込)(15)
1) ボディケア
2) ヘアケア/ヘアメイク
3) オーラルケア
4) メイクアップ
5) ボディケア
A-II. 集計編(21)
1. 主要参入企業一覧(化粧品メーカー)(23)
2. 市場規模推移及び予測(2006年〜2013年予測)(27)
3. 製品別成分ウエイト一覧(36)
A-III. 品目別市場編(43)
スキンケア
1. 洗顔フォーム(45)
2. クレンジングオイル(48)
3. クレンジングクリーム(51)
4. マッサージ・コールド(54)
5. 化粧水(57)
6. 乳液(61)
7. 美容液(65)
8. リップクリーム(70)
9. パック(74)
10. ハンドクリーム(77)
ヘアケア/ヘアメイク
11. リンス・コンディショナー(81)
12. ヘアスタイリング剤(85)
13. ヘアカラー(90)
14. コールドウェーブ液(93)
15. スカルプケア(96)
オーラルケア
16. 歯磨粉(99)
17. 液体歯磨(103)
18. 洗口剤(106)
メイクアップ
19. メイクアップベース(109)
20. ファンデーション(113)
21. フェイスパウダー(118)
22. アイシャドウ(123)
23. アイライナー(127)
24. アイブロウ(131)
25. マスカラ(135)
26. チークカラー(139)
27. リップカラー(143)
ボディケア
28. ボディクリーム(147)
29. ボディマッサージケアクリーム(151)
30. 制汗デオドラント(154)
31. 除毛剤(158)
32. 脱色剤(161)
33. サンスクリーン(164)
B. 化粧品向け注目材料市場編
B-I. 注目材料市場分析(169)
1. 注目材料の位置付け(171)
2. 主要品目ランキング(172)
3. 主要材料価格ランキング(173)
4. 価格と市場規模の関係(174)
B-II. 集計編(175)
1. 主要材料と用途の関係(177)
2. 化粧品向け注目材料市場一覧(178)
3. 注目材料トピックス(192)
4. その他化粧品用材料一覧(194)
5. 主要注目材料メーカー一覧(197)
B-III. 注目材料ケーススタディ(203)
油性成分
1. 流動パラフィン(205)
2. ラノリン/代替ラノリン(207)
3. シリコーン(209)
色材・粉体
4. マイカ(212)
5. 微粒子球状シリカ(214)
保湿成分
6. ヒアルロン酸(216)
7. 1,3-ブチレングリコール(219)
8. グリセリン(221)
9. セラミド(223)
抗酸化剤
10. コエンザイムQ10(226)
11. フラーレン(228)
12. 白金ナノコロイド(230)
感触付与剤
13. アクリルパウダー(232)
14. ナイロンパウダー(234)
界面活性剤
15. ショ糖脂肪酸エステル(236)
紫外線遮蔽剤
16. 超微粒子酸化亜鉛(238)
17. 超微粒子酸化チタン(241)
皮膜剤高分子
18. PVA(244)
19. PVP(245)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2010年 化粧品ケミカル材料の現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2009年11月06日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
246ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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