◆マルチクライアント調査レポート:2009年12月24日発刊

IFRS:国際会計基準がもたらす情報システム市場の展望

ICT分野において新たなインパクトとなり得るIFRS対策・対応を企業ユーザ100社の事例研究から明確に把握
−調査の背景−
  • 「IFRSの導入をグループ経営基盤の好機と捉える」…これが、この調査を通して得た企業に向けてのコメントである。
  • 日本のみならず、世界主要各国の市況は2009年を通じ好転するばかりか、暗転の一途を辿ってしまった。これは、経済そのものの鈍化を余儀なくしたのみならず、活発化しそうであった市場拡大要素にまで蓋をしてしまうこととなっている。
  • IFRSは世界110カ国以上で採用若しくは承認が行われている国際会計基準(国際財務報告基準)であり、情報システム市場にとって活況を呼ぶ大きな要因であることは間違いないのである。
  • 日本の動向は未だ不確定な要素があるものの、例えば国連加盟国(192カ国)の半数以上がIFRS対応を表明しているということを踏まえるならば、IFRS準拠の方向に動くのは間違いないだろう。
  • 企業各社はこのIFRS準拠へのタイミングを推し測っているところであろうが、むしろこのタイミングを好機と捉えるべきである。
  • つまり、未曾有の不況下だからといって、必要となる情報システム投資を先送りするのではなく、グループ経営基盤を強固にして不況を乗り切るためにも一気にIFRS準拠のシステム化へと突き進むべきなのである。
  • あらゆる設備投資をさておき、優先度を最も高くしてIFRS対応のシステム化を進めてこそ、新たなる商機(勝機)が見えてこようというものである。
  • 今後、2〜3年間が最初のヤマ場となるであろうIFRS対応のビジネスソリューションに取り組んでおられる企業各位にとって、当調査資料がベースデータとなれば幸いである。
−調査目的−
  • ICT分野において牽引車となるシステムやサービスが待望されて久しい。また、昨今はシステム投資に対する厳格な審査などが求められることとなり、陳腐化したシステムの行き場がなくなりつつある。
  • 上記のようなシステム環境の中にあって、俄然注目を浴びてきたのが「IFRS:国際会計基準」遵守がもたらす情報システムの見直し・再構築の必要性である。
  • 「会計システム」「業務システム」「各種連携システム/ネットワーク」などに対する、システム影響を鑑み、企業単独ではなくグループとしてシステム対応を求められることになる。
  • ここで行うICT環境の再構築は先々を見越したシステム投資であり、いわば5年後に新たな核となるシステム/ソリューションの道筋をつけるものとなる。実際、2015年若しくは2016年から、上場企業の連結財務諸表に強制適用開始ということになれば、システム化整備は遅くともその前年の2014年には終了させていなければならず、システムプロジェクト規模によっては、仕掛かりより3年〜4年程度必要とすることを踏まえるならば、2010年が大きなターニングポイントとなるのである。
  • 今回の調査では、IFRS適用を踏まえ、上場企業へのインタビューを通して、喫緊の課題として挙げられるICT要素を把握・分析した。その上で、総合的に見た新たなシステム/ソリューション対策を導き出すことを目的とした。
−調査のポイント−
  • IFRSがもたらすICT分野へのビジネスインパクト
  • 企業(ユーザ)が求めるシステム/ソリューション
−調査対象−
システム/ソリューション
カテゴリ内容/キーワード
A. 業務アプリケーション財務・会計、人事・給与管理、販売・在庫管理、生産管理、ERP:大企業向、ERP:中堅/中小向、SCM、CRM
B. テクノロジ/アーキテクチャSOA、可視化、仮想化、暗号化、認証/ID管理、システム管理、アクセス管理、マスタ管理
C. 最適化ソリューションLCM、クラウド
企業ユーザ
業種件数備考(業種例)
製造50食料品、繊維/紙/パルプ、化学/石油・石炭/プラスチック/ゴム、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、一般機械、電気機器、輸送用機器、精密機器、印刷
流通19卸売、小売、飲食
金融12銀行/証券、生保/損保、ノンバンク
サービス、その他19建設、電気/ガス、運輸、通信・放送、他サービス
合計100 
−目次−
I. エグゼクティブサマリ
i. 有望システム/ソリューション俯瞰(3)
ii. キーとなるテクノロジ/アーキテクチャロードマップ(4)
II. 総括編
A. 業務アプリケーション(7)
1. 市場定義・考え方(7)
2. IFRSインパクトによる想定市場規模(9)
3. キープレイヤの内容と動向(13)
4. 市場ターニングポイントになりそうな要素とその根拠(17)
::特集::「ERPを中心とした一考察」(20)
B. テクノロジ/アーキテクチャ(21)
1. 市場定義・考え方(21)
2. IFRSによる市場効果及び必要度(22)
3. キープレイヤの内容と動向(24)
C. 最適化ソリューション(27)
1. 市場定義・考え方(27)
2. IFRSとの関連性(27)
3. 市場インパクトをもたらす具体的なソリューション内容(29)
III. 企業ユーザ編
〈まとめ〉(33)
【製造業】(50件)(39)
【流通業】(19件)(141)
【金融業】(12件)(181)
【サービス業、その他】(19件)(207)
−共通項目−
フェイスシート(企業名、本社所在地、業容、年商、従業員数)
1. IFRSに対する取り組み、ビジョン
  • 業務フロー
  • システムフロー
2. 情報システムの今後の在り方
3. IFRS対策の企業/グループ対応体制
4. 注目しているシステム/ソリューションの内容及びその理由
5. ソリューションベンダに対する要望
  • 既に付き合いのあるソリューションベンダの内容/選定理由
  • IFRS対策において評価しているソリューションベンダ内容
6. 情報化投資におけるIFRS関連投資の位置付け、及び投資規模
〈参考〉現在のIFRS対応進捗状況
索引(247)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
IFRS:国際会計基準がもたらす情報システム市場の展望

頒価
209,000円(税抜 190,000円)

発刊日
2009年12月24日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
250ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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