◆マルチクライアント調査レポート:2021年03月25日発刊

データセンター向け高速光トランシーバーおよび関連テクノロジーの最新動向 2021

変調・波長多重・集積技術の導入により変化するテクノロジーと光トランシーバーの市場を徹底調査
−はじめに−
  • 2020年はCOVID-19の感染拡大と米中貿易摩擦の影響があり変化の激しい年であった。COVID-19は新しい生活様式をもたらし、トラフィック量の増加となった。GAFAM、BATHをはじめとする巨大ITベンダーが活発にデータセンター投資を行っている。
  • データセンター内で主に採用されているクライアント側光トランシーバーは100Gが普及期を迎え、小規模なデータセンターにも採用され始めている。次世代の200G/400Gの光トランシーバーは本格的な立ち上がりを見せ、乱立していた規格・MSAが収束し始めている。100Gから200G/400Gへのシフトがさらに加速していくとみられる。2021年には800Gクライアント側光トランシーバーの規格制定や、400Gライン側光トランシーバーの立ち上がりが見込まれる。
  • データセンター向け光トランシーバーに求められる要求特性は多数あるが、テレコム向け光トランシーバーと比較すると特に低価格化が要求される。そのため、多少の品質が犠牲になることもある。
  • その例としてVCSELタイプの光トランシーバーにプラスチック非球面レンズが使われたり、LDの採用動向においては、本来冷却部品を必要とする25G EMLに代わり、冷却部品を用いない25G DMLが採用されたりしている。
  • また、トランシーバーの省スペース化(小型化)、低消費電力化が求められる。今後はSiPh、InPなどの集積技術やCOBO、Co-packageなどの新しい実装技術が開発されていくとみられる。
  • ライン側光トランシーバーはこれまでデータセンターではなくキャリア向けに採用されていたが、高速化に伴いデジタルコヒーレントを使用する光トランシーバーが、40km未満の距離において使用され始める。40km以上の距離ではあるがライン側光トランシーバーがデータセンター向けにもDCI用途から採用され始めている。
  • 本マルチクライアント特別調査報告書では、上述のような市場環境を踏まえてクライアント側/ライン側の光トランシーバー市場を調査した。速度別、フォームファクター別、距離別に調査を行い、データセンター向け市場において求められるトレンドを展望・分析した。
  • また、関連デバイスの市場動向、高速化・小型化・省電力化に対応した技術的な変化をまとめることにより市場を展望・分析した。
  • 関係各位が本特別調査報告書を今後の事業戦略立案・展開において役立てていただくことを切に望むものである。
−調査目的−
  • 本マルチクライアント特別調査企画では、高速・長距離光トランシーバーに注目し、速度別や距離別での市場および変調技術や集積技術のトレンドを明確化し、送信・受信およびその他関連デバイス市場についても調査・分析することにより、当該市場における事業展開に有益な情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
1) 調査対象品目
高速光トランシーバー100Gクライアント側
光トランシーバー
4品目100G CFP、100G CFP2、100G CFP4、100G QSFP28
200Gクライアント側
光トランシーバー
3品目200G CFP2、200G QSFP-DD、200G QSFP56
400Gクライアント側
光トランシーバー
2品目400G CFP8、400G QSFP-DD・OSFP
ライン側
光トランシーバー
6品目ノンプラガブルタイプ(168pinなど)、CFP DCO、CFP2 ACO、CFP2 DCO、QSFP-DD DCO・OSFP DCO 400G、QSFP 100G
高速光トランシーバー
関連デバイス
送信関連デバイス5品目25G VCSEL、25G DFB、25G・50G EA-DFB、CW+SiPh、μITLA
受信関連デバイス2品目PIN-PD・APD、ICR・μICR・nanoICR
変調関連デバイス3品目LN変調器、HB-CDM、COSA・IC-TROSA
その他関連デバイス4品目PAM-IC、デジタルコヒーレントDSP、光通信用プラスチックレンズ、光通信用ガラス非球面レンズ
合計29品目
2) 調査対象国・地域
日本、中国、台湾、韓国、その他アジア(フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、インド、西アジア、その他)、北米、中南米(メキシコ、ブラジルなど)、欧州(西欧、ロシア含む東欧)、その他(アフリカ、オセアニアなど)
−調査項目−
高速光トランシーバー
1) 製品概要・定義
2) 市場規模推移・予測
3) 距離別タイプ別ウェイト
(1) 〜300m
(2) 500m
(3) 2km
(4) 10km
(5) 40km
4) メーカーシェア
(1) 〜300m
(2) 500m
(3) 2km
(4) 10km
(5) 40km
5) 主要参入メーカー一覧
6) 主要メーカーラインアップ
7) 関連技術動向
8) サプライチェーン(2021年Q1時点)
9) GAFAM、BATH関連動向
高速光トランシーバー関連デバイス
1) 製品概要・定義
2) 市場規模推移・予測
3) タイプ別ウェイト
4) 用途別ウェイト
5) メーカーシェア
6) 主要参入メーカー一覧
7) 主要メーカーラインアップ
8) 関連技術動向
9) サプライチェーン(2021年Q1時点)
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 テラビット時代に向けた高速化ロードマップおよび市場展望(2)
1.2 高速光トランシーバー市場の動向(3)
1.3 高速光トランシーバー関連デバイス市場の動向(20)
1.4 価格トレンド(2021年Q1時点)(24)
1.5 100G・400G・800G・1.6T光トランシーバーの距離別タイプと主なフォームファクター(29)
1.6 ライン側光トランシーバー構成図(30)
1.7 光トランシーバーにおける集積技術の動向(SiPh、InPなど)(31)
1.8 デジタルコヒーレントの技術動向(37)
1.9 光通信業界の合従連衡動向(アライアンス、エコシステム化)(38)
1.10 データセンターのネットワーク構成と技術トレンド(41)
2.0 高速光トランシーバー(100G以上)(42)
2.1 100Gクライアント側光トランシーバー(43)
2.1.1 100G CFP(43)
2.1.2 100G CFP2(48)
2.1.3 100G CFP4(53)
2.1.4 100G QSFP28(57)
2.2 200Gクライアント側光トランシーバー(68)
2.2.1 200G CFP2(68)
2.2.2 200G QSFP-DD(72)
2.2.3 200G QSFP56(76)
2.3 400Gクライアント側光トランシーバー(82)
2.3.1 400G CFP8(82)
2.3.2 400G QSFP-DD・OSFP(85)
2.4 ライン側光トランシーバー(94)
2.4.1 ノンプラガブルタイプ(168pinなど)(94)
2.4.2 CFP DCO(100)
2.4.3 CFP2 ACO(106)
2.4.4 CFP2 DCO(112)
2.4.5 QSFP-DD DCO・OSFP DCO 400G(118)
2.4.6 QSFP 100G(123)
3.0 高速光トランシーバー関連デバイス(128)
3.1 送信関連デバイス(129)
3.1.1 25G VCSEL(129)
3.1.2 25G DFB(133)
3.1.3 25G・50G EA-DFB(137)
3.1.4 CW+SiPh(143)
3.1.5 μITLA(146)
3.2 受信関連デバイス(150)
3.2.1 PIN-PD・APD(150)
3.2.2 ICR・μICR・nanoICR(153)
3.3 変調関連デバイス(156)
3.3.1 LN変調器(156)
3.3.2 HB-CDM(159)
3.3.3 COSA・IC-TROSA(162)
3.4 その他関連デバイス(167)
3.4.1 PAM-IC(167)
3.4.2 デジタルコヒーレントDSP(170)
3.4.3 光通信用プラスチックレンズ(174)
3.4.4 光通信用ガラス非球面レンズ(178)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
データセンター向け高速光トランシーバーおよび関連テクノロジーの最新動向 2021

頒価
660,000円(税抜 600,000円)

発刊日
2021年03月25日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
181ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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