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−調査の背景− |
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- 発泡プラスチックスは、樹脂機能とポーラス構造(発泡化)の組み合わせにより、緩衝、断熱・保温、吸音、軽量化等の機能を発揮するプラスチックス製品であり、その高い機能性から幅広い分野で採用されている。
- 1996年における発泡プラスチックス市場規模は、約98万t、約6,000億円規模を示した。市場は主に、包装・緩衝材(約31万t)、土木建築材料(約29.5万t)、自動車材料(約15.5万t)の3分野により構成された需要構造で、従来より独自の市場を形成している。
- 現在、発泡プラスチックス市場では環境問題の取り組みが市場開拓のキーワードとなっている。断熱建材による省エネ化が追い風となる一方で、発泡ガス(代替フロン)の問題を解決しなければならない。また、リサイクル対応は包装用のみならず、工業用、建材用も対策を迫られる方向にある。
- 本調査資料で取りあげた発泡プラスチックス製品31品目のトータル市場規模は、1999年(見込み)で約5,950億円規模に達することが明らかとなった。
- また、2000年を目前にしており当該市場の長期トレンド(1988年〜2002年までのマーケット変遷)分析を行い、発泡プラスチックス市場を大局的な観点から製品特性、市場特性等について検討を行った。
- 本調査レポートは、発泡プラスチックスをとりまく環境変化に対し、各市場及びエンドユーザー動向をとりまとめ、2002年までの発泡プラスチックス市場を明確化したものである。関連企業の事業計画、製品開発、企画に携わる各位の参考となるベースデータとしてご活用頂けるものと確信している。
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−調査目的− |
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- 本資料は、主要品目別発泡プラスチックス市場の1995〜2002年における参入メーカー、流通ルート、販売量、用途動向、競合品との優劣状況を調査するとともに、当該市場の長期マーケット変遷(1988〜2002年)の分析、発泡プラスチックスに関連する環境対策を取り上げ、同市場の全体像及びその方向性を明確化することを目的とした。
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−調査対象品目− |
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熱可塑性樹脂フィルム |
PS |
PSP(ポリスチレンペーパー)、低発泡、中発泡押出、高発泡押出、高発泡ビーズ(EPS)(全体市場、軽量盛土工法、断熱軽量カップ、耐熱EPS断熱材) |
LDPE |
低発泡、高発泡無架橋ボード・シート、高発泡無架橋キャップネット、高発泡架橋シート、高発泡架橋ブロック、高発泡パイプカバー、高発泡ビーズ(EPE) |
HDPE |
低発泡、高発泡 |
EVA |
EVAフォーム |
PP |
低発泡、高発泡、高発泡ビーズ(EPP) |
PVC |
軟質低発泡、軟質高発泡、硬質低発泡、硬質高発泡シート(壁紙、クッションフロア、発泡レザー) |
熱硬化性樹脂フォーム |
PU |
硬質ウレタンフォーム(全体市場、断熱機器用ウレタンフォーム)、軟質ウレタンフォーム、RIM |
フェノールフォーム |
エンプラフォーム |
変性PPE・(PPO)フォーム、PETフォーム |
発泡ゴム |
押出発泡ゴム、板状発泡ゴム |
その他 |
有機発泡剤、発泡ガス(フロン系) |
競合製品 |
グラスウール、ロックウール、パルプモウルド、気泡緩衝材 |
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−調査ポイント− |
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- 製品概要
- 参入メーカー及び流通構造
- 市場規模推移及び予測('95〜2002年予測)
- メーカーシェア
- 用途動向
- 競合・棲み分け状況
- 価格動向
- 研究開発・技術動向
- 環境対策動向 (脱フロン、廃棄物回収・リサイクル対策動向)
- 今後の方向性
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−目次− |
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()内は掲載ページ
- 発泡プラスチックス全体市場の概要(3)
- 発泡プラスチックスの市場構造(4)
1)樹脂別発泡プラスチックスの市場構造(4)
2)各発泡プラスチックスの市場位置付け(6)
3)発泡プラスチックス市場の用途別需要動向(1999年見込)(7)
- 発泡プラスチックス市場における成長/成長阻害要因(8)
- 6大発泡樹脂を中心にみた90年代の発泡プラスチックス市場(1988〜2002年予測)(10)
- 発泡プラスチックス市場における環境対策動向(13)
1)フロンガス代替動向(13)
2)廃棄物対策動向(14)
3)廃棄物処理リサイクル事例(エンドユーザー等)(15)
- 発泡プラスチックスの樹脂別市場の今後の方向性(17)
- 主要参入メーカー一覧(21)
- 品目別市場規模推移及び予測(28)
1)市場規模推移及び予測(1995年〜2002年予測)(28)
2)品目別市場成長状況(34)
- 品目別メーカーシェア及び用途別ウェイト(1999年見込)(35)
- 品目別価格及び競合材料動向(42)
- 品目別環境対策動向(46)
- ● PS
- 1.PSP(ポリスチレンペーパー)(52)
- 2.低発泡(55)
- 3.中発泡押出(59)
- 4.高発泡押出(63)
- 5−1)高発泡ビーズ(EPS)(全体市場)(67)
- 5−2)軽量盛土工法(71)
- 5−3)断熱軽量カップ(74)
- 5−4)耐熱EPS断熱材(76)
- ● LDPE
- 6.低発泡シート(80)
- 7.高発泡無架橋ボード・シート(83)
- 8.高発泡無架橋キャップネット(88)
- 9.高発泡架橋シート(91)
- 10.高発泡架橋ブロック(94)
- 11.高発泡パイプカバー(98)
- 12.高発泡ビーズ(EPE)(102)
- ● HDPE
- 13.低発泡(106)
- 14.高発泡(110)
- 15.EVAフォーム(113)
- ● PP
- 16.低発泡(118)
- 17.高発泡(122)
- 18.高発泡ビーズ(EPP)(126)
- ● PVC
- 19.軟質・低発泡(132)
- 20.軟質・高発泡(135)
- 21−1)シート(全体市場)(138)
- 21−2)壁紙(139)
- 21−3)クッションフロア(142)
- 21−4)発泡レザー(145)
- 22.硬質・低発泡(148)
- 23.硬質・高発泡(152)
- ● PU
- 24−1)硬質ウレタンフォーム(全体市場)(156)
- 24−2)断熱機器用(161)
- 25.軟質ウレタンフォーム(163)
- 26.RIM(167)
- 27.フェノールフォーム(170)
- 28.変性PPE(PPO)フォーム(174)
- 29.PETフォーム(177)
- ● 発泡ゴム
- 30.押出発泡ゴム(182)
- 31.板状発泡ゴム(185)
- ● 発泡材料
- 32.有機発泡剤(190)
- 33.発泡ガス(フロン系)(193)
- ● 競合製品
- 34.グラスウール(197)
- 35.ロックウール(200)
- 36.パルプモウルド(203)
- 37.気泡緩衝材(206)
- 容器包装リサイクル法の概要(213)
- 次世代省エネルギー基準の概要(215)
- 主要参入メーカー所在地一覧(216)
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