◆マルチクライアント調査レポート:2002年08月30日発刊

高分子有機EL材料市場の現状と将来展望

次世代ディスプレイ材料の方向性を探る
−調査の背景−
  • 次世代フラットパネルディスプレイの本命とされる有機ELディスプレイは、低分子系タイプの商品化に続き、量産性に優れる高分子有機ELディスプレイの開発が活発化し注目を集めている。

  • 有機ELディスプレイ普及上の課題となっていた生産性に関して、低分子系タイプよりも優れた高分子有機ELは量産技術の確立に応じて、液晶代替の本命ディスプレイとして携帯機器からAV商品に及ぶ広い範囲での応用普及が期待されている。

  • 高分子有機ELディスプレイの実用化、量産化に関してはディスプレイメーカー各社の開発力と共に、開発を材料技術面から支える関連キー材料が重要な役割を果たしており、高分子有機ELディスプレイ市場の成長に並行して関連材料市場の成長が見込まれている。

  • 本調査では高分子有機EL材料関連各位のマーケット展開において参考となるベースデータを製作提供することを目的として、有機EL材料メーカー及び需要想定先ディスプレイ開発メーカーに対してヒヤリングを実施し、高分子有機ELディスプレイ及び同材料の将来需要について分析予測を実施した。

−調査のポイント−
  • 高分子有機EL用材料メーカー参入状況の把握

  • 有機ELディスプレイ需要の予測/液晶ディスプレイとの用途別競合・棲み分けのポイント

  • 高分子有機ELディスプレイの量産時期の予測

  • 高分子有機EL材料の開発動向の把握

  • 高分子有機EL材料の市場規模予測

  • 高分子有機EL材料の問題点及び課題点の抽出、把握

  • 高分子有機EL材料市場の方向性の明確化

−調査対象品目−
区分採用部位材料
高分子有機EL材料 発光層 −π共役系高分子−
PPV(ポリパラフェニレンビニレン)
PAT(ポリチオフェン)
PF(ポリフルオレン)
PPP(ポリパラフェニレン)
その他
正孔層 PEDOT+PSS系
ポリアニリン+PSS系
その他
パネル基板 ガラス基板
プラスチックフィルム基板
(PC、PAR、PES、その他フィルム基板)
競合方式発光層低分子発光材料
その他レジスト

−調査対象企業−
1)材料メーカー

2)有機EL開発、関連メーカー

3)その他関連団体、各種研究機関、大学等

−目次−
()内は掲載ページ
I. 総括編(1)

1. フラットパネルディスプレイにおける有機ELディスプレイの位置付け(2)

2. 高分子有機EL材料の分類及び材料別メーカー参入状況(3)
1)高分子有機EL材料の分類(3)
  (1) 高分子発光材料(3)
  (2) 高分子正孔層材料(4)
  (3) 基板材料(4)
  (4) レジスト材料(4)
2)参入メーカー一覧(5)
3)高分子有機EL材料市場の参入・提携状況(7)
  (1) 高分子有機EL(7)
  (2) 競合方式(低分子有機EL)材料市場の参入・提携状況(10)

3. 高分子有機EL材料開発状況(13)
1)有機ELディスプレイの技術開発ロードマップ(13)
2)有機EL材料の技術開発ロードマップ(14)
3)高分子有機EL材料の開発実用化状況(16)
  (1) 高分子発光材料(16)
    i. 蛍光発光(16)
    ii. 燐光性材料(17)
  (2) 高分子正孔層材料(18)
  (3) プラスチック基板(19)
    i. パッシブ駆動用基板(19)
    ii. アクティブ駆動用基板(19)

4. 有機ELディスプレイ量産装置技術の動向(20)
1)有機ELディスプレイの成膜製造プロセス(20)
2)インクジェット工法の動向(21)
3)高分子有機EL量産装置技術に関する最近の動向(22)
4)低分子有機EL量産装置の概要(24)
5)高分子有機EL製造装置の概要(25)

II. 市場編(26)

1. 有機ELディスプレイ需要の動向(27)
1)需要実績推移及び予測(1999年〜2005年、2010年予測)(27)
  (1) 有機ELディスプレイ全体(27)
  (2) サイズ別有機ELディスプレイ実績推移予測(29)
2)既存FPD(液晶)と有機ELの用途別競合、棲み分けのポイント及び代替予測(32)
  (1) 既存FPD(液晶)との用途別競合、棲み分けのポイント(32)
    i. 小型分野(モバイル系)(32)
    ii. 中型分野(モバイル、AV系)(34)
    iii. 大型分野(AV、モニター系)(35)
  (2) 既存FPD(液晶)用途での有機EL代替(37)
3)高分子有機ELの低分子系有機ELとの競合、棲み分けのポイント(39)
4)高分子有機ELディスプレイの潜在需要用途の想定、普及ロードマップ(42)
5)高分子有機ELディスプレイの需要規模予測(2002年〜2005年、2010年予測)(43)
  (1) 数量ベース(43)
  (2) 販売額ベース(45)
  (3) 有機ELディスプレイ中における高分子タイプのウエイト予測(46)
  (4) サイズ別高分子有機EL需要規模予測(47)

2. 高分子有機EL材料需要の動向(51)
1)高分子有機EL材料の量産時期の予測(51)
2)高分子有機EL材料の種類別市場規模予測(2002年〜2005年、2010年予測)(53)
  (1) 高分子発光材料(53)
  (2) 高分子正孔層材料(55)
  (3) 関連材料市場規模予測(57)
    i. 低分子発光材料(57)
    ii. ガラス基板(59)
    iii. プラスチック基板(60)
    iv. レジスト材(61)
3)高分子有機EL材料の採用上の課題点・問題点(62)
4)高分子有機EL材料の価格動向(65)
  (1) 高分子発光材料(65)
  (2) 高分子正孔層材料(66)
  (3) 関連材料(67)
    i. 低分子発光材料(67)
    ii. ガラス基板(67)
    iii. プラスチック基板(68)
    iv. レジスト材(68)
5)高分子有機EL材料市場の方向性(69)
  (1) 高分子発光材料(69)
  (2) 高分子正孔層材料(71)
  (3) 関連材料(72)
    i. 低分子発光材料(72)
    ii. ガラス基板(73)
    iii. プラスチック基板(74)
    iv. レジスト材(74)

III. ケーススタディ編(75)

1. 有機EL材料開発メーカー(高分子発光材料/他)(76)
1)集計編(76)
2)個別事例編(10社)(78)

2. 有機ELディスプレイメーカー(5社)(113)

IV. 参考資料(137)

日本国内で公開(公表)された高分子有機EL材料関連特許の状況(137)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
高分子有機EL材料市場の現状と将来展望

頒価
660,000円(税抜 600,000円)

発刊日
2002年08月30日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
146ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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