◆最新市場調査レポート:2025年08月05日予定
2025 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望
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ディスプレイ・アプリケーション・部品材料の世界市場と注目技術の動向を徹底調査 |
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−調査の背景− |
- 2024年のディスプレイ市場は、中国政府による省エネ家電への補助金政策や、米国新大統領就任を見越した関税税率上昇を懸念したパネル駆け込み生産などの影響で、当初の見込みよりも好調に推移した。ライン稼働率は例年第4四半期に落ちる傾向にあったが、2024年は80%以上の稼働率で推移した。80inを超える大型パネルについても想定以上の需要となっており、平均サイズの大型化が進んでいる。2025年はこうした高い稼働率が継続するか否か、パネルメーカーによる生産能力増強が推進されるか否かが注目される。
- ハイエンドTV市場ではOLED-TVが苦戦する一方、LCD-TVでは低価格化が進んだミニLEDバックライトを採用が進んでいる。実装歩留まりの低いCOBタイプよりも、難易度の低いPOBタイプの採用が増えており、さらに白色LEDパッケージではなくRGBのLEDチップをパッケージ化した製品も出てくるなど、新技術・新材料の採用が進んでいる。
- スマートフォンやノートPCなどではAI対応製品が増加する見込みであり、ディスプレイに対して低消費電力や薄型化の要求が強くなっている。低消費電力についてはLTPOバックプレーンや円偏光板レスなど各技術をどう複合するかが関心事となっている。薄型化についてはスマートフォン全般におけるバッテリースペース確保のほか、特にフォルダブル端末でのニーズが高い。2024年にはHuaweiから三つ折りのフォルダブル端末が発表されたが、2027年頃にはAppleによるフォルダブル端末投入も検討されるなど、ディスプレイの薄型化と強度・寿命を両立させる開発が進められている。
- 本市場調査資料は『液晶関連市場の現状と将来展望』として初版の刊行以来、2012年の改題を経て、本年で34年目を迎える。年間10兆円の規模を有するディスプレイ関連市場の川上から川下までを1冊で網羅するデータベースの提供を目的とする。
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−調査のポイント− |
- ディスプレイデバイスおよびアプリケーション・主要部材の市場規模、メーカーシェアの把握
- ミニLEDバックライトの採用動向およびマイクロLEDの最新開発動向・普及予測を展望
- フォルダブル、IT機器向けなど、OLEDの今後のトレンド・技術的変化点を調査
- 材料メーカーのディスプレイ分野に対する事業方針・今後の展開を整理
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−調査対象品目・企業− |
- ■主要調査対象品目
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A. ディスプレイデバイス
1) a-Si TFT LCD
2) LTPS TFT LCD
3) Oxide TFT LCD
4) W-OLED
5) RGB蒸着型OLED
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6) QD-OLED
7) マイクロLED
8) マイクロOLED
9) LCOS
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B. ディスプレイ関連部材
1. ディスプレイ共通部材
1) ガラス基板
2) カラーレジスト
3) ブラックレジスト
4) オーバーコート剤
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5) ターゲット材
6) 表面処理フィルム
7) ACF
8) OCR
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2. LCD関連部材
1) 配向膜材料
2) 液晶材料
3) シール剤
4) 偏光板
5) 偏光板保護フィルム・位相差フィルム
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6) ミニLEDバックライトユニット
7) ミニLEDパッケージ(白色/RGB)
8) 拡散シート(マイクロレンズ/プリズム型)
9) 白色ソルダーレジスト
10) QDシート・QD拡散板
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3. OLED関連部材
1) フレキシブルガラス
2) ウィンドウフィルム
3) 円偏光板
4) 円偏光板保護フィルム・位相差フィルム
5) OLED用封止材
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6) 蒸着型発光材料
7) TFT基板用ポリイミド
8) OLED用バンク材・平坦化材料
9) バックプレート
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C. アプリケーション機器
1) TV
2) PCモニター・AIO
3) ノートPC
4) タブレット
5) スマートフォン
6) スマートウォッチ・ヘルスケアバンド
7) ヘッドマウントディスプレイ
8) スマートグラス
9) 車載ディスプレイ
- センターインフォメーションディスプレイ
- メーターディスプレイ
- ヘッドアップディスプレイ
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10) パブリック・サイネージモニター
11) フィーチャーフォン
12) ゲーム機
13) 業務用モニター(医療用ほか)
14) その他民生機器
15) 産業用・汎用ディスプレイ
※下線を記した品目を「I.4. 用途別ディスプレイデバイス市場動向・メーカーシェア」に掲載します。
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- ■主要調査対象企業
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■ディスプレイデバイスメーカー
ジャパンディスプレイ、シャープディスプレイテクノロジー、AUO、BOE、CECグループ、CSOT、Ever Display、Foxconn、HannStar、HKC、Innolux、LG Display、Samsung Display、Tianma、Truly、Visionox、ほか
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■部材メーカー
出光興産、AGC、協立化学産業、コニカミノルタ、JSR、JNC、住友化学、積水化学工業、大日本印刷、デクセリアルズ、東洋紡、東レ、TOPPAN、日産化学、日鉄ケミカル&マテリアル、日東電工、日本ゼオン、日本電気硝子、富士フイルム、三井化学、三菱ケミカル、UBE、3M、Corning、Daxin Materials、Doosan、Duksan Neolux、HMO、LG Chem、Merck、Samsung SDI、SAPO、Shanjin、Sineva Technology、Slichem、Universal Display、ほか
- ※上記調査対象品目・企業は一部変更となる可能性があります。
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−調査項目− |
- I. 総括
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- 1. ディスプレイデバイスおよび関連部材市場
- 2. ディスプレイデバイスタイプ別市場規模推移・予測
- 3. ディスプレイデバイスタイプ別面積推移・予測
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1) TFT LCD用途別
2) TFT LCDモード別
3) OLED用途別
- 4. 用途別ディスプレイデバイス市場動向・メーカーシェア
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※主要調査対象品目「C. アプリケーション機器」で下線を記した品目を掲載します。
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1) セット生産数量推移・予測(2023年実績〜2030年予測)
2) セットメーカーシェア(2024年実績・2025年見込)
3) ディスプレイデバイスタイプ別市場(面積・枚数・金額/2023年実績〜2030年予測)
4) メーカー別デバイスタイプ別出荷枚数・シェア(2024年実績・2025年見込)
- 5. 主要ディスプレイデバイスメーカーの業績推移
- 6. 主要ディスプレイデバイスメーカーの事業戦略
- 7. LCD・OLED 生産ライン一覧
- 8. アライアンス動向
- 9. ディスプレイ関連部材市場規模推移・予測集計
- II. 業界動向
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1. ミニLEDバックライト関連技術・市場の最新動向
2. フォルダブル端末関連技術・市場の最新動向
3. ディスプレイ薄型化・低消費電力対応技術の動向
4. 米中デカップリングによるパネルおよび材料サプライチェーンへの影響
5. 車載ディスプレイ市場最新動向
6. 光学フィルム生産ライン・能力一覧
- III. 品目個票
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A. ディスプレイデバイス
1. デバイス構造・定義
2. 注目トピック・技術動向
3. 主要参入メーカー一覧
4. 市場規模推移・予測(2023年実績〜2030年予測)
5. 用途別市場動向(面積・枚数・金額)
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6. 価格動向(2025年Q2時点)
7. メーカー別用途別出荷枚数・シェア (2024年実績・2025年見込)
8. 納入関係(2025年Q2時点)
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B. ディスプレイ関連部材
1. 製品概要・定義
2. 主要参入メーカー一覧・拠点動向
3. 主要原材料メーカー一覧
4. 市場規模推移・予測(2023年実績〜2030年予測)
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5. 価格動向(2025年Q2時点)
6. メーカーシェア(2024年実績・2025年見込)
7. 注目技術・業界トピック
8. 納入関係(2025年Q2時点)
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- ※上記調査項目は一部変更となる可能性があります。
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