◆最新マルチクライアント調査レポート:2025年03月25日発刊

2025 XR関連光学部材市場の最新動向

スマートグラスやHMDおよび関連する光学系やディスプレイ、部材市場の動向を徹底調査
−はじめに−
  • 2022年の「Xreal Air」登場以降、スマートグラスに対する一般消費者への認知度も徐々に向上しており、市場拡大に向けた下地が形成されつつある。また、2024年にMeta Platformsが発表した「Orion」は現在の技術で実現可能なXRの未来を示し、将来に期待を抱かせるものとなっており、これもまた広くスマートグラスという製品の存在を周知するのに一役買う形となった。
  • スマートグラスで採用される光学系は現在、BirdBath製品が広く流通する一方、今後の本命とされる導波路タイプの開発が各社で進められている。導波路タイプは大きくDOEとLOEに分けられる。またDOEの中でもSRGやHOEに分けられ、生産方法としても例えばSRG ではナノインプリントやエッチング、フォトリソグラフィなど複数の選択肢がある。2022年から2023年にかけて各社・各方式が入り乱れ開発競争が繰り広げられていたが、2024年に入り、大勢はSRGのナノインプリント方式に傾いた。依然として各方式に取り組む導波路メーカーや関連部材メーカーの思惑や技術トレンドが交錯し、動きは激しいものの市場の方向性は徐々に定まりつつある。
  • 市場としては中国と欧米の動きが活発である。2025年からは大手光学メーカーによるOEM・ODMビジネスも本格的に動き出す予定である。また、「Ray-Ban Metaグラス」の好調を目の当たりにした従来メガネメーカーがスマートグラスに強い関心を示し、開発に向け動き始めた。当初はディスプレイ非搭載のスマートグラスから上市されるとみられるが、将来のディスプレイ搭載製品市場拡大への布石となる動きである。また、参入メーカーも、スマートグラス専業系から大手テックベンダー、従来メガネメーカーへと連鎖的に拡大しており、いよいよ市場拡大前夜の様相を呈している。
  • 部材関連の動きも活発化している。2024年後半から樹脂材料への注目度が特に高まっている。また、ナノインプリント関連の樹脂やマスター/レプリカモールド、高屈折ガラスなどの重要部材を抱える各社では参入可能性の模索や顧客獲得に向けた動きを加速させている。SiCやLNなど従来とは異なる部材やそれを活用した方式の開発検討もすでに始まっている。こうした前向きな動きがある一方で、必須光源と期待されるLEDoSの高ppi化や量産に関する課題や、キラーアプリケーションの不在という致命的な課題など、市場が克服すべき課題も多く残っている。
  • スマートグラスよりも先に市場が立ち上がったヘッドマウントディスプレイにおいては、アーリーアダプターへの普及が一巡したことや、ゲーミング以外のキラーコンテンツが不在であることから、足下での市場は低迷している。ヘッドマウントディスプレイメーカー各社は、コンテンツの探索ととともに、これまでの販売不振の原因を分析し、次期ハードウェアの開発を進めている。光学部材に対しても、小型・軽量化や低価格化のためのさまざまな開発や検討が進められている。
  • 本マルチクライアント特別調査企画では、スマートグラスとヘッドマウントディスプレイを構成する部材の中でも特に重要であるレンズや導波路といった光学系やOLEDoSやLEDoS、LCoSといったディスプレイデバイス、およびガラスや樹脂材料といった関連材料を対象に、市場や参入メーカーの動向、技術課題、アライアンス、各タイプの整理、関連材料側の動きなどの調査・分析を行った。関係各位が今後の事業戦略を立案・展開されるにあたり、本報告書を役立てていただくことを切に望むものである。
−調査目的−
  • 本マルチクライアント特別調査企画では、現在の市場動向やメーカーの立ち回り、アライアンス動向、各方式の優劣の整理、部材側の動きなどを調査・分析することで当該市場のビジネスにおける有益な判断材料を提供することを目的とした。
−調査対象−
1) セット機器
2) 光学系
3) ディスプレイデバイス
4) 光学系関連材料・装置
−調査項目−
セット機器
1) 製品概要/定義
2) 参入メーカー例
3) 市場動向
4) タイプ別市場動向
5) メーカーシェア
6) 参入メーカー動向
光学系/ディスプレイデバイス/光学系関連材料・装置
1) 製品概要/定義
2) 市場動向
3) タイプ別市場動向
4) 価格動向
5) メーカーシェア
6) 参入メーカー動向
7) 製品開発ロードマップ
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 XR関連光学系の全体市場と将来予測(3)
1.2 カテゴリー別市場規模推移・予測(5)
1.3 スマートグラス・導波路の市場展望(10)
1.4 光学関連トピックス(17)
1.4.1 FOV/外部透過率イメージ(17)
1.4.2 導波路タイプ別概要(20)
1.4.3 導波路関連の主な製造方法(35)
1.4.4 主な導波路メーカーリスト(39)
1.4.5 基材動向(樹脂/ガラス/LN/SiC)(45)
1.4.6 ナノインプリント用モールド/関連材料概要(52)
1.4.7 導波路関連アライアンス状況(57)
1.4.8 HMD用レンズ関連トピックス(59)
1.5 ディスプレイデバイス関連トピックス(65)
1.5.1 ディスプレイタイプ・構造(65)
1.5.2 スマートグラス用ディスプレイ動向(72)
1.5.3 HMD用ディスプレイ動向(83)
1.5.4 OLEDoSプロセス・技術トピックス(88)
1.5.5 LEDoSフルカラー化技術動向(93)
1.6 セット機器関連トピックス(97)
1.6.1 GAFAMにおけるXRセット機器の動向(97)
1.6.2 XRセット機器のBOMコスト分析(104)
1.6.3 2024〜2025年発表・発売の主なスマートグラス一覧(112)
2.0 セット機器(117)
2.1 スマートグラス(119)
2.2 HMD(138)
3.0 光学系(147)
3.1 スマートグラス用光学系(149)
3.1.1 導波路(DOE/SRG)(149)
3.1.2 導波路(DOE/HOE)(160)
3.1.3 導波路(ROE)(167)
3.2 HMD用光学系(175)
3.2.1 HMD用レンズ(パンケーキレンズ)(175)
3.2.2 HMD用レンズ(その他)(184)
4.0 ディスプレイデバイス(191)
4.1 OLEDoS(193)
4.2 LCoS(205)
4.3 LEDoS(212)
4.4 LTPSディスプレイ(LCD/OLED)(222)
5.0 光学系関連材料・装置(233)
5.1 HMDレンズ用樹脂材料(235)
5.2 スマートグラス導波路用樹脂材料(245)
5.3 ナノインプリント用樹脂材料(252)
5.4 高屈折ガラス(261)
5.5 パンケーキレンズ用偏光板(272)
5.6 パンケーキレンズ用光学フィルム(QWP/反射偏光フィルム)(279)
5.7 ナノインプリント用装置(287)
6.0 導波路メーカープロフィールシート(293)
7.0 導波路製品リスト(327)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2025 XR関連光学部材市場の最新動向

総額
880,000円(税抜 800,000円)

発刊日
2025年03月25日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
336ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。


販売形態/納品形態のご案内
書籍/PDF版(CD-ROM)
 総額 968,000円(税抜 880,000円)
  • 書籍と同じデータ(PDFデータ)を収録したCD-ROM(印刷不可/イントラネットでの共有および複製利用はできません)。

E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートを購入する 総額 880,000円(税抜 800,000円)
PDF版(CD-ROM)セットでこのレポートを購入する 総額 968,000円(税抜 880,000円)

お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話どちらか必須)
FAX
電子メール (メール、電話どちらか必須)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ