◆マルチクライアント調査レポート:2008年01月11日発刊
シンクライアント市場徹底総調査 2008
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本格導入が進むシンクライアントソリューションの新基軸を徹底調査 |
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−調査の背景− |
- 1996年の「NC(Network Computer)」「NetPC」提唱、「Java-Station」から始まったシンクライアント市場は、2005年1月に日立製作所によるシンクライアント自社導入の発表を発端として、市場が盛り上がる形となった。弊社では2005年9月に「シンクライアント市場徹底総調査」と題し、国内で立ち上がり始めたシンクライアント市場を調査し、“シンクライアント”がクライアントのあり方、ひいては情報システムのあり方を考えるトリガーとなった状況を把握し、そのインパクトに対しての国内市場の方向性を分析した。
- 以降、2年半が経過し、サーバ、ストレージにおける仮想化ビジネスの拡大、業務アプリケーションにおける「SaaS(Software as a Service)」市場の立ち上がり、フリーアドレス、テレワークによるワークスタイルの変化など、市場環境がダイナミックに変化しつつあるこのタイミングで、シンクライアント市場を改めて調査する意義が高いと考え、第二弾として「シンクライアント市場徹底総調査 2008」を調査企画した。
- 現在、国内における“シンクライアント”は、ハードウェアとしてのシンクライアントそのものを指すのではなく、クライアントに情報を持たせないことで実現できるセキュリティメリット、運用管理メリット、モビリティメリットを得るための情報システムとして象徴的なキーワードと位置付けられている。これまで課題ばかりに目を向けられてきた“シンクライアント”は、モバイルブロードバンド時代の到来を前に、アプリケーション、サービスのインフラ・出口としてその多様な可能性に注目され、幅広いソリューションが生まれている理由にもなっている。
- 本調査では、シンクライアント関連マーケットサイズ、将来性、参入事業者の戦略などを把握するために、シンクライアントソリューションを提供している総合ベンダ、ソリューションプロバイダ、シンクライアント端末を提供している端末ベンダ、SBC、ネットワークブートミドルウェアを提供しているミドルウェアベンダ対象としてインタビュー形式により調査を行った。
- 当レポートの活用により、関連各社の事業戦略立案に際しての基礎データとしてお役立て頂けることを切に願うものである。
- 末筆でございますが、調査の実施にあたり、快く取材に応じて下さいました各企業に対して、この場を借りて御礼申し上げます。
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−調査目的− |
- 2005年に相次いだコンピュータメーカーのシンクライアント市場(再)参入により、情報漏洩対策としてのシンクライアント導入の認知が高まり、あらゆる分野での検証・評価導入が進んでおり、多くの企業が評価フェーズから本格導入フェーズに入った現在、最も求められているシンクライアントシステムの形態、機能が表面化してきた状況である。またシンクラアントの導入は、企業ITシステムをアプリケーション、サーバ、ストレージ、ネットワークのあらゆる側面から見直すきっかけにもなり、さらに内部統制の対応にもつながるとして、幅広いユーザー開拓が行われている。
- 2005年以降、ノウハウを蓄積してきたソリューションベンダ各社において、シンクライアントソリューションの新たな展開状況を調査するとともに、ビジネスの強み、他ベンダとの差別化策、或いはアライアンスによって形作られる各社のポジションを把握することで、今後求められるシンクライアントソリューションと市場の将来性を徹底分析した。
- また、当レポートは2005年9月に発刊した「シンクライアント市場徹底総調査」の第二弾として、当時の調査を検証するとともに、シンクライアント市場の新たな方向性を探索することを目的とした。
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−調査のポイント− |
- 多様なシンクライアントソリューションの求められる形を分析
- 仮想化、SaaS、ワークスタイルの変化とのシンクライアント市場の影響を分析
- シンクライアントソリューションにおけるあらゆる可能性を調査
- 各コンピュータメーカー、ソリューションベンダ、キャリアなど関連ベンダのポジショニング分析
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−調査対象− |
- 1. 対象製品・ソリューション
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- 1) シンクライアント関連製品
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(1) シンクライアント端末/ディスクレスPC
(2) ブレードPC
(3) SBCミドルウェア/ネットワークブートミドルウェア/仮想型ミドルウェア
- 2) シンクライアント関連ソリューション
- 上記シンクライアント関連製品を用いたシステム構築・各種サービス
- 2. 対象企業
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1) 総合ベンダ…5社
2) ソリューションプロバイダ…9社
3) ミドルウェアベンダ…4社
4) 端末ベンダ…4社
合計…22社
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−目次− |
- I. 総括編
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- 1. シンクライアントソリューションビジネスを取り巻く市場環境(1)
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1) 端末・ミドルウェアの市場規模推移と今後の方向性(1)
2) ソリューション市場規模推移と今後の方向性(2)
- 2. シンクライアントソリューションビジネスのプレーヤー構造/ポジショニング(3)
- 3. 市場規模推移・予測(5)
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- 1) クライアント市場(シンクライアント/ディスクレスPC)(5)
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- (1) 製品定義/カテゴリ(5)
- (2) 製品市場概況(5)
- (3) 市場規模推移(2006年度実績〜2010年度予測)(7)
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(a) トータル市場(9)
(b) 形状別(11)
- (4) 市場占有率(2006年度実績、2007年度見込)(15)
- (5) 製品の方向性/技術動向(15)
- (6) 主要製品比較(17)
- 2) ブレードPC市場(17)
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(1) 製品定義/カテゴリ(17)
(2) 製品市場概況(17)
(3) 市場規模推移(2006年度実績〜2010年度予測)(18)
(4) 市場占有率(2006年度実績、2007年度見込)(19)
(5) 製品の方向性/技術動向(20)
(6) 主要製品比較(20)
- 3) ミドルウェア市場(21)
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(1) 製品定義/カテゴリ(21)
(2) 製品市場概況(22)
(3) 市場規模推移(2006年度実績〜2010年度予測)(23)
(4) 市場占有率(2006年度実績、2007年度見込)(25)
(5) 製品の方向性/技術動向(29)
(6) 主要製品比較(29)
- 4. 導入ユーザー需要動向(31)
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1) ソリューション市場における業種別動向(31)
2) 総合ベンダ/ソリューションプロバイダにおける導入・注力ユーザー(33)
- 5. 調査対象企業の事業展開とターゲット分野(36)
- 6. シンクライアントソリューションの今後の方向性(41)
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1) 今後の展望(41)
2) ベンダカテゴリ別課題認識(42)
- 7. 製品/ソリューション一覧(44)
- II. 提供事業者編
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- A. 総合ベンダ
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サン・マイクロシステムズ(47)
日本電気(56)
日本ヒューレット・パッカード(65)
日立製作所(74)
富士通(82)
- B. ソリューションプロバイダ
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エム・ピー・テクノロジーズ(90)
沖電気ネットワークインテグレーション(96)
立花エレテック(101)
ネットワールド(107)
日立システムアンドサービス(113)
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(119)
HOYAサービス(125)
松下電工インフォーメーションシステムズ(130)
ユニアデックス(136)
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−A・B共通調査項目− |
- 1. 企業概要
- 2. シンクライアントソリューションの位置付け
- 3. 提供ソリューション/サービスの内容及び強み
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1) 主要提供製品の特徴
2) 差別化のポイント
3) 主要提供製品/ソリューション・サービス構成
- 4. 事業規模推移(実績、見込、予測)
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1) 端末販売売上推移 ※総合ベンダのみ
2) Box型/ノート型端末構成比 ※総合ベンダのみ
3) ソリューション売上推移
- 5. 販売体制/アライアンス状況
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1) 販売体制
2) アライアンス
- 6. 導入ユーザー分野/注力ユーザー分野
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1) 導入ユーザー状況(業種別売上比率/実績・見込)
2) 今後の注力ユーザー分野
- 7. 今後の事業戦略及び他ソリューションとの連携によるシナジー効果
- 8. 当該市場における現状の課題と将来展望
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- C. ミドルウェアベンダ
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きっとエイエスピー(142)
シトリックス・システムズ・ジャパン(147)
2Xアルファ・ソリューションズ(154)
TCBテクノロジーズ(159)
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−共通調査項目− |
- 1. 企業概要
- 2. SBC製品事業の位置付け
- 3. 提供製品内容及び強み
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1) 主要提供製品の特徴
2) 差別化のポイント
- 4. 事業規模推移(実績、見込、予測)
- 5. 販売体制/アライアンス状況
- 6. 導入ユーザー分野/注力ユーザー分野
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1) 導入ユーザー状況
2) 注力ユーザー分野
- 7. 今後の事業戦略
- 8. 当該市場における現状の課題と将来展望
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- D. 端末ベンダ
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アプティ(164)
サイボウズ・メディアアンドテクノロジー(170)
ミントウェーブ(175)
ワイズテクノロジー(180)
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−共通調査項目− |
- 1. 企業概要
- 2. シンクライアント製品事業の位置付け
- 3. 提供製品内容及び強み
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1) 主要提供製品の特徴
2) 差別化のポイント
- 4. 事業規模推移(実績、見込、予測)
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1) 端末販売売上推移
2) Box型/ノート型端末構成比
- 5. 販売体制/アライアンス状況
- 6. 導入ユーザー分野/注力ユーザー分野
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1) 導入ユーザー状況
2) 注力ユーザー分野
- 7. 今後の事業戦略
- 8. 当該市場における現状の課題と将来展望
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