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−調査の背景− |
- 2007年の日本国内の自動車生産台数は、アジアを中心とした好調な海外需要が国内需要の停滞をカバーする形で、1,159万6千台と前年実績を上回る結果となった。
- 世界全体市場では、BRICsやタイ、ベトナムなど新興国での自動車生産の拡大基調が寄与して、2007年は前年比105.4%の7,310万台となった。
- 2008年は、世界的な原油価格の高騰や北米市場のサブプライム問題に伴う景気後退の影響はあるものの、2%以上の増加が見込まれている。
- 2009年以降も原油価格が落ち着くことが前提となるが、生産台数は3〜5%程度の増加傾向で推移すると予測されている。
- こうしたグローバル規模での自動車需要の拡大を受けて、完成車メーカーはこぞって現地生産工場の新設や既存工場の生産能力増強を図っており、今回の調査では、特に自動車部品メーカーが世界最適調達に対応するため新規工場の設立や現地企業との提携/生産協力により、海外の供給体制、即納体制の整備・強化を推進している状況が多く見受けられた。
- また、日/米/欧の三極市場を中心に次世代自動車(HEV・EV・ディーゼル車等)への需要が本格化する中で、構成部品の研究開発も急速に進んでいるものの、ニッケル水素二次電池は急激な需要の増加により、供給が追いつかない事態を招く事も予想されている。
- 先進国では、環境基準の強化は継続的な行政施策となっており、完成車メーカーや部品メーカーにとってこれらの規制への対応技術の開発が最優先課題として位置付けられている。
- その負担軽減策として、最近は系列を超えた企業間でも技術アライアンスや共同開発が活発化している。
- 完成車メーカーは、今後の推進基軸をHEVに置くのかEVなのか、あるいはディーゼル車なのか、今後の方向性がようやく見え始めてきており、関連部品/材料メーカーにとっては判断が難しいものの、大きなビジネスチャンスを迎えているのは間違いない。
- 本レポートでは自動車主要部品50品目を選定し、キーテクノロジーである「環境技術」「安全技術」「快適技術」「自動車情報通信技術」の4つの視点から分析を加えることに主眼を置いて調査を実施した。
- また、グローバル市場における部品の供給状況、BRICs情報、次世代自動車の動向についての最新情報、自動車メーカー、部品メーカーの戦略についてもレポートしている。
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−調査対象− |
- ■自動車部品市場を下記の7分野に分類し調査した。
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エンジンルーム | 9品目 |
足回り | 6品目 |
吸・排気 | 6品目 |
室内 | 7品目 |
外装 | 9品目 |
情報通信他 | 7品目 |
次世代自動車構成部材 | 6品目 |
合計 | 50品目 |
※上記調査対象品目については、「2007 自動車部品マーケティング便覧」の対象品目から一部見直しを行っている。
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−調査項目− |
- ■総括調査項目
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1. 市場概況
2. 技術トレンド
3. 自動車メーカー・部品メーカーのBRICs市場での事業戦略
4. 部品メーカーの次世代自動車への取組み状況・市場見解
5. 日系自動車メーカーによるスモールカーの世界戦略
6. 自動車メーカーの次世代自動車に対する戦略(共同開発・提携状況)
7. 新燃料(バイオエタノール等)と対応エンジン動向
8. 自動車部品メーカーの戦略生産拠点の概要
9. 世界市場における主要調査対象部品の供給概要
10. 省エネ/環境に関する日・欧・米の法整備
- ■個別部品市場項目
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1. 製品概要/定義
2. 市場概況
3. 市場規模推移(2007年実績〜2013年予測)
4. マーケットシェア(2007年実績)
5. 価格動向
6. 自動車メーカーへの供給状況
7. 海外自動車メーカー(主要グループ)の部品調達概要
8. 技術開発動向/材料開発動向
9. BRICs市場戦略
10. 次世代自動車への取組状況・市場見解
11. 今後の見通し
12. 戦略生産拠点の概要
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−調査項目− |
自動車部品メーカー | 自動車メーカー | 自動車部品販社 | 各種関連団体 |
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−目次− |
- I. 総括編(1)
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- 〈全体概要〉(3)
- 1. 市場概況(5)
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1) 全体部品市場概況(5)
2) 品目別市場規模推移(W/W、国内、金額ベース)(7)
3) 品目別メーカーシェア(2007年実績)(15)
- 2. 技術トレンド(24)
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1) 安全技術(24)
2) 環境技術(27)
3) 情報通信技術(29)
4) 快適技術(33)
5) その他技術(35)
- 3. 自動車メーカー・部品メーカーのBRICs市場での事業戦略(37)
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1) 自動車メーカー(37)
2) 自動車部品メーカー(39)
3) 特にインド市場を対象とした部品メーカーの戦略(45)
- 4. 部品メーカーの次世代自動車への取組み状況・市場見解(47)
- 5. 日系自動車メーカーのスモールカー世界戦略(60)
- 6. 自動車メーカーの部品戦略(64)
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A. トヨタ自動車(64)
B. 日産自動車(66)
C. 本田技研工業(68)
D. マツダ(70)
E. 三菱自動車工業(71)
F. 富士重工業(73)
G. スズキ(74)
H. ゼネラルモーターズ(75)
I. Daimler(77)
J. BMW(78)
K. フォルクスワーゲン(79)
L. ルノー(80)
M. 現代自動車(81)
- 7. バイオマス燃料が自動車部品に与える影響(83)
- 8. 自動車部品メーカーの戦略生産拠点の概要(86)
- 9. 世界市場における主要部品の供給マトリクス(90)
- 10. 省エネ/環境に関する日・欧・米の法制度(97)
- II. 個別部品市場編(99)
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- A. エンジンルーム
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A-1 エンジンバルブ(101)
A-2 可変バルブタイミングユニット(105)
A-3 ラジエータファン(110)
A-4 スタータ(115)
A-5 オルタネータ(119)
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A-6 コントロールユニット(123)
A-7 インジェクタ(131)
A-8 燃料ポンプ(137)
A-9 電子制御スロットルボディ(143)
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- B. 足回り
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B-1 CVT(148)
B-2 オートメーテッド・マニュアル・トランスミッション(152)
B-3 電動パワーステアリング(158)
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B-4 サスペンションシステム(165)
B-5 ESC(169)
B-6 タイヤ空気圧警報システム(174)
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- C. 吸・排気
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C-1 インテークマニホールド(178)
C-2 エキゾーストマニホールド(182)
C-3 マフラー(186)
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C-4 EGRバルブ(190)
C-5 過給気システム(195)
C-6 触媒(201)
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- D. 室内
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D-1 カーナビゲーション(据置型)(205)
D-2 ポータブルナビ(PND)(211)
D-3 コンビネーションスイッチ(216)
D-4 シートシステム(220)
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D-5 エアコン(226)
D-6 エアバッグ(231)
D-7 インストルメントパネル(236)
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- E. 外装
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E-1 ボディ/シャシ(240)
E-2 バンパー(245)
E-3 自動車用ガラス(249)
E-4 アウトサイドミラー(254)
E-5 ヘッドランプ(259)
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E-6 LEDリアランプ(265)
E-7 AFS(269)
E-8 クリアランスソナー(274)
E-9 車載カメラ(278)
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- F. 情報通信
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F-1 盗難防止装置(284)
F-2 ワイヤレスキー(288)
F-3 ワイヤーハーネス(292)
F-4 車載用白色LED(296)
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F-5 駐車アシストシステム(300)
F-6 車間距離感知システム(303)
F-7 ドライブレコーダ(308)
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- G. 次世代自動車構成部材
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G-1 水素タンク(313)
G-2 モータ(316)
G-3 インバータ(320)
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G-4 コンバータ(325)
G-5 バッテリー(329)
G-6 キャパシタ(337)
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- III. 自動車関連データ編(341)
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1. 国内自動車生産台数(343)
2. 世界自動車生産台数(344)
3. 次世代自動車の生産規模推移(2007年実績〜2013年予測)(345)
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