◆マルチクライアント調査レポート:2011年03月29日発刊
リチウムイオン電池用次世代有望材料トライアル分析
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急激な市場拡大が期待されるLiB用キーマテリアルの競合・棲分状況 および次世代化・大型化へのステップアップの方向性を探る |
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−調査の背景− |
- リチウムイオン電池は、携帯電話やノートPCへデファクトスタンダードとして利用されるようになり、さらに産業用車両、ハイブリッドカー、電気自動車など大型化に対応していく流れがある。さらにエネルギーデバイスへの採用など市場拡大のポテンシャルは大きく、関連企業は研究開発投資を傾斜している。
- リチウムイオン電池は、大きく分類すれば正極材料・負極材料・セパレータ・電解質というシンプルな構成部材であるが、正極材料だけでもコバルト系、マンガン系、ニッケル系など複数種がある。また集電体材料として金属箔やバインダ(炭素系材料など)があり、機能性を高めるための材料開発が行われている。
- また電解質材料も固体電解質やイオン液体などの次世代材料開発があり、加えて溶剤種類の探索など中身を見ると電池メーカー及び関連材料メーカーで多くのトライアル事例が見られる。当該業界に参入する材料メーカーは、有機から無機まで非常に多種の企業が参入している状況にある。
- 今後、特に大型化が注目されており、車両やエネルギーデバイス等のリチウムイオン電池の採用拡大が期待される。その際には、現行の小型用リチウムイオン電池用材料とは全く異なった材料が採用される可能性があり、各社注力している状態とみられる。
- 本調査レポートでは、リチウムイオン電池用部材に採用される各種の有望材料【キーマテリアル】に着目。現行採用の材料の整理を行い、特に高容量化・大型化・安全性が訴求される次世代電池用材料の抽出および方向性を把握することを目的とした。
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−調査目的− |
- ■リチウムイオン電池市場ロードマップ(イメージ)
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−目次− |
- I. 総合分析編(1)
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- 1. リチウムイオン二次電池概要(2)
- 2. LiB次世代有望材料調査結果概要(3)
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- 1) 市場全体像/次世代有望材料の位置付け(3)
- 2) LiB次世代材料の方向性ロードマップ(材料変更の可能性)(4)
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(1) 民生用LiB(4)
(2) 車載用LiB(7)
(3) 産業用LiB(ロボットなど)(11)
(4) 産業用LiB(定置用など)(13)
- 3. 市場規模推移及び予測(14)
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- 1) 対象材料別市場規模推移及び予測(2009年〜2015年・2020年予測)(14)
- 2) LiB市場予測バックデータ(17)
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- (1) 民生用・車載用・産業用合計規模(KWh)(17)
- (2) 民生用LiB市場規模推移及び予測(2009年〜2015年・2020年予測)(18)
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(a) 市場規模(18)
(b) 民生用LiBメーカーシェア(2010年・産業用含む)(19)
- (3) 車載用LiB市場規模推移及び予測(2009年〜2015年・2020年予測)(20)
- (4) 産業用LiB市場規模推移及び予測(2009年〜2015年・2020年予測)(21)
- 4. 材料動向分析(22)
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1) 材料別ニーズ・要求特性(22)
2) 材料別コスト分析(2010年・2015年)(23)
3) 価格一覧(24)
- 5. リサイクルの取組み(25)
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1) LiBリサイクルの現状(25)
2) 自動車用LiBリサイクル(26)
3) LiBリサイクルの方向性(27)
4) 取組み企業概要(28)
- 6. 参入企業一覧(34)
- 7. その他研究開発・技術開発動向(39)
- II. 品目別市場・材料動向(46)
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1. 正極活物質(47)
2. 負極活物質(55)
3. セパレータ(64)
4. 電解液(78)
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5. 電解質(89)
6. 電解液用添加剤(94)
7. アルミ集電体(96)
8. 銅箔集電体(105)
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9. バインダー(112)
10. 導電助剤(121)
11. ラミネート包材(126)
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- III. メーカーケーススタディ(電池メーカー・5社)(134)
- IV. メーカーケーススタディ(材料メーカー・38社)(152)
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