◆市場調査レポート:2011年05月31日発刊

ソフトウェアビジネス新市場 2011年版

クラウド/アプライアンス/パッケージ別詳細動向調査によるソフトウェアビジネスマーケティングの必携資料
(従来タイトル「パッケージソリューション・マーケティング便覧」から改題・刷新)
−調査の背景−
  • 企業の情報システムを構成する技術として、パッケージソフトウェアの果たす役割はますます重要となっている。自社のコアコンピタンスをスクラッチ開発によりソフトウェアへ組み込むことが、他社との競争優位性を高める手段であると認識する企業においても、近年は全てのシステムを闇雲にスクラッチ開発するのではなく、コアとノンコアを峻別し、コアとなる業務システムのみに適用することで、他社との差別化とコスト最適化の両立を図る取組みが広がっている。またERPなどの分野では、海外拠点を含めた全体最適化の実現や世界標準に沿ったシステム技術標準化を目的として、世界的に著名なパッケージソフトウェア製品の採用が進んでいる。
  • 一方当業界を取り巻く重要な動向としてクラウドコンピューティングがある。クラウドには、従来のオンプレミス型ソフトウェアに対するアンチテーゼとの見方もあり、ソフトウェアの導入形態を所有型から利用型へ導くと共に、カスタマイズを抑制することにより、ソフトウェアの“既製”化を一層促進する要因となる。
  • 日本のソフトウェア産業については、製造業などと比べ低い生産性をいかにして引き上げるかが課題となっている。労働集約的な受注ソフトウェア開発事業分野においては、オフショア開発の浸透により今後一層の値崩れも懸念されることから、国内ソフトウェアベンダーは既製ソフトウェア事業の再構築を含め、収益構造の抜本的な改革を迫られている。クラウドコンピューティングの進展は、このような事業改革の重要な契機となるであろう。
  • このように企業のITシステムを支えるソフトウェア技術は、パッケージ化およびクラウド化の進展と共に変化を続けているが、他方中核技術の多くが成熟へと向かう中で、技術革新による差異化の余地が狭められる分野も散見されている。そのため多くの分野で恒常的に価格競争の激化が進んでいる一方、ソフトウェアと専用ハードウェアを組み合わせたアプライアンスの市場投入によって、より付加価値の高いビジネスモデルを模索動きも見られる。
  • 当調査レポートは、企業向けソフトウェアの主要65製品について、「パッケージ」、「アプライアンス」ならびに「クラウド」の3つの流通形態別に市場動向の詳細な調査した。とりわけSaaSおよびPaaS/IaaSを主体とするクラウドについては、システムの所有から利用への移行というIT戦略の根幹に関わる重要テーマとして、重点的に調査・分析を実施した。企業向けソリューション市場をビジネスフィールドとするベンダーのご担当者各位、あるいは企業の情報システム部門ご担当者各位にとって必携の調査資料として活用いただければ幸甚である。
−調査目的−
  • 企業の情報システムを構成する技術として重要なソフトウェア市場において、従来の「パッケージ型」に加え、近年注目を集める「クラウド」並びに「アプライアンス」の3つの流通形態別市場動向を詳細に把握することで、ソフトウェアビジネスに関する戦略立案・遂行に必要なマーケティングデータの提供を目的とした。
  • 具体的には、主要な企業向けソフトウェアについて、国内販売数量、販売金額、主なメーカーにおける市場占有率などの定量データの把握、今後の市場展望ならびにその要因を客観的かつ多角的に把握した。
−調査対象製品−
非個人向けソフトウェア製品
1. バックオフィス系
1) 大規模企業向けERP
2) 中堅・中小企業向けERP
3) 財務・会計ソフト
4) 連結会計ソフト
5) MES
6) SCP
7) 生産管理ソフト
8) 販売・在庫管理ソフト
9) 物流・倉庫管理ソフト
10) 人事・給与管理ソフト
11) 勤怠管理ソフト
2. フロントオフィス系
1) CRM
2) SFA
3) CTI
4) 音声認識
5) GIS
3. エンジニアリング系
1) PDM/PLM
2) 汎用CAD
3) 機械/電気系CAD
4) 建設/土木系CAD
4. 情報分析系
1) BIツール
2) マイニングツール
3) 経営パフォーマンス管理ツール
4) TQM/シックスシグマ
5. コラボレーション系
1) メールサーバ
2) ブログ/SNS
3) グループウェア
4) EIPツール
5) ワークフロー
6) プロジェクト管理ツール
7) 文書管理ツール
8) CMS
9) ECサイト構築ツール
10) 電子帳票関連ツール
11) 検索エンジン
12) オフィス生産性ソフト
13) eラーニング
14) Web会議
6. ミドルウェア
1) 統合ミドルウェア
2) アプリケーションサーバ
3) TPモニター
4) BPI
5) EDIツール
6) ETLツール
7) ファイル転送ツール
7. データベース
1) RDBMS
2) インメモリーDB
3) データ・ウェアハウス/データマート
8. 開発ツール
1) 統合開発環境
2) テストツール
3) モデリングツール
9. 運用・管理ツール
1) 統合運用管理ツール
2) クラウド管理ツール
3) パフォーマンス管理ツール
4) ジョブ管理ツール
5) IT資産管理ツール
6) ストレージ管理ツール
7) ネットワーク管理ツール
8) アイデンティティ管理ツール
9) 統合ログ管理ツール
10) ウイルス対策ソフト
10. 基本ソフト系
1) クラスタリングソフト
2) 仮想化ソフト
3) シンクライアント
4) 端末エミュレータ
企業・官公庁・教育機関等の非個人を主なターゲットとする製品を対象とし、また流通形態として企業訪販系ルートのほか、法人営業部門を含むリテール・ルート経由での市場を対象とした。
−「ソフトウェアビジネス新市場 2011年版」の内容−
1. 市場規模推移
  • 製品市場投入から現在に至る、ベンダー/製品/需要動向に関する概要。
  • 調査対象製品の定義づけ、および製品カテゴリ内、または類似製品カテゴリ内における調査対象製品の位置づけならびに範囲の明確化。
国内市場、数量・金額ベース(流通形態別(パッケージ/アプライアンス/クラウド)別に捉えた。金額についてはパッケージはライセンス料/サポート料、アプライアンスは初期費用/サポート料、クラウドは初期費用/定額費用に分類した)
ライセンス料:ソフトウェアパッケージに係るソフトウェアライセンス料
サポート料:保守・サポート料(契約期間内のバグ修正対応、障害時の問い合わせなど)
初期費用:システム導入の際に必要となる費用
定期費用:システム運用の際に必要となる費用(月額費用など)
「II. 集計分析編」では、ライセンス料および初期費用を「イニシャル」、サポート料および定期費用を「ランニング」と表記した。
2010年度:実績、2011年度:見込、2012年度〜2015年度:予測
2. ユーザー属性別構成
業種別市場は、製造業(食品、繊維・パルプ、化学・石油、鉄鋼、金属、機械、電気機器、輸送用機器、他製造)、流通(小売、卸売)、金融(銀行、保険、証券)、サービス他(運輸、通信、情報サービス、電力、ガス、建設、公共、他)の分類で把握した。
従業員規模別は従業員100人未満、100〜299人、300〜999人、1,000人以上の分類で把握した。
3. 市場占有率推移
国内市場、数量・金額ベース(流通形態別(パッケージ/アプライアンス/クラウド)別に捉えた。シェアはライセンス料やサポート料、等の合算で記載している)
2010年度:実績、2011年度:見込
国内市場に対するベンダーあるいはブランドのポジショニングを把握。主要/注目ベンダーの近年における、製品リリース、アライアンス締結等、事業戦略に関するトピックス。
4. 市場拡大要因/阻害要因
  • 当該市場における拡大要因/拡大阻害要因のキーポイントを把握。
5. 将来展望
  • 市場拡大/拡大阻害要因を踏まえた今後の市場展望に関する具体的な考察。
6. 主要製品一覧
  • ベンダー名、販売元、製品名、製品価格、対応OS(製品により一部異なる)。
−目次−
I. 総括編(1)
1. 現状の市場規模と2015年の予測(3)
2. 有望技術分野に関する考察(6)
3. クラウドの進展とビジネスモデル(10)
4. 業種需要動向(18)
5. 大手総合ベンダーの事業実績(22)
II. 集計分析編(27)
1. カテゴリ別市場動向(29)
1) バックオフィス系(29)
2) フロントオフィス系(30)
3) エンジニアリング系(31)
4) 情報分析系(32)
5) コラボレーション系(33)
6) ミドルウェア(34)
7) データベース(35)
8) 開発ツール(36)
9) 運用・管理ツール(37)
10) 基本ソフト系(38)
2. 市場ライフサイクル分析(39)
3. 製品別クラウドシェア(50)
4. 品目別市場規模推移(59)
1) カテゴリ別(59)
2) カテゴリ別・パッケージ/アプライアンス/クラウド別(59)
3) カテゴリ別・品目別(61)
4) 品目別・パッケージ/アプライアンス/クラウド別(64)
5) 品目別・イニシャル/ランニング別(71)
5. 品目別市場占有率推移(80)
6. 品目別主要ベンダ参入状況表(89)
III. 市場編(107)
1. バックオフィス系
1) 大規模企業向けERP(109)
2) 中堅・中小企業向けERP(112)
3) 財務・会計ソフト(115)
4) 連結会計ソフト(119)
5) MES(122)
6) SCP(125)
7) 生産管理ソフト(128)
8) 販売・在庫管理ソフト(131)
9) 物流・倉庫管理ソフト(135)
10) 人事・給与管理ソフト(138)
11) 勤怠管理ソフト(142)
2. フロントオフィス系
1) CRM(146)
2) SFA(149)
3) CTI(152)
4) 音声認識(156)
5) GIS(159)
3. エンジニアリング系
1) PDM/PLM(163)
2) 汎用CAD(166)
3) 機械/電気系CAD(169)
4) 建設/土木系CAD(173)
4. 情報分析系
1) BIツール(176)
2) マイニングツール(179)
3) 経営パフォーマンス管理ツール(183)
4) TQM/シックスシグマ(185)
5. コラボレーション系
1) メールサーバ(187)
2) ブログ/SNS(190)
3) グループウェア(193)
4) EIPツール(197)
5) ワークフロー(200)
6) プロジェクト管理ツール(203)
7) 文書管理ツール(206)
8) CMS(211)
9) ECサイト構築ツール(214)
10) 電子帳票関連ツール(217)
11) 検索エンジン(222)
12) オフィス生産性ソフト(226)
13) eラーニング(229)
14) Web会議(233)
6. ミドルウェア
1) 統合ミドルウェア(237)
2) アプリケーションサーバー(243)
3) TPモニター(246)
4) BPI (248)
5) EDIツール(252)
6) ETLツール(256)
7) ファイル転送ツール(259)
7. データベース
1) RDBMS(263)
2) インメモリーDB(266)
3) データ・ウェアハウス/データマート(270)
8. 開発ツール
1) 統合開発環境(274)
2) テストツール(277)
3) モデリングツール(280)
9. 運用・管理ツール
1) 統合運用管理ツール(283)
2) クラウド管理ツール(288)
3) パフォーマンス管理ツール(291)
4) ジョブ管理ツール(294)
5) IT資産管理ツール(297)
6) ストレージ管理ツール(301)
7) ネットワーク管理ツール(308)
8) アイデンティティ管理ツール(311)
9) 統合ログ管理ツール(314)
10) ウイルス対策ソフト(317)
10. 基本ソフト系
1) クラスタリングソフト(321)
2) 仮想化ソフト(324)
3) シンクライアント(326)
4) 端末エミュレータ(330)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
ソフトウェアビジネス新市場 2011年版

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2011年05月31日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
332ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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