◆マルチクライアント調査レポート:2015年02月06日発刊
データセンタービジネス市場調査総覧 2015年 ASEAN版
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成長著しいASEANデータセンタービジネス市場を徹底調査 (データセンタービジネス市場調査総覧 2014年 ASEAN版から改題) |
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−調査の背景− |
- ASEAN10カ国においては2015年内のASEAN経済共同体(AEC:ASEAN Economic Community)設立を目指し、各国における批准や適応が進められている。ASEANの人口は約6億人とEU連合の約5億人を超える規模であり、今後の一大消費地として有力視される市場であるなか、日系企業の海外進出が加速しており、ASEAN各国での事業基盤を設置した日系企業をサポートするITベンダーのビジネス領域も拡大の一途をたどっている。
- そのようななか、ASEAN各国ともビジネス基盤としてのデータセンター需要拡大に対して、さらに期待が高まっている。シンガポールは通信インフラの整備を積極的に推進し、データセンター誘致を進めてきた。同国経済の成長とともにデータセンター市場が拡大し、ASEAN周辺国のリージョンハブとしての需要も取り込んできた。さらには政府主導の「Data Centre Park」も2016年第1四半期の運用開始が見込まれている。またマレーシアもデータセンター産業の推進に注力しており、「Cyberjaya」をはじめとしたIT特区とMSCステータスの認定から始まり、国際回線の陸揚げも進んでいる。広い国土と災害リスクの低い立地環境から、大規模データセンターの設置が可能であるだけでなく、DR拠点としての有望性がある。
- インドネシアでは、公共性の高い情報サービスを行う際のシステム基盤は冗長性の高いデータセンターに設置する必要性を示した政府の情報管理規制(82/2012)の対応期限が2017年に迫ったことから、近年専用データセンターの設置が活発化している。金融機関をはじめとして対応が進められており、注目市場となっている。タイ、ベトナム、その他の国においても専用データセンターの設置が相次いでいる状況は同様であり、効率性の象徴であるクラウドサービスと同時にデータセンターの冗長性、運用の安定性を高める取り組みが進むという、新たなインフラ環境を迎えている。
- こうした市場環境を踏まえて、本調査資料『データセンタービジネス市場調査総覧 2015年ASEAN版』では、日本市場の調査としてご好評いただいている弊社資料「データセンタービジネス市場調査総覧」の調査ポイントを踏襲し、現状のASEANにおけるデータセンター市場の規模とその中身をサーバールーム面積、稼働率、利用実態の具体的な軸で把握し、日本市場との比較に値する材料を集める調査を行った。本調査の結果が当該ビジネスにかかわる事業者で広く活用されることを切に望むものであり、データセンター市場の拡大と事業者における競争優位を確立するマーケティングデータとして活用いただければ幸甚である。
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−調査目的− |
- ASEAN地域においてデータセンタービジネスに参入しているベンダー調査を実施することにより、市場動向、市場占有率、企業戦略などを明確にした。
- 市場編(市場動向、市場占有率等)においては、エリア別※、ユーザー業種別※の集計・分析を行い、現状把握、将来展望を明確にした。
※エリア別、ユーザー業種別の定義は「本調査資料について」を参照。
- 企業個票編においては、データセンター事業者の企業戦略分析を行い、ASEANにおける同ビジネスの現状と今後の方向性を把握した。
- ASEAN地域におけるデータセンターサービス市場動向、市場占有率、参入企業動向などを調査することで、各地域別のデータセンターサービス市場の現状を把握・分析し、今後の方向性を明確化することを目的とした。
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−調査対象− |
- ■調査対象企業
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摘要 | 企業個票数 |
ローカル系ベンダー | 12社 |
| シンガポール | 3社 |
| マレーシア | 5社 |
| インドネシア | 2社 |
| タイ | 1社 |
| ベトナム | 1社 |
日系ベンダー | 4社 |
欧米系ベンダー | 3社 |
合計 | 19社 |
- ■調査対象地域
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- シンガポール
- マレーシア
- インドネシア
- タイ
- ベトナム
- その他(フィリピン、カンボジア、ミャンマー、ブルネイ、ラオス)
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−目次− |
- I. 総括編
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- 1. ASEANデータセンター市場の展望(3)
- 2. ASEAN市場のポテンシャル(3)
- 3. ASEAN主要国の需要動向
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1) エリア別(3)
2) 業種別(3)
- 4. ASEANデータセンターのサーバールームスペース推計(3)
- II. 市場編
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- 1. ASEANデータセンター市場規模推移(7)
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- 1) データセンタービジネス市場規模動向(7)
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(1) サービス別市場動向(ASEAN全体)(7)
(2) サービス別市場動向(国別動向)(8)
(2-1) サービス別市場規模推移(8)
(2-2) 国別サービス市場規模比較(10)
(3) 需要構造(需要先別)(13)
(4) 需要構造(業種別)(14)
- 2) データセンターのサーバールーム面積動向(ASEAN全体)(15)
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(1) ASEAN地域のサーバールーム面積規模(15)
(2) ASEAN地域のサーバールーム面積における事業者ランキング(17)
- 3) データセンター新設傾向(ASEAN全体)(18)
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(1) ASEAN地域のデータセンター開発地域と概要(18)
(2) 主要データセンター事業者の新設計画(18)
- 4) ASEAN主要国における電力供給状況と価格傾向(20)
- 5) ASEAN地域内のアライアンス(21)
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(1) ADCA(Asia Data Center Alliance)(21)
(2) ASEAN telecommunications alliance(21)
- 6) 主要データセンター事業者一覧(22)
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(1) シンガポール(22)
(2) マレーシア(23)
(3) インドネシア(24)
(4) タイ(25)
(5) ベトナム(26)
- 2. ASEANデータセンター市場と商流構造(27)
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1) ASEAN全体傾向(27)
2) シンガポールの商流構造と規模(28)
3) マレーシアの商流構造と規模(29)
4) インドネシアの商流構造と規模(30)
5) タイの商流構造と規模(31)
6) ベトナムの商流構造と規模(32)
- 3. サービス市場(33)
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1) コロケーション(33)
2) ホスティング(38)
3) DinD(43)
−共通調査項目− |
(1) 対象サービスの定義・カテゴリー
(2) 市場規模推移(ASEAN全体)
(2-1) 市場規模推移
(2-2) 国別規模推移
(2-3) サービス市場占有率(ASEAN全体)
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(3) 主要事業者のマーケティング動向
(4) 主要事業者のデータセンター概要一覧※
※「主要事業者のサービス概要一覧」については1) コロケーション、2) ホスティングのみ記載
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- III. 国別編
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1. シンガポール(49)
2. マレーシア(57)
3. インドネシア(64)
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4. タイ(71)
5. ベトナム(77)
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−共通調査項目− |
- 1) データセンタービジネス市場規模動向
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- (1) サービス別市場動向
- (2) 需要構造(需要先別)
- (3) 需要構造(業種別)
- (4) サービス市場占有率
- a. コロケーション
b. ホスティング c. DinD
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2) 主要事業者のマーケティング動向
3) データセンターのサーバールーム面積動向
4) 主要事業者のデータセンター概要一覧※
※「7.DinD」についてはシンガポールのみ記載
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- IV. 企業個票編
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1. シンガポール(3社)(85)
2. マレーシア(5社)(91)
3. インドネシア(2社)(101)
4. タイ(1社)(105)
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5. ベトナム(1社)(107)
6. 日系(4社)(109)
7. 欧米系(3社)(119)
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−共通調査項目− |
1. 企業プロフィール
2. データセンター関連売上/見込
3. データセンター事業の位置付け
4. データセンター施設概要および新設計画
5. セグメント別売上動向(エリア/業種別)
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6. データセンタービジネス市場に関する見解
7. ASEAN地域の拠点展開※
※「7. ASEAN地域の拠点展開」については一部企業のみ記載
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