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−はじめに− |
- 自動車やエレクトロニクス、産業機械、エネルギー関連部材など、あらゆる産業において、各種ポリマーが多岐にわたり利用されている。一般的にポリマーは、金属やガラス、セラミックスなどの素材に比べ、軽量で、加工性に優れた素材である。
- ポリマーの耐熱タイプは、80〜100℃、120℃前後、150℃前後、200℃前後、200℃以上といった耐熱温度域で使い分けられている。80〜100℃は温水利用用途や自動車の室内温度など、120℃は自動車でも特に直射日光が当たる部位や自動車機構部品、150℃はエンジン周りの部品やレトルト殺菌温度領域などのように、温度域によって用途とポリマーの位置付けは異なっている。近年ではガラス代替が進行し、300〜400℃といった耐熱温度域での本格実用化が見込まれている。
- 光学ポリマーという側面では、主にレンズやディスプレイ、LEDなどのアプリケーションを中心にすみ分けが進んでいる。また透明性を訴求する用途は、容器や雑貨、建材などを中心としているが、透明性、色、温度域、耐久性・耐候性といった観点で競合・すみ分けが存在している。
- 本調査レポートでは、耐熱ポリマー17品目、光学・透明ポリマー17品目を取り上げ、各市場の分析、全体の需要構造、技術動向、成長分野におけるトレンドを明確化することを目的とした。また、近年注目されている用途展開(エネルギー、自動車、航空・宇宙、光学関係、医療機器、他)に用途を細分化し、これらの用途の中での注目用途動向について掘り下げた。
- これら耐熱・透明ポリマー市場の方向性を明確化することで、次世代ポリマービジネスにおける事業戦略を策定する参考データとして、本調査レポートが関連企業の経営、研究、製造、販売などマーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信しております。
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−調査目的− |
- 本調査レポートは、耐熱ポリマーおよび光学・透明ポリマーの市場動向をまとめた。特にエネルギーや自動車、航空宇宙、光学などの注目分野における用途動向を把握し、それぞれのポリマーの競合状況や今後の方向性を明確化することを目的とした。また、特殊コンパウンドグレード、アロイグレード、難燃グレードなど、グレード別市場分析も実施した。
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−調査対象− |
調査対象 | 対象品目 |
A. 耐熱ポリマー(17品目) | 耐熱ABS、脂肪族PA、芳香族PA、変性PPE、サルフォン系樹脂(PES・PSU・PPSU)、PEI(ポリエーテルイミド)、耐熱ポリエステル、SPS(シンジオタクチックポリスチレン)、PPS(コンパウンド)、PPS(繊維・フィルム用)、PEEK、LCP、熱可塑性PI、PI(フィルム・ワニス)、フッ素、エポキシ、シリコーン |
B. 光学・透明ポリマー(17品目) | PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PC(ポリカーボネート)、COP・COC(環状ポリオレフィン)、フルオレン系ポリエステル、PEN、PET(汎用PET以外)、透明ABS、AS、MS・MBS、SBC(スチレン・ブタジエンコポリマー)、PMP(ポリメチルペンテン)、透明PA、透明PI、透明フッ素、高屈折率硬化性樹脂、メガネレンズ用熱硬化性樹脂、UV硬化系樹脂 |
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−調査項目− |
- ■品目別市場
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1. 製品概要
2. 主要関連企業一覧
3. 市場動向(2011年〜2018年予測)
4. 価格動向
5. メーカーシェア(2014年)
6. 用途動向
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7. グレード別市場分析
8. 競合・すみ分け状況
9. 素材・技術動向
10. 海外動向
11. 今後の方向性
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−目次− |
- I. 総合分析編(1)
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- 1. 耐熱/光学・透明ポリマー市場動向(3)
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1) 耐熱/光学・透明ポリマー市場概要(3)
2) 本調査レポートにおける集計範囲(4)
3) 全体市場規模推移および予測(2011年〜2018年予測)(5)
4) 成長率ランキング(6)
5) 耐熱/光学・透明ポリマー価格ランキング(国内市況)(8)
- 2. 耐熱タイプ市場動向(10)
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1) 市場概要(10)
2) 使用温度域と市場の関係性(12)
- 3. 光学・透明タイプ市場動向(15)
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1) 市場概要(15)
2) 光学用途動向(17)
3) 透明用途動向(19)
- 4. グレード別市場動向(20)
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1) 特殊コンパウンドの市場動向(2014年)(20)
2) 本調査レポートで抽出された品目別特殊コンパウンドグレード(2014年)(20)
3) 各特殊コンパウンドグレードの動向(2014年)(21)
4) アロイグレードの状況(2014年)(22)
5) 難燃グレードの状況(2014年)(22)
6) その他注目テーマ(2014年)(23)
- 5. 用途分野別需要構造(24)
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1) 用途分野別需要動向(2014年)(24)
2) 用途分野別採用状況一覧(2014年)(25)
- 6. 注目用途動向(26)
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1) 採用状況一覧(2014年)(26)
2) エネルギー(28)
3) 自動車(34)
4) 航空宇宙(38)
5) 光学・透明(41)
6) その他(44)
- II. 集計編(49)
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- 1. 市場規模推移および予測(2011年〜2018年予測)(51)
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1) 全体市場規模推移および予測(51)
2) 耐熱タイプ市場規模推移および予測(55)
3) 光学・透明タイプ市場規模推移および予測(57)
- 2. 品目別メーカーシェアおよび用途別ウェイト(59)
- 3. 品目別価格一覧(66)
- 4. 主要参入企業一覧(68)
- III. 品目別市場編(73)
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A. 耐熱ポリマー(75)
A1. 耐熱ABS(76)
A2. 脂肪族PA(82)
A3. 芳香族PA(87)
A4. 変性PPE(92)
A5. サルフォン系樹脂(PES・PSU・PPSU)(98)
A6. PEI(ポリエーテルイミド)(104)
A7. 耐熱ポリエステル(109)
A8. SPS(シンジオタクチックポリスチレン)(114)
A9. PPS(コンパウンド)(119)
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A10. PPS(繊維・フィルム用)(127)
A11. PEEK(132)
A12. LCP(137)
A13. 熱可塑性PI(143)
A14. PI(フィルム・ワニス)(147)
A15. フッ素(153)
A16. エポキシ(160)
A17. シリコーン(165)
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B. 光学・透明ポリマー(171)
B1. PMMA(ポリメチルメタクリレート)(172)
B2. PC(ポリカーボネート)(179)
B3. COP・COC(環状ポリオレフィン)(187)
B4. フルオレン系ポリエステル(194)
B5. PEN(199)
B6. PET(汎用PET以外)(204)
B7. 透明ABS(210)
B8. AS(216)
B9. MS・MBS(220)
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B10. SBC(スチレン・ブタジエンコポリマー)(227)
B11. PMP(ポリメチルペンテン)(233)
B12. 透明PA(238)
B13. 透明PI(243)
B14. 透明フッ素(248)
B15. 高屈折率硬化性樹脂(252)
B16. メガネレンズ用熱硬化性樹脂(257)
B17. UV硬化系樹脂(262)
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