◆マルチクライアント調査レポート:2018年09月28日発刊

受動部品最新動向調査 2018

需要が急拡大するMLCCやチップ抵抗器などの受動部品および関連材料の需給バランス動向を徹底分析
−はじめに−
  • 受動部品は能動部品、機構部品とともに電子部品の一角を担うデバイスであり、古くから電子回路の発展とともに、基板実装部品として採用されてきた製品である。受動部品の製造のためには、基礎材料の研究が不可欠であり、マテリアルの研究を行ってきた日系メーカーがデバイス自体の生産でも高いシェアを有している。
  • 近年、スマートフォン市場の拡大にけん引され、アルミ電解コンデンサー以外のチップ部品では拡大が進んできた。ダウンサイジングにおいても日系メーカーが強みを有しており、海外メーカー製品はフラッグシップモデルには採用されないなどの状況が続いていた。
  • しかし直近ではスマートフォン市場の成長鈍化が進んでおり、受動部品メーカーでも車載用途を中心とした高付加価値製品の搭載が求められる分野へと舵を切ろうとしていた。
  • こういった状況の中、急速に車載用途でのADAS系ECUや自動運転を目指したECUの搭載が増加したことにより、同用途向けの需要が急拡大し、受動部品メーカーとしても同用途の対応に追われた。その結果、低価格化が進行していた民生向け製品を供給するメーカーが少なくなり、品薄状態となった。受動部品メーカーでは車載用途を優先したことにより民生向けの需給バランスが崩れたことを受け、値上げを行うことで需要を絞ろうとしたが、ダブル発注、トリプル発注が生まれる状況に追い込まれ、依然として供給はタイトな状況である。
  • 受動部品市場が急拡大したことを受け、材料メーカーにおいても設備投資の増強に追われている。特にMLCCでは車載用途の拡大によりボリュームゾーンがサイズアップしたことから、2017年、2018年と増産に追われている。現在は一段落している状況とみられるが、今後の需要次第ではさらなる投資も必要となってくることから、将来的な投資についても検討を続けている状況である。
  • 本特別調査報告書では受動部品に関わるアプリケーション、関連部材に注目し、受動部品および受動部品材料の現在の状況と今後の見通しを明らかにした。
  • 本市場調査資料を関係各位が事業戦略を立案・展開されるにあたり、役立てていただくことを切に望む。
−調査目的−
  • 本マルチクライアント特別調査企画では、主要受動部品として、積層セラミックコンデンサー(MLCC)、チップインダクター、チップ抵抗器、アルミ電解コンデンサーとこれらの主要材料を調査対象とし、ワールドワイドでの市場概況の把握を行うとともに、現状の需給バランスの動向、車載用途を含めた今後発展の見込まれる分野、またこれらの材料の開発方向性、将来動向の考察を行い、関連する事業展開に有益な情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
受動部品4品目積層セラミックコンデンサー、チップインダクター、チップ抵抗器、アルミ電解コンデンサー
コンデンサー用材料11品目チタン酸バリウム、ニッケル超微粉、メタルコア材料、内部電極用ペースト、アルミナ基板、抵抗体用ペースト、一次/裏面電極用ペースト、電極箔用アルミ箔、電極箔(粗面化箔/化成処理箔)、外部電極用ペースト、キャリアテープ
−調査項目−
受動部品編
1. 製品概要
2. ワールドワイド市場概況(2017年実績〜2025年予測)
3. 参入メーカー一覧
4. メーカーシェア(2017年実績〜2025年予測)
5. タイプ別ウェイト
6. タイプ別メーカー別ウェイト
7. 用途別ウェイト
8. 用途別メーカー別ウェイト
9. 車載用途における製品市場
10. 車載向け製品の需要動向
11. 世界需要規模推移・予測
12. 需給バランスの状況
受動部品材料編
1. 製品概要
2. 世界市場規模推移・予測(2017年実績〜2025年予測)
3. 価格動向(2018年Q3時点)
4. タイプ別ウェイト
5. 参入メーカー一覧
6. メーカーシェア(2017年実績/2018年見込)
7. 海外ローカルメーカー参入動向
8. 車載用途向け製品動向
9. 材料トレンド/ロードマップ
10. 製品需要/開発方向性
11. 納入関係(2017年実績)
12. 供給不足になる可能性と対応状況
−目次−
I. 総括編(1)
1. 総括(2)
1.1 受動部品/材料市場の将来展望(3)
1.2 車載用途向け市場動向と需給バランスの関連(5)
2. 受動部品編(8)
2.1 主要アプリケーション市場(9)
2.2 主要アプリケーションにおける搭載員数と推移予測(13)
2.3 受動部品メーカー一覧(20)
2.4 受動部品市場規模推移一覧(22)
2.5 用途別ウェイト一覧(23)
2.6 車載用途向け市場と製品需要(25)
2.7 需給バランスの状況と回復見込み(34)
3. 受動部品材料編(40)
3.1 受動部品材料メーカー一覧(41)
3.2 受動部品材料市場規模推移一覧(43)
3.3 受動部品材料納入関係(47)
3.4 材料開発方向性(52)
3.5 車載用途向け材料動向(56)
3.6 受動部品材料の設備投資と供給状況一覧(59)
II. 製品別市場編(60)
1. 受動部品編(61)
1.1 MLCC(62)
1.2 チップインダクター(73)
1.3 チップ抵抗器(83)
1.4 アルミ電解コンデンサー(92)
2. 受動部品材料編(118)
2.1 MLCC用材料(119)
2.1.1 チタン酸バリウム(119)
2.1.2 ニッケル超微粉(124)
2.2 チップインダクター用材料(129)
2.2.1 メタルコア材料(129)
2.2.2 内部電極用ペースト(134)
2.3 チップ抵抗器用材料(138)
2.3.1 アルミナ基板(138)
2.3.2 抵抗体用ペースト(142)
2.3.3 一次/裏面電極用ペースト(146)
2.4 アルミ電解コンデンサー用材料(152)
2.4.1 電極箔用アルミ箔(152)
2.4.2 電極箔(粗面化箔/化成処理箔)(159)
2.5 その他材料(171)
2.5.1 外部電極用ペースト(171)
2.5.2 キャリアテープ(176)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
受動部品最新動向調査 2018

頒価
660,000円(税抜 600,000円)

発刊日
2018年09月28日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
180ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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