◆市場調査レポート:2020年07月02日発刊

AR/VR関連市場の将来展望 2020

5G通信、アフターコロナ社会、リモートビジネスを追い風に拡大の兆しをみせるAR/VR市場を徹底分析
−はじめに−
  • VR元年といわれた2016年からAR/VRともに大きな市場の伸長はみられなかったが、MRスマートグラスの新機種やスマートフォン接続型のVR機器など、性能改善された新しいハードウェアの登場とAR/VRコンテンツと相性の良い5G通信の登場などで市場が活気付いてきた。
  • 2020年から5Gスマートフォン市場が本格化する見通しであり、それに伴って大容量コンテンツとなるVRや、次世代コンテンツとなるARコンテンツの市場伸長が期待されている。各通信キャリアがBtoCおよびBtoBのサービス展開を開始し、AR/VR機器の取り扱いも始めている。
  • また、5Gスマートフォンのアクセサリー機器として接続型のヘッドマウントディスプレイやスマートグラスが続々と登場している。2020年は、COVID-19の影響で、消費者需要の縮小や5Gスマートフォン予測の下方修正、店頭での実演販売ができないなどのマイナス要因が大きく、市場は計画よりも伸び悩むとみられるが、2021年以降の伸長が期待されている。
  • 2021〜2022年に登場が見込まれているAppleのMRスマートグラスが追い風となり、BtoC向けスマートグラス市場の本格化が期待されている。依然として性能改善の余地が大きい製品であるが、2025〜2030年にはポストスマートフォンを実現する製品が上市されると予測され、デバイスも含めて各社、開発を進めている。
  • COVID-19の影響で、ハードウェア市場の成長が若干先送りになった感のある中、外出自粛の流れを受けてBtoCコンテンツはゲームを中心に市場が拡大した。今後は製品の普及と5G通信回線の拡充で動画/ゲームコンテンツともに伸長が期待されている。
  • 遠隔作業支援や集団研修などで主に採用されていたBtoB向けのAR/VRソリューションは、COVID-19による「三つの密」を避ける動きや労働力不足による作業効率化などで市場が急拡大している。一時的な需要ではなく、今後これらの次世代遠隔コミュニケーションや作業効率化を可能とするAR/VRソリューション市場は、2020年を皮切りに大きな伸長が見込まれている。
  • 本市場調査資料は、これらAR/VR関連市場の現状と将来展望を明らかにすることを目的とした。関係各位が今後の事業戦略を立案・展開されるにあたり、本市場調査資料を役立てていただくことを切に望む。
−調査目的−
  • 今後の市場拡大が期待されているAR/VR関連市場をAR/VR表示機器、AR/VR対応機器、AR/VR関連デバイス、BtoC向けコンテンツ、BtoB/BtoBtoC向けソリューションに区分するとともに、主要企業の事業戦略を調査分析することで、関連する事業戦略策定のための基礎データ提供を目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
AR/VR表示機器9品目接続型ヘッドマウントディスプレイ、スタンドアロン型ヘッドマウントディスプレイ、ARスマートグラス、MRスマートグラス、ヘッドアップディスプレイ、空中ディスプレイ、ホログラム、透明スクリーン、スマートコンタクトレンズ
AR/VR対応機器5品目スマートフォン、PC、ゲーム機、360°カメラ、ドローン
AR/VR関連デバイス13品目LCD/OLED、マイクロディスプレイ、マイクロLED、光学レンズ、回折光学素子/ホログラム光学素子材料、導光板用高屈折ガラス基板、HUD用中間膜、CPU/AIチップ、IRカメラモジュール用センサー、TOFセンサー、超音波センサー、脳波センサー、空中ハプティクスデバイス
BtoC向けコンテンツ2品目ゲームコンテンツ、映像コンテンツ/映像配信
BtoB/BtoBtoC向け
ソリューション
10品目アミューズメント、観光/旅行、教育、VRコンテンツ(CG)、VRコンテンツ(実写)、VR会議、AR遠隔作業支援、MR作業支援、遠隔操作ロボット、医療
合計39品目
調査対象企業
AR/VRハード機器
メーカー
10社ソニー・インタラクティブエンタテインメント、セイコーエプソン、パナソニック、Facebook Technologies、HTC、Microsoft、Nreal、Pico Technology、RealWear、Vuzix
−調査項目−
AR/VR表示機器
1. 製品概要・定義
2. 主要構成デバイス
3. 製品タイプ概要
4. 主要参入メーカーと製品スペック
5. 市場動向
1) 市場規模推移・予測
2) 国内/海外市場規模推移・予測
3) ユーザー別出荷ウェイト
4) 市場概況・見通し
6. 価格動向
7. BtoB/BtoBtoC採用業界・用採用途
8. メーカーシェア
9. 参入メーカー動向
10. 技術ロードマップ
AR/VR対応機器
1. 製品概要・定義
2. AR対応状況
1) 表示機器との関係性
2) 主要規格/プラットフォーム
3. VR対応状況
1) 表示機器との関係性
2) 主要規格/プラットフォーム
4. 世界市場規模推移・動向
1) 全体市場動向
2) AR/VR対応製品市場動向
5. AR/VR対応製品市場動向
1) AR/VR対応主要製品一覧
2) 主要構成デバイスとAR/VR対応品のスペック
6. 価格動向
7. メーカーシェア
8. 参入メーカーのAR/VR関連動向
AR/VR関連デバイス
1. 製品概要・定義
2. 業界構造図
3. 主要参入メーカーと製品スペック
4. AR/VR機器向け市場動向
1) 世界市場規模推移・予測
2) タイプ別市場動向
3) 用途別市場動向
4) 世界市場概況・見通し
5. 価格動向
6. メーカー動向
1) メーカーシェア
2) 納入関係(2020年Q2時点)
3) 概況
7. 技術ロードマップ
BtoC向けコンテンツ
1. 業界概要・定義
2. AR/VRコンテンツの特徴
3. 対応表示機器
4. 主要コンテンツ一覧
5. 市場動向
1) 世界市場規模推移・予測
2) 国内市場規模推移・予測
6. 市場概況・見通し
7. 価格動向
8. 主要企業のAR/VR関連事業動向
9. 表示機器への性能要求点
10. 普及のための製品/サービスの課題
BtoB/BtoBtoC向けソリューション
1. 業界概要・定義
2. サービス/ソリューション構成例
3. 採用表示機器
4. 採用業界/用途
5. 主要ユーザー事例
6. 市場動向
1) 国内市場規模推移・予測
2) 国内市場概況・見通し
3) 海外市場概況・見通し
7. 価格動向
8. 表示機器への性能要求点
9. 普及のための製品/サービスの課題
10. 主要企業の関連事業動向
ソリューション市場の金額はシステムインテグレーション/ソフトウェアなどの合計金額を対象とした。一部、ハードウェアの金額も含んでいる。
企業事例
1. 企業プロフィール
2. AR/VR事業概要
1) 事業内容
2) 取り扱い機器
3. AR/VR製品出荷動向
1) 製品出荷数量実績・見込
2) BtoB、BtoBtoC向け製品採用事例
4. 新製品/新プラットフォーム/新サービス動向
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 AR/VR市場の展望(3)
1.2 AR/VR表示機器市場総括(5)
1.3 AR/VR表示機器への性能要求と技術ロードマップ(7)
1.4 ディスプレイ関連デバイス市場総括(14)
1.5 センサー関連デバイス市場総括(17)
1.6 視覚以外のVR技術動向(触覚/嗅覚/味覚)(19)
1.7 ARクラウドへの取り組み(24)
1.8 BtoC向けコンテンツ市場総括(27)
1.9 BtoB/BtoBtoC 向けソリューション市場総括(29)
1.10 AR/VRオンラインショッピング(34)
1.11 5G時代の移動体キャリアの取り組み(38)
1.12 米国大手ITベンダー動向(44)
1.13 COVID-19による市場変化の考察(50)
2.0 AR/VR表示機器(53)
2.1 VR表示機器(55)
2.1.1 接続型ヘッドマウントディスプレイ(55)
2.1.2 スタンドアロン型ヘッドマウントディスプレイ(63)
2.2 AR表示機器(70)
2.2.1 ARスマートグラス(70)
2.2.2 MRスマートグラス(77)
2.2.3 ヘッドアップディスプレイ(84)
2.2.4 空中ディスプレイ(90)
2.2.5 ホログラム(98)
2.2.6 透明スクリーン(103)
2.2.7 スマートコンタクトレンズ(109)
3.0 AR/VR対応機器(113)
3.1 スマートフォン(115)
3.2 PC(121)
3.3 ゲーム機(125)
3.4 360°カメラ(129)
3.5 ドローン(133)
4.0 AR/VR関連デバイス(137)
4.1 ディスプレイ/CPU関連デバイス(139)
4.1.1 LCD/OLED(139)
4.1.2 マイクロディスプレイ(144)
4.1.3 マイクロLED(148)
4.1.4 光学レンズ(151)
4.1.5 回折光学素子/ホログラム光学素子材料(154)
4.1.6 導光板用高屈折ガラス基板(157)
4.1.7 HUD用中間膜(161)
4.1.8 CPU/AIチップ(165)
4.2 センサー/フィードバックデバイス(169)
4.2.1 IRカメラモジュール用センサー(169)
4.2.2 TOFセンサー(172)
4.2.3 超音波センサー(175)
4.2.4 脳波センサー(179)
4.2.5 空中ハプティクスデバイス(182)
5.0 BtoC向けコンテンツ(185)
5.1 ゲームコンテンツ(187)
5.2 映像コンテンツ/映像配信(195)
6.0 BtoB/BtoBtoC向けソリューション(201)
6.1 アミューズメント(203)
6.2 観光/旅行(210)
6.3 教育(215)
6.4 VRコンテンツ(CG)(220)
6.5 VRコンテンツ(実写)(226)
6.6 VR会議(230)
6.7 AR遠隔作業支援(235)
6.8 MR作業支援(241)
6.9 遠隔操作ロボット(246)
6.10 医療(251)
7.0 企業事例(257)
7.1 ヘッドマウントディスプレイメーカー(259)
7.1.1 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(259)
7.1.2 パナソニック(261)
7.1.3 Facebook Technologies(263)
7.1.4 HTC(265)
7.1.5 Pico Technology(267)
7.2 スマートグラスメーカー(269)
7.2.1 セイコーエプソン(269)
7.2.2 Microsoft(271)
7.2.3 Nreal(273)
7.2.4 RealWear(275)
7.2.5 Vuzix(277)
8.0 参入企業一覧(279)
8.1 日系企業一覧(281)
8.2 外資系企業一覧(286)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
AR/VR関連市場の将来展望 2020

頒価
198,000円(税抜 180,000円)

発刊日
2020年07月02日

報告書体裁
書籍(A4)

ページ数
289ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-912-2

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