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−はじめに− |
- 国内企業におけるICT利活用が広く普及するとともに、サイバー攻撃も増加/高度化しており、ネットワークセキュリティへの投資も年々拡大している。これは、日々進化するサイバー攻撃に対し、新たなセキュリティ投資が求められることに加え、企業規模を問わず普及してきたクラウドサービスの利用から従来のオンプレミス型システムとは異なるセキュリティが求められることが要因として挙げられ、特定分野を保護するセキュリティツールの導入だけでなく、多様なツール間での連携や運用サービスを合わせた複合的なセキュリティへの取り組みが求められるようになってきている。
- また、近年ではネットワークセキュリティの対象が、従来のシステム以外にも広がっている。特に多くの企業が直面している労働人口の減少対策として、ICTに加えAIやRPA、ロボットといった最先端ツールの利用が増加しており、それらへのセキュリティ対策の必要性が高まっている。
- このため、セキュリティサービスの需要はますます高まる一方で、運用サービスを実施するためのセキュリティ人材は慢性的な不足となっている。このため、セキュリティツールや運用支援業務でも技術者を支援するAIやRPAなどの活用が広がっていくとみられる。
- さらに「COVID-19」の影響から、ニューノーマル時代に突入し、リモートワークの広がりを中心とした働き方改革の進行など、社会環境が大きく変化している。このため、リモートワークを実現するためのリモートデスクトップやWeb会議ツールとともに、セキュリティ投資も拡大していくものとみられる。
- こうしたセキュリティビジネス環境の変化を受け、本市場調査資料では各セキュリティサービス/製品を提供/販売する企業や関連団体に対する調査、分析を実施し、従来のセキュリティ対策動向に加え、新たな脅威への取り組み、ニューノーマル時代への新たなセキュリティビジネスの需要性を明確化するとともに、2025年に向けたセキュリティビジネスの方向性を示すことを目的としている。また、ユーザー企業にWebアンケートを実施し、ユーザーのネットワークセキュリティに対する取り組みや課題などを分析した。
- 本市場調査資料「2020 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧 《ベンダー編》」においては、増加するセキュリティ投資、多様化/高度化するサイバー攻撃への対策、クラウドコンピューティングやサプライチェーン、IoT、AIなど新たなセキュリティビジネスへの展開に対し、参入事業者のセキュリティ関連市場への見解、取り組みや事業戦略を調査、分析し、今後のセキュリティソリューションのトレンドを明確化することを目的とした。本市場調査資料が当該ビジネスに関わる事業者において、競争優位を確立するマーケティング基礎データとして活用されることを切に望むものである。
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−調査目的− |
- 新たなビジネストレンドが台頭するセキュリティ市場において、セキュリティサービス、セキュリティ製品の各市場動向に関する調査、分析を行うことで、今後のセキュリティ市場の方向性やトレンドを明確化し、当該ビジネスに関わる事業者に対して有用なマーケティング基礎データの提供を目的とした。
- 本市場調査資料は、セキュリティサービス、セキュリティ製品市場を把握する《市場編》と当該ビジネスに関わるセキュリティソリューションベンダーならびにセキュリティツールベンダーの事業戦略を把握する《ベンダー編》の2分冊で構成されており、本市場調査資料《ベンダー編》においては、セキュリティソリューションベンダーならびにセキュリティツールベンダーの詳細な事業戦略の把握を行い、セキュリティソリューションビジネスの検証、分析を多角的に行った。
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−調査対象− |
1 | セキュリティソリューションベンダー | 28社 |
2 | セキュリティツールベンダー | 18社 |
合計 | 46社 |
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−調査項目− |
- 1. セキュリティソリューションベンダー
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1) 企業プロフィール
2) セキュリティビジネスの位置付け
3) セキュリティ関連事業売上/見込
4) 主要提供製品
5) 主要提供ソリューションサービス
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6) 関連組織体制/アライアンス/セキュリティ技術者陣容
7) マーケティング戦略
8) 新たなセキュリティビジネス領域への展開
9) セキュリティ市場全体への見解
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- 2. セキュリティツールベンダー
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1) 企業プロフィール
2) セキュリティ関連事業売上/見込
3) 主要提供製品/サービス
4) 関連組織体制/アライアンス/セキュリティ技術者陣容
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5) チャネル戦略とパートナー状況
6) マーケティング戦略
7) 新たなセキュリティビジネス領域への展開
8) セキュリティ市場全体への見解
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−目次− |
- I. 総括編(1)
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1. セキュリティソリューションビジネスの現状(3)
2. 調査企業をベースとしたセキュリティソリューション市場シェア(2019年度実績)(5)
3. 主要参入ベンダー業界構造図(9)
4. マーケティング戦略分析(規模別/業種別)(11)
5. 新規ビジネス領域分析(24)
- II. 企業編(31)
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A. セキュリティソリューションベンダー(33)
A-1 NECソリューションイノベータ(34)
A-2 NRIセキュアテクノロジーズ(39)
A-3 NTTテクノクロス(45)
A-4 PFU(50)
A-5 TIS(55)
A-6 アズジェント(60)
A-7 インターネットイニシアティブ(65)
A-8 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(70)
A-9 エヌ・ティ・ティ・データ(75)
A-10 エヌ・ティ・ティ・データ先端技術(80)
A-11 エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(85)
A-12 キヤノンマーケティングジャパン(90)
A-13 グローバルセキュリティエキスパート(94)
A-14 ジェイズ・コミュニケーション(99)
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A-15 セキュアワークス(103)
A-16 ソフトバンク(107)
A-17 日商エレクトロニクス(111)
A-18 日本アイ・ビー・エム(115)
A-19 日本電気(119)
A-20 日立システムズ(125)
A-21 日立製作所(130)
A-22 日立ソリューションズ(135)
A-23 富士通(141)
A-24 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(146)
A-25 ブロードバンドセキュリティ(152)
A-26 三井物産セキュアディレクション(156)
A-27 三菱電機インフォメーションネットワーク(161)
A-28 ラック(166)
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B. セキュリティツールベンダー(173)
B-1 RSA Security Japan(174)
B-2 アカマイ・テクノロジーズ(178)
B-3 アルプス システム インテグレーション(182)
B-4 サイバーリーズン・ジャパン(187)
B-5 シスコシステムズ(191)
B-6 ジュニパーネットワークス(195)
B-7 ソニックウォール・ジャパン(199)
B-8 ソフォス(203)
B-9 ソリトンシステムズ(207)
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B-10 デジサート・ジャパン(212)
B-11 デジタルアーツ(216)
B-12 トレンドマイクロ(221)
B-13 パロアルトネットワークス(226)
B-14 ファイア・アイ(230)
B-15 フォーティネットジャパン(234)
B-16 マイクロフォーカスエンタープライズ(238)
B-17 マカフィー(242)
B-18 ユービーセキュア(247)
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- III. アンケート編(251)
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1. アンケート調査設計(253)
2. アンケート調査結果(255)
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