◆最新マルチクライアント調査レポート:2025年03月21日発刊
次世代コックピットと快適車内空間の進化と将来像
− |
自動車メーカー別の次世代コックピット像を調査 |
− |
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- 自動車インターコネクション市場の現状と将来展望 2025 (刊行:2025年06月10日(予定))
- 車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査 2025 上巻 (刊行:2025年01月27日)
- 高付加価値車載半導体市場徹底分析レポート 2025 (刊行:2024年11月26日)
- 2024年 自動運転・AIカー市場の将来展望 (刊行:2024年07月29日)
−はじめに− |
- 2024年に入りEVの販売が伸び悩んだものの、自動車メーカーは、カーボンニュートラルの実現や環境規制対策としてマルチパスウェイ的に電動車の開発に注力している。そのため、発売する車両も電動車比率が高まり、EVの投入計画も継続して行われている。
- ユーザー側から見るとEVの車両価格は非常に高く、補助金が支給されたとしてもグレードの高い車両並みの価格であり、購入に至らず他の車種を選択するケースも少なくない。バッテリーなどの価格を抑えて車両の低価格化を進めているのは言うまでもないが、ユーザーのEVに対する購入意欲が湧くような車両をつくることが重要であると考えられる。
- そのような車両づくりの一つとして、コックピットデザインの斬新さとユーザーが乗っていて楽しい空間演出を行うことが挙げられる。ユーザーにとっては高価な買い物となるため、単なる移動手段としての車ではなく、EVならではの居住性が高く、高付加価値の車両空間で過ごしてもらえる車を提供していくことが予測される。
- 現状でもEVらしさを追求した画期的なデザイン、ADAS・自動運転システムの普及・高度化による情報表示量の増加、コネクテッド化によるインフォテインメントの充実を背景にコックピットのデザインは年々変化しているが、今後自動車メーカーはEV販売のためにさらなる画期的なコックピット技術開発に注力していくとみられる。
- 本マルチクライアント特別調査企画では、自動車メーカー別に次世代のコックピット像を明確化するともに、EVや自動運転の高度化に伴うコックピットへの影響、次世代コックピットに求められる車内空間演出や居住性向上技術を整理し、市場動向と将来予測を行った。
- 電動車の普及促進と新しい車内空間の活用方法を定着させる次世代コックピット技術と市場の将来像を、定量・定性の両面から長期的な視点で提供することで、未来の自動車産業に挑む全ての関係各位に、幅広くご活用いただけることを願っている。
|
−調査目的− |
- 本マルチクライアント特別調査企画は、EV時代に向けた次世代コックピット像を自動車メーカー別に調査することで将来像を明確にする調査を行った。さらに居住性を高める技術としてどのような技術が有望なのかを掘り起こす調査を行うことで、2040年頃までのコックピット像の変化を明らかにし、関連各社の今後の事業展開における有益なデータを提供することを目的とした。
|
−調査対象− |
- ■調査対象品目
-
調査対象
| 対象品目
|
自動車メーカー編 (13社)
|
■日系自動車メーカー:トヨタ、日産、スズキ
■欧州系自動車メーカー:BMW、Mercedes-Benz、VWグループ、Stellantis
■米国系自動車メーカー:GM、Ford、Tesla
■中国系自動車メーカー:BYD、NIO、AITO
|
次世代技術編 (6システム・24品目)
|
- ■音響システム
- オーディオ/ヘッドユニット、スピーカー、高機能アンプ、アクティブノイズキャンセリング
- ■シートシステム
- シートシステム、パワーシート、シートメモリー、マッサージシート
- ■空調システム
- オートエアコンシステム、シートヒーター、ステアリングヒーター、空気清浄機
- ■照明システム
- アンビエントライト、内装用白色LED、内装用有色LED、シャイテック技術
- ■コックピットUI
- ステアリングスイッチ、タッチセンサー、ジェスチャーUI、IME技術
- ■エンターテインメントシステム
- ディスプレイ、統合コックピット、IVI、AR-HUD
|
|
−調査項目− |
- ■自動車メーカー編
-
1. 企業概要
2. 車種別販売台数予測(2023年実績〜2027年短中期予測・2030年/2035年/2040年長期予測)
3. 同社が提唱する次世代コックピット像
4. 同社の考えるコックピット技術採用のシナリオ
5. 次世代技術の搭載率予測
6. 電動化・自動運転技術の進化・コネクテッド化に対する次世代コックピットへの影響
7. 次世代シートの開発・採用動向
8. その他コックピット関連技術の開発動向および採用動向
9. 車載OSの開発・採用動向
10. コンセプトカーのコックピット像とそこから見える将来像
11. 生成AIの自動車利用に対する考え方
12. インフォテインメント・エンターテインメントに関する考え方
|
- ■次世代技術編
-
1. 技術概要と次世代コックピットへの採用例
2. 販売台数予測
3. 関連メーカー一覧と開発動向
|
4. 同技術に対する自動車メーカーの評価・見解
5. 同技術の将来像
|
|
−目次− |
- I. 総括編(1)
-
1. 自動車コックピットの将来像(2)
2. 関連機器・技術の需要予測(4)
3. 次世代インフォテインメント・エンターテインメントのロードマップ(16)
4. 電動化や自動運転技術の進化に伴うコックピットの変化(22)
5. 快適性向上に向けた良感触系・環境性向上技術(26)
6. 次世代コックピットに向けた協業・提携動向(29)
7. 生成AI活用事例(33)
8. 車載OSの開発・採用動向(37)
9. コンセプトカーからみる次世代コックピット動向(41)
10. 自動車生産台数推移予測データ(45)
- II. 自動車メーカー編(48)
-
1. トヨタ(49)
2. ホンダ(58)
3. スズキ(66)
4. BMW(74)
5. Mercedes-Benz(83)
6. VWグループ(92)
7. Stellantis(101)
|
8. GM(110)
9. Ford(118)
10. Tesla(126)
11. BYD(135)
12. NIO(142)
13. AITO(150)
|
- III. 次世代技術編(156)
-
1. 音響システム(157)
2. シートシステム(166)
3. 空調システム(174)
|
4. 照明システム(182)
5. コックピットUI(191)
6. エンターテインメントシステム(200)
|
|
|