◆市場調査レポート:2004年11月30日発刊

2005年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

コーティング、蒸着、複合化などによる
表面処理・加工技術の高度化に伴う高機能フィルム市場徹底分析
−調査の背景−
  • 機能性高分子材料は光学、電気・電子、ガスバリア、強度等機械特性、耐熱機能などの優れた性状により、広い分野で採用されています。中でも高分子由来の機能性とコーティングや蒸着等表面処理技術を組み合わせた機能性高分子フィルム製品は、需要先応用品の製品開発に欠かせない基幹資材として、エレクトロニクス、食品、記録材、医薬品、建材など様々な分野の製品開発に大きく貢献し、製品の機能化、高付加価値化に重要な役割を果たしてきました。

  • フィルムに求められる機能要求は年々厳しくなっており、表面処理技術の高度化に加え、ベースフィルムのグレードアップを行うことで製品ニーズの高機能化対応がより進展し、従来用途と比較して応用展開の領域もさらに拡大しております。

  • フラットパネルディスプレイの生産に欠かせない偏光フィルムや位相差フィルム等の光学機能フィルム及び半導体関連フィルム、加工食品・生鮮品の衛生保存に貢献するガスバリア機能フィルム、またそれらのベースとなる高付加価値フィルムの需要動向、環境性の点で食品から電化製品まで幅広い分野での応用が進められる生分解性プラスチック(バイオプラスチック)フィルムなど、多くの機能性高分子フィルムはその機能により、既存需要先用途を地盤に国内外に渡った需要開拓が進められています。

  • 本調査企画では上記背景を踏まえて、前回調査した「2002年機能性高分子フィルムの現状と将来展望」のデータを見直し、最新の高分子フィルム市場の現状と将来性、及び使用素材や採用先応用製品の状況、開発企業のグローバル化動向を明確化しました。

  • 本調査資料が高分子フィルムメーカー及びフィルムメーカー、販社、応用品メーカー等関連各位の製品開発並びに、事業計画策定やマーケティング全般のベースデータとして広く御活用頂けるものと確信しております。


−調査目的−
  • 本調査レポートは、エレクトロニクス用フィルム、バリア機能フィルム、その他機能フィルムを取り上げ、製品概要、市場規模推移及び予測、用途動向、メーカー動向、材料動向、価格動向、グローバル化動向、研究開発・技術動向などを調査する事で、機能性高分子フィルム市場の現状と将来性を明らかにすることを目的とした。


−調査品目−
区分対象品目
エレクトロニクス用フィルム表示材用フィルム偏光板
偏光膜保護フィルム(TACフィルム)
位相差フィルム
視野角補償フィルム
反射防止(AR/LR)フィルム
AG(アンチグレア)フィルム
プリズムシート
拡散フィルム
拡散板
反射フィルム
プラスチックフィルム基板
透明導電性フィルム(ITOフィルム)
異方導電性フィルム(ACF)
プロテクトフィルム(表示材用)
半導体、その他ペリクル
バックグラインドテープ
ダイシングテープ
TABテープ
ドライフィルムレジスト
リチウムイオン電池用セパレータ
フィルムコンデンサ用フィルム
キャリアテープ用カバーテープ
ベースフィルムPCフィルム(光学用)
非晶性POフィルム
PVAフィルム(偏光フィルム用)
PIフィルム
LCPフィルム
PETフィルム
バリア機能二軸延伸PVAフィルム
PVDC系共押出フィルム
EVOH系共押出フィルム
PANフィルム
アルミ蒸着フィルム
透明蒸着フィルム(アルミナ、シリカ、二元)
ONY系共押出フィルム
EVOH共押出OPPフィルム
PVDCコートフィルム
PVAコートOPPフィルム
アクリル酸系樹脂コートフィルム
ナノコンポジットコートフィルム
ナノコンポジットナイロンフィルム
ハイブリッドバリアフィルム
高機能鮮度保持フィルム
防湿フィルム(PCTFEフィルム)
その他機能遮熱フィルム・シート
紫外線劣化防止フィルム(PVFフィルム)
セルフクリーニングフィルム(光触媒機能)
イージーピールフィルム
方向性フィルム(直線カット性)
防曇フィルム(OPP)
防錆フィルム
通気性フィルム
表面保護フィルム
生分解性プラスチックフィルム・シート

−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入メーカー一覧
3. 市場規模推移及び予測
4. 海外動向
5. 価格動向
6. 用途動向
7. メーカーシェア
8. 使用材料動向
9. 新製品開発・技術動向
10. 競合・棲み分け状況
11. 今後の方向性

−目次−
I. 総合分析編(1)

1. 機能性高分子フィルム市場概要(3)
1)需要構成及び調査対象範囲(3)
2)全体市場規模推移及び予測(2001年〜2008年予測)(4)
3)機能・分野別市場動向(5)

2. 分野別需要分析(6)
1)表示材分野(6)
2)半導体・その他分野(8)
3)バリア包装分野(10)
4)その他(12)

3. 品目別市場に於ける位置付け(13)

4. ベース材料及び機能付与技術の概要(14)
1)ベース材料(14)
2)機能付与技術(15)
3)品目別採用素材・技術一覧(16)

5. 高成長フィルムランキング(17)

II. 集計編(19)

1. 主要参入メーカー一覧(21)

2. 品目別市場規模推移及び予測(26)

3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウエイト(2004年見込)(37)

4. 海外生産・需要動向(48)

5. 製品開発・技術動向(52)

6. 技術課題と対策(57)

7. 品目別価格一覧(59)

III. 品目別市場編(61)

エレクトロニクス用フィルム
表示材用フィルム
1. 偏光板(63)
2. 偏光膜保護フィルム(TACフィルム)(69)
3. 位相差フィルム(74)
4. 視野角補償フィルム(80)
5. 反射防止(AR/LR)フィルム(84)
6. AG(アンチグレア)フィルム(89)
7. プリズムシート(93)
8. 拡散フィルム(97)
9. 拡散板(102)
10. 反射フィルム(107)
11. プラスチックフィルム基板(113)
12. 透明導電性フィルム(ITOフィルム)(118)
13. 異方導電性フィルム(ACF)(124)
14. プロテクトフィルム(表示材用)(130)

半導体、その他
15. ペリクル(136)
16. バックグラインドテープ(142)
17. ダイシングテープ(147)
18. TABテープ(152)
19. ドライフィルムレジスト(157)
20. リチウムイオン電池用セパレータ(163)
21. フィルムコンデンサ用フィルム(167)
22. キャリアテープ用カバーテープ(174)

ベースフィルム
23. PCフィルム(光学用)(178)
24. 非晶性POフィルム(183)
25. PVAフィルム(偏光フィルム用)(188)
26. PIフィルム(192)
27. LCPフィルム(198)
28. PETフィルム(202)

バリア機能フィルム
29. 二軸延伸PVAフィルム(208)
30. PVDC系共押出フィルム(212)
31. EVOH系共押出フィルム(216)
32. PANフィルム(220)
33. アルミ蒸着フィルム(224)
34. 透明蒸着フィルム(アルミナ、シリカ、二元)(229)
35. ONY系共押出フィルム(236)
36. EVOH共押出OPPフィルム(241)
37. PVDCコートフィルム(245)
38. PVAコートOPPフィルム(251)
39. アクリル酸系樹脂コートフィルム(255)
40. ナノコンポジットコートフィルム(259)
41. ナノコンポジットナイロンフィルム(263)
42. ハイブリッドバリアフィルム(268)
43. 高機能鮮度保持フィルム(273)
44. 防湿フィルム(PCTFEフィルム)(278)

その他機能フィルム
45. 遮熱フィルム・シート(281)
46. 紫外線劣化防止フィルム(PVFフィルム)(285)
47. セルフクリーニングフィルム(光触媒機能)(289)
48. イージーピールフィルム(294)
49. 方向性フィルム(直線カット性)(299)
50. 防曇フィルム(OPP)(304)
51. 防錆フィルム(308)
52. 通気性フィルム(微多孔質POフィルム)(312)
53. 表面保護フィルム(316)
54. 生分解性プラスチックフィルム・シート(319)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2005年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2004年11月30日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
325ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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