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2004年のエレクトロニクス産業はフラットTV、DVDレコーダ、デジタルスチルカメラに代表されるデジタル家電製品が牽引役となって前年実績を上回った。しかし、デジタル景気の一巡、製品価格の下落要素などがあり、本年の伸び率は鈍化するという予測である。 AV分野では引き続きフラットTV、DVDレコーダの需要が拡大していく趨勢にある。 家電製品市場のうち国内は、食器洗い乾燥機、ノンフロン冷蔵庫など環境対策をキーワードとした製品の市場拡大が期待される。
DVDレコーダではHDDの搭載、記憶容量の拡大が図られており、さらに次世代規格であるブルーレイ/HD DVDなどの市場投入によるデジタル家電市場への影響も少なからず期待される。TV市場ではフラット化、大型化が進んでおり、今後地上波デジタル放送で先行する日本、欧米に続いて、アジアにもデジタル化の波が広がっていく世界的な流れとなっている。
AV機器、情報家電に代表されるエレクトロニクス製品の生産は、世界同時発売、人件費や関税対策などのほかコスト競争がキーワードとなりつつあり、生産拠点の海外移転・グローバル化による適地生産をより徹底する方向に進んでいる。高付加価値、オンリーワン製品は国内生産、コスト競争が激しい製品は中国などアジアへの生産移転といったトレンドである。また一方ではメイドインマーケットの傾向が強まっている。
弊社では「ワールドワイドエレクトロニクス市場調査」シリーズとして、エレクトロニクス製品別のワールドワイド生産動向の調査結果を毎年刊行してきた。本年も、各メーカーの製品別国別生産実績を調査し、『2005ワールドワイドエレクトロニクス市場総調査』を刊行した。
本調査資料は日系メーカー、欧米メーカー、ローカルメーカーによるエレクトロニクス製品の生産を詳細に調査分析したものであり、ハンドブックあるいはデータベースとしてご利用頂ければ幸いである。
注目されているエレクトロニクス製品を対象に、ワールドワイドの観点から日系メーカー、外資系/ローカルメーカーの生産実績を調査分析することを目的とした。