◆マルチクライアント調査レポート:2005年07月27日発刊

プロジェクター市場の徹底分析総調査(2005年版)

ビジネス用〜コンシューマ用に至るプロジェクター市場全体の動向・方向性を把握
−調査の背景−
  • 弊社ではプロジェクター市場に着目し、毎年定期的な市場調査を実施している。
    当調査企画は今回で13回目を迎え、ビジネス用〜コンシューマ用に至るフロント/リア各プロジェクター全体市場の動向/方向性把握を目的とするものである。

  • プロジェクター市場は会議/プレゼンテーション機器としてのビジネスプロジェクターの定着や、新たにホームシアターをターゲットとした製品投入の増加等により依然脚光を浴びている。

  • 最も市場規模の大きいビジネスプロジェクターは、年々の製品価格の下落に伴い数量に比べ金額ベースの伸びが鈍化している。現在、市場の中心である明るさ2,000ルーメンクラスのXGAでは、既に実売20万円を切るモデル投入が増加するなど、2005年度も更に平均単価は下がる見込みである。しかし、単価の下落に伴い中小企業/SOHO分野へのユーザー層の拡大・新規ユーザーの増加が見込まれ、今後一層数量ベースの伸長が期待される。

  • 表示デバイスでは、現在の中心である液晶方式(3板式)に加え、徐々にDLPの市場比率が高まっている。単板式であることから軽量化に特徴のあるDLPは輝度の向上に伴い参入ブランドが増加し、各社の注力度が高まっている。これまで2,000ルーメン以下のモデル販売が主体であったが、3,000ルーメン以上のモデル投入が本格化したことから、液晶方式との競合は更に激しくなる見込みである。

  • 生産面では中国を中心とした海外へのシフトを各社進めている。これまでの日本からのエンジン供給による組み立て生産(SKD)に代わり、現地でエンジンからの一貫生産を行う体制となってきている。製品単価下落の中でメーカー各社とも生産コスト削減目的から、現地での部材調達率を高めてきている状況である。

  • また、製品的にはビジネス用/ホーム用フロントプロジェクターの他、リアプロジェクター事業への参入メーカーが増加している。特に、デジタル放送開始に伴う大画面TVの需要増に対応し、プロジェクションTVの事業展開が強化されるなど、プロジェクター市場はビジネス/コンシューマ各市場において今後の動向が注目される。

  • 当調査企画は国内編・世界編の2つの調査構造とし、世界編においては、フロントプロジェクター/プロジェクションTVのワールドワイドにおける市場動向及び日系メーカー/海外メーカーの販売動向を調査した。

  • 当調査企画は、ビジネス市場〜コンシューマ市場に至るプロジェクター各製品を対象とし、製品別市場動向及び参入各社の販売展開を明確化することにより、関連企業各社の今後の事業における有益なマーケティングを提供することを目的に制作した。


−調査対象−
1. 調査対象品目

[調査対象品目イメージ]

2. 対象市場/用途

ビジネス市場

会議/プレゼンテーション、広告/インフォメーション、教育用、制御/監視、デジタルシネマ、CAD/CAM、シミュレーション、グラフィックス 他

コンシューマ市場

ホームシアター、ゲーム、TV等大画面投影

3. 調査対象企業

1)国内メーカー

プロジェクター市場における国内上位メーカー15社を主対象とし、その他参入各社へのヒアリングを併用。

2)海外メーカー(北米/欧州/アジア)

プロジェクター市場における上位メーカー/注目企業計10社の事業展開について調査。

−目次−
国内市場編(1)

I. 総括・分析編(2)
1. プロジェクター市場の概況(3)

2. 市場規模推移と予測(2003〜2008年度/2010年度)(4)
1)総販売(4)
2)国内(5)
3)海外(日系メーカーの海外販売)(6)

3. 販売動向(7)
1)総販売(7)
2)国内(8)
3)海外(日系メーカーの海外販売)(9)

4. 製品別メーカーシェア(2004年度実績/2005年度見込)(12)
1)総販売(12)
2)国内(13)
3)海外(14)

5. 製品別市場規模推移(15)
1)ビジネスプロジェクターの価格帯市場規模推移(15)
2)リアプロジェクター(ビジネス用途)(26)
3)ホームプロジェクター(31)
4)プロジェクションTV(38)

6. ビジネスプロジェクター(LCD・LCOS・DLP:フロントタイプ)の市場分析(40)
1)市場推移(40)
2)市場規模推移と予測(2003〜2008年度/2010年度)(41)
3)メーカーシェア(2004年度:数量)(43)
4)商品別市場動向(44)
5)解像度別市場動向(49)
6)明るさ別メーカーシェア(2004年度:数量)(50)
7)明るさ/サイズによる市場構成(2004年度)(54)

7. 需要先/用途別動向(57)
1)需要先別動向(57)
2)用途別動向(58)

8. デバイス動向(59)
1)表示デバイス(パネル)(59)
2)ランプ(61)

9. PDP/大型LCDモニターの市場動向(64)
1)国内市場規模推移と予測(2003〜2007年度/2010年度)(64)
2)メーカーシェア(2004年度:数量)(66)
3)競合分析(68)

10. ビジネスプロジェクター(フロントタイプ)のOEM供給図(69)

11. 今後の市場予測(70)

II. 個別企業編(15社)(72)
−共通調査項目−
1. 製品の変遷(2003〜2005年)(73)
2. 製品一覧(74)
3. 販売動向(2003〜2005年:数量/金額)(75)
4. 国内機種別販売量(2004年度:数量)(78)
5. 地域別販売動向(2004年度:数量)(79)
6. 国内販売ルート(80)
7. 製品化の方向性(81)
8. 生産動向/OEM動向(82)
9. 今後の販売予測/製品別事業の方向性(83)

世界市場編(222)

I. 総括・分析編(223)
1. プロジェクター世界市場概況(224)

2. プロジェクターの世界市場規模推移(2003年〜2008年/2010年)(225)
1)ビジネスプロジェクター(フロントタイプ)(225)
2)リアプロジェクター(ビジネス用途)(228)
3)ホームプロジェクター(フロントタイプ)(231)
4)プロジェクションTV(235)
5)PDP−TV(237)

3. ビジネスモデルの製品別/地域別市場規模推移(2003年〜2008年/2010年)(239)
1)CRT(マルチスキャンタイプ:シアター機除く)(239)
2)LCD(LCOS含む)(240)
3)DLP(241)

4. LCD/DLPの市場分析(243)
1)市場規模推移(2003年〜2008年/2010年)(243)
2)地域別市場規模推移(2003年〜2008年/2010年)(244)
3)商品別市場動向(245)

5. 製品別メーカーシェア(2004年:数量)(251)
1)ビジネスプロジェクター(フロントタイプ)(251)
2)ホームプロジェクター(259)
3)プロジェクションTV(261)

6. 今後の市場予測(262)

II. 個別企業編(10社)(264)
−共通調査項目−
1. 製品概要(265)
2. 販売動向(2004〜2006年:数量)(26)
1)製品別(LCD/DLP/LCOS)(26)
2)地域別(北米/欧州/日本/アジア他:数量)(26)
3. 地域別販売戦略(26)
4. 生産動向/OEM供給状況(26)
5. 製品化の方向性(ビジネス/コンシューマ)(26)
6. 今後の事業展開(27)
1)製品別事業展開(27)
2)事業の方向性(27)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
プロジェクター市場の徹底分析総調査(2005年版)

頒価
880,000円(税抜 800,000円)

発刊日
2005年07月27日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
311ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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