- ■このレポートには以下の最新版があります
- データセンタービジネス市場調査総覧 2025年版 市場編 (刊行:2025年02月28日(予定))
- ■この資料は複数巻構成となっております
- データセンタビジネス市場調査総覧 2011年版（下巻）(刊行:2011年02月28日)
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- データセンター運用の省人化・自動化ソリューション市場調査 (刊行:2024年10月18日)
- 2024 コミュニケーション関連マーケティング調査総覧 (刊行:2024年10月10日)
- 2024 法人インターネット市場の現状と将来展望 (刊行:2024年07月26日)
- 2023-2024 データセンター建設コスト＋建設状況四半期別調査（前期） (刊行:2024年06月25日)
| −調査の背景− |
|---|
- 本調査レポート「データセンタ市場調査総覧2011年版（上巻）」においては、「総括編」において、データセンタ市場全体の動向に加え、データセンタの新設動向、価格の推移、そして、近年注目を集めているクラウドコンピューティング、仮想化、コンテナ型データセンタ、海外データセンタ等がデータセンタ市場に与える影響を纏めている。また、「サービス市場編」「関連サービス編」「データセンタの投資動向編」において、データセンタサービス市場の動向、データセンタに影響を及ぼすであろう「仮想化」「クラウドコンピューティング」「オンプレミスからの移行」の影響、サーバやストレージ等のデータセンタにおける投資動向を纏めた。
- 近年、経済環境悪化はデータセンタ市場においても影響を及ぼしており、「既存ユーザーにおける契約見直し」「センタ内サーバのコンソリデーションに伴う契約面積の減少」「コスト削減要求の高まりによる価格競争」「新規システム開発案件の縮小」といった形でデータセンタ市場の成長が阻害されている。また、「サービス価格の値下げ要求」は依然として根強く、各社においてサービス価格競争がより拍車がかかっている状況にある。価格低下の要因の一つとなっているデータセンタ施設の過剰供給の件であるが、2011年においても新設のデータセンタが設立されたため、低価格化は進行すると窺える。
- ユーザー企業からの要望としてサービス価格の低下が依然として根強い中で、「コスト削減への対応力」によって今後データセンタ事業を継続的に成長を遂げられるのか鍵となっている。各事業者ではデータセンタの稼働率の高めるだけでなく、高効率のサーバや空調機器の採用、機器の配置などで効率性を高めている。これらの高効率設備を配備した新設データセンタの状況が競争力を増し、古い既設のデータセンタは効率性問題から価格競争に対応していくことは困難となっていく状況にある。
- 新規サービス面として、データセンタのサーバ基盤やアプリケーション基盤を利用したクラウドコンピューティングサービスによる需要喚起は各事業者側で期待を寄せる分野であり、サービスメニューの設けて需要取り込みを進めている。但し、GoogleやAmazon.comといった海外クラウドベンダによる影響や、既存のホスティングサービスやハウジングサービスに比べサービス単価自体の低下を招くケースも考えられるため、広範囲的なサービス展開だけでなくビジネスターゲットを見据えた戦略が必要と見られる。
- 「クラウドコンピューティング」「電力不足」「省エネ化」、データセンタビジネスはこれら課題に如何に取り組んでいくかが今後のビジネス拡大のポイントとなろう。市場のトレンドをいち早く掴み、ノウハウの蓄積やサービスへ還元ができれば、同市場での競争優位にも結び付けられよう。
- 当該ビジネスの参入事業者に関しては、新たなビジネスチャンスや新潮流への対応のために市場動向の研究や分析を実践する不断の努力が必要であり、各位のマーケティング活動において、当レポートが多様化するデータセンタビジネスでの関連製品やサービス市場分析、更にはデータセンタソリューションの方向性を明確化する一助となることを願うと同時に、今後のマーケティング戦略立案の基礎データとして大いに活用されることを切に望むものである。
|
| −調査目的− |
|---|
- データセンタサービス及びデータセンタにおける製品市場動向、市場占有率、参入企業動向などを調査することで個々のサービス／製品市場の傾向を分析・把握し、市場トレンドと方向性を明確化し、データセンタサービス／製品市場における今後の方向性を把握することを目的とした。
- なお、当調査レポートは、データセンタ市場や関連市場、製品投資動向などを把握する“上巻：市場編（データセンタ市場・関連市場）”と当該ビジネスに関わるデータセンタ事業者ならびにユーザー企業におけるデータセンタ利用動向を把握する“下巻：ベンダ戦略・ユーザー実態編”の2分冊となっており、“上巻：市場編（データセンタ市場・関連市場）”においては、より詳細な市場動向やトレンドの把握を行い、データセンタ市場の検証・分析を多角的に行った。
- 当資料は、データセンタビジネスを取り巻く環境を踏まえ、関連市場動向や投資動向を把握し、データセンタ市場を多角的に分析することにより、当該市場における競争優位を確保するためのマーケティング戦略立案の基礎データを提供することを目的とした。
|
| −調査対象− |
|---|
| データセンタサービス市場： | 10カテゴリ |
|---|
| データセンタで利用されている製品市場： | 10カテゴリ |
|---|
| データセンタ関連サービス市場： | 3カテゴリ |
|---|
|
| −目次− |
|---|
- I. 総括編
-
- 1. データセンタビジネス市場の展望（3）
-
1) 市場展望（3）
2) データセンタ市場拡大／阻害要因（3）
3) 市場多角分析（3）
4) ハウジング価格動向（3）
5) 既存／新規ユーザー別分析（5）
- 2. 全国のデータセンタ分布（7）
-
1) 全国のデータセンタ分布（7）
2) 地域別データセンタ立地概要（9）
- 3. データセンタの新設計画（10）
-
1) データセンタの新設計画（10）
2) 地域別データセンタ新設計画集計（11）
3) 主要ベンダの増築／増床計画（12）
- 4. データセンタのサービス面積推移（15）
-
- 1) 総床面積／サーバルーム面積推移（15）
- 2) 地域別総床面積／サーバルーム面積推移（17）
- 3) サーバルーム面積推移と稼働率推移（18）
- 4) データセンタのサーバルームの需要と供給のバランス（19）
-
(1) 主要ベンダの見解（19）
(2) 今後の方向性（22）
- 5) 地域動向（23）
- 5. データセンタ業界構造（26）
-
1) 参入ベンダカテゴリ及び定義（26）
2) ベンダカテゴリ別参入企業（26）
3) 主要ベンダのポジショニング（26）
4) ベンダカテゴリ別特徴（35）
- 6. 市場規模推移（多角分析）（36）
-
1) ベンダカテゴリ別（36）
2) ユーザー業種別（37）
3) ユーザー規模別（38）
4) ソリューション別（39）
5) 地域別（40）
- 7. 価格動向について（41）
-
- 1) コロケーション（41）
-
(1) 全体（41）
(2) 都心の動向（42）
(3) 首都圏の動向（42）
(4) 関西の動向（43）
(5) その他の地域の動向（44）
- 2) ラックハウジング（44）
-
(1) 全体（44）
(2) 都心の動向（46）
(3) 首都圏の動向（47）
(4) 関西の動向（47）
(5) その他の地域の動向（48）
- 3) 主要事業者ハウジング価格一覧（49）
- 8. 海外データセンタの動向（54）
- 9. データセンタビジネスの取り巻く環境（57）
-
- 1) データセンタファシリティを取り巻く環境（57）
-
(1) 日本データセンタ協会（JDCC）によるデータセンタファシリティスタンダードの策定（57）
(2) PUE及びDPPE（59）
- 2) グリーンITを取り巻く環境（59）
-
(1) 東京都環境確保条例の動向（59）
(2) 主要ベンダの省エネ／CO2対策への取組み（60）
- 3) データセンタ業界関連主要団体及び活動（62）
- 10. データセンタにおける今後の付加価値ビジネス（64）
- 11. コンテナ型データセンタのトレンド（67）
-
1) コンテナ型データセンタのトレンド（67）
2) 取り巻く環境（67）
3) コンテナ型データセンタの展望（68）
4) コンテナ型データセンタ提供主要ベンダ（70）
- 12. 今後のデータセンタビジネスの方向性（71）
-
- 1) 仮想化の進展によりデータセンタビジネスの受ける影響（71）
-
(1) 主要ベンダの見解（71）
(2) 今後の方向性（71）
- 2) サービス化（SaaS／クラウドコンピューティング等）の進展によりデータセンタビジネスの受ける影響（72）
-
(1) 主要ベンダの見解（72）
(2) 今後の方向性（72）
- 13. 設備投資動向について（73）
-
1) 全体（73）
2) データセンタ建築物（74）
3) ファシリティ（75）
4) ハードウェア（76）
5) ソフトウェア（77）
- 14. 関連サービス市場（78）
-
- 1) オンプレミスシステムの外部データセンタへの移行動向（78）
-
(1) 市場概況（78）
(2) 稼働サーバ規模推移（80）
(3) サーバ移行市場規模推移（82）
- 2) クラウドコンピューティングによりデータセンタビジネスの受ける影響（83）
-
(1) クラウドコンピューティングの市場動向及びデータセンタビジネスへのインパクト（83）
(2) 主要ベンダのクラウドコンピューティング（IaaS／PaaS）への取り組み（84）
- 3) 仮想化・システム統合がデータセンタビジネスに与える影響（85）
-
(1) 仮想化・システム統合がファシリティビジネスに与える影響（85）
(2) 仮想化の進展による運用サービスへの影響（85）
(3) ファシリティサービス市場に仮想化が与えるインパクト（86）
- II. 集計編
-
- 1. 全国の主要データセンタ概要（93）
-
1) 関東（93）
2) 関西（95）
3) その他（96）
- 2. サービス売上ランキング（97）
-
1) 全体（97）
2) パッケージ型ホスティング（98）
3) オーダーメード型ホスティング（99）
4) コロケーション（100）
5) ラックハウジング（101）
6) 共同利用（102）
7) 通信回線サービス（103）
- 3. ソリューション売上ランキング（104）
-
1) 基幹系システム（104）
2) 情報系システム（105）
3) インターネットサービスシステム（106）
4) セカンダリ（107）
- 4. 業種別売上ランキング（108）
-
1) 製造業（108）
2) 金融業（109）
3) 流通／サービス業（110）
4) 公共（111）
5) xSP（112）
- 5. 企業規模別売上ランキング（113）
-
1) 大規模（113）
2) 中規模（114）
3) 小規模（115）
- 6. データセンタサービス提供企業一覧（116）
- III. サービス市場編
-
(A−01) ホスティング（125）
(A−02) パッケージ型ホスティング（128）
(A−03) オーダーメード型ホスティング（134）
(A−04) ハウジング（139）
(A−05) コロケーション（142）
(A−06) ラックハウジング（146）
|
(A−07) DinD（150）
(B−01) 共同利用（153）
(B−02) SaaS（157）
(C−01) ファシリティ（162）
(C−02) 通信回線サービス（164）
(C−03) 運用サービス（165）
|
- IV. データセンタにおける投資動向編
-
(A−01) 建築型データセンタ（177）
(A−02) コンテナ型データセンタ（181）
(B−01) 空調機器（184）
(B−02) UPS（188）
(C−01) サーバ（192）
|
(C−02) ストレージ（197）
(C−03) ルータ／スイッチ（202）
(D−01) ウイルス対策ツール（209）
(D−02) 運用管理ツール（214）
(D−03) 仮想化ソフト（220）
|
|
|
