◆マルチクライアント調査レポート:2013年05月30日発刊

偏光板保護フィルム市場に関する調査

TAC代替を目指すアクリル、PETフィルムの開発、採用動向、コーティングPVAなどの注目動向を徹底調査
−調査の背景−
  • 年率20%以上の低価格化が進む偏光板業界では、超広幅ラインや共取りによる取得効率改善、PVAのUV接着によるタクトの高速化、延伸位相差フィルムの低価格、薄型化など、様々な工夫により、コストダウンが進められています。
  • さらに、完全なTACレス構成となる偏光板の採用が検討されています。特にアクリルの研究開発、試作が活発に行われており、2014年からの増加が見込まれています。また、PETフィルムの採用も一部で開始されました。某誌一面に掲載された「夢のフィルム(東洋紡+慶應義塾大学)」は業界トップニュースとなっています。
  • 活況を呈しているスマートフォン、タブレット市場では、薄型化訴求が強く、30μm以下の保護フィルムの需要が拡大しつつある他、PVA(偏光子)のコーティング形成が実用化されました。また、AMOLED市場の拡大とともにAMOLED用円偏光板市場の注目度が高まっています。
  • 一方、富士フイルムとコニカミノルタの2社寡占市場であったTACフィルムは、台湾や韓国メーカーの量産が始まり、品質、ボリュームともに拡大しつつあります。
  • 素材、技術、トレンド、業界構造の変革が見込まれる偏光板保護フィルム市場について、当該レポートでは下記ポイントにフォーカスして調査を行いました。
    ポイント
    • 偏光板保護フィルムの用途、タイプ別の市場を把握、予測
    • アクリル/PETフィルムの採用、評価動向、周辺業界を把握
    • TACフィルム、PETフィルム、アクリルフィルム、メーカーのケーススタディ
    • TAC業界における対抗戦略
−調査対象製品と企業−
製品企業名
偏光板(TFT-LCD、AMOLED用)日東電工、住友化学、サンリッツ、LG Chem、Cheil、OPTIMAX、BMC、CMMT、他
偏光板保護フィルム/位相差フィルム富士フイルム、コニカミノルタ、日本ゼオン、帝人化成、大倉工業、東洋鋼鈑、東洋紡、JSR、TAC Bright、Hyosung、SK Innovation
表面処理大日本印刷、凸版印刷、他
原材料日本触媒、カネカ、他
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 偏光板の層構成の変遷と今後のトレンド(2)
1) 大型VA用偏光板(2)
2) 大型IPS用偏光板(5)
3) 大型TN用偏光板(8)
4) 中小型VA用偏光板(8)
5) 中小型IPS用偏光板(9)
6) 中小型TN用偏光板(10)
7) AMOLED用偏光板(10)
1.2 TAC代替の背景(11)
1) これまでの経緯(11)
2) 今後の見通し(13)
1.3 TAC代替フィルムの評価、採用動向(14)
1) アクリルフィルム(14)
2) PETフィルム(15)
1.4 TAC代替フィルムの業界構造(16)
1) アクリルフィルム(16)
2) PETフィルム(17)
1.5 塗布型偏光板の開発動向(18)
1.6 PVAの技術トレンド(19)
1.7 塗布型偏光板製造プロセス(21)
2.0 偏光板市場の動向(22)
2.1 業界動向(23)
1) 市場概況(23)
2) 参入動向(24)
2.2 生産ライン一覧(25)
1) 生産能力の考え方(25)
2) 生産能力シェア(25)
3) 日系偏光板メーカーの生産ライン(26)
4) 韓国系偏光板メーカーの生産ライン(28)
5) 台湾系偏光板メーカーの生産ライン(29)
6) 中国系偏光板メーカーの生産ライン(29)
2.3 市場規模推移・予測(30)
1) パネル市場(30)
(1) 大型LCD用途別出荷枚数・面積推移・予測(30)
(2) 中小型LCD用途別出荷枚数・面積推移・予測(31)
(3) AMOLED用途別出荷枚数・面積推移・予測(32)
2) 偏光板市場(33)
(1) 大型LCD用偏光板用途別モード別市場推移・予測(33)
(2) 中小型LCD用偏光板用途別モード別市場推移・予測(35)
(3) AMOLED用円偏光板用途別市場推移・予測(37)
2.4 メーカーシェア(38)
2.5 納入関係(39)
1) 大型LCD用偏光板の納入シェア(39)
2) 中小型LCD用偏光板の納入シェア(40)
3) Apple向けの偏光板納入シェア(41)
4) Galaxyシリーズの円偏光板納入シェア(41)
2.6 価格動向(42)
2.7 原価構成の分析(43)
3.0 偏光板保護フィルム市場の動向(45)
3.1 素材・厚みの変遷とトレンド(46)
3.2 各社のラインアップ(47)
3.3 生産ライン一覧(49)
3.4 市場規模推移・予測(51)
1) 大型LCD用偏光板保護フィルム市場推移・予測(51)
2) 中小型LCD用偏光保護フィルム市場推移・予測(53)
3.5 メーカーシェア(55)
3.6 納入関係(57)
3.7 価格動向(58)
3.8 原価構成の分析(59)
3.9 技術動向(60)
4.0 偏光板メーカーケーススタディ(日東電工他、計7社)(62)
共通項目
1 企業プロフィール
2 生産能力と増強計画
3 偏光板のラインアップとフィルム構成
4 偏光板出荷実績と計画
5 主要納入先
6 部材調達状況
7 開発動向
5.0 偏光板保護フィルムメーカーケーススタディ(富士フイルム、他 計9社)(95)
共通項目
1 企業プロフィール
2 生産能力と増強計画
3 偏光板保護フィルム出荷実績と計画
4 偏光板保護フィルムのラインアップ
5 主要納入先
6 開発動向
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
偏光板保護フィルム市場に関する調査

頒価
440,000円(税抜 400,000円)

発刊日
2013年05月30日

報告書体裁
ファイル綴り報告書およびPDF版一式

ページ数
122ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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