◆市場調査レポート:2016年10月05日発刊

2016 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)

ディスプレイ、アプリケーション、部品材料の世界市場、次世代技術/関連部材を徹底調査
下巻:部品材料編
−調査の背景−
  • LCDの主力用途であるTV市場では4K化が急激に進んだことから、AMOLED対抗のHDR対応や広色域対応、曲面対応などが差別化のポイントとなりつつある。スマートフォン市場では「iPhone」におけるAMOLED採用が計画されており、AMOLEDのさらなる市場拡大が期待されるほか、次のイノベーションにつながるキーデバイスとしてフレキシブル・フォルダブルAMOLEDの開発が加速している。
  • ディスプレイ採用の新規用途としてはHMD・スマートグラスが脚光を浴びている。ソニーの「PlayStation VR」などVR機能を搭載したディスプレイが市場拡大の起爆剤になると期待されている。また、大型のデジタルサイネージ市場にも有望用途として期待が寄せられている。
  • タッチパネル市場では薄型化、軽量化に有利かつサプライチェーンを簡素化できるオンセル・インセルの採用が拡大しており、アウトセルタッチパネルメーカーは苦戦を強いられている。そのため、オンセル・インセルがカバーできない中大型サイズのタッチパネルや今後の市場拡大が期待されるフレキシブルディスプレイに向けた事業への集中を進めている。
  • 今後のディスプレイ関連部材市場としては、デバイス市場の拡大と比例する形でOLED関連部材が大きく成長する見通しである。LCD関連部材、タッチパネル関連部材は成熟期を迎えているが、「広色域」「薄型化」「既存技術の代替部材」「フレキシブル対応」などの高付加価値部材の開発が進められており、今後の市場拡大が期待される。
  • 上記の市場環境を踏まえ、弊社では、本調査資料「2016ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)」において「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を調査対象とし、最新の市場動向を把握した上で2021年までの将来予測を行った。
  • 本調査資料は『液晶関連市場の現状と将来展望』として初版の刊行以来、25年目を迎える。その後、2012年には調査範囲の拡大にともない『ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』と改題した。今回は「ディスプレイデバイス」「タッチパネル」「アプリケーション機器」を対象とした上巻、「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を対象とした下巻の2分冊とした。
  • 年間10兆円以上の規模を持つディスプレイ関連市場と最新トピックスを網羅するデータベースである本調査資料は、ディスプレイ関連市場に携わる各位にとって、今後の戦略立案の上で大いに参考にしていただける内容になったと確信している。関連企業各方面で広くご活用いただければ幸いである。
−調査目的−
  • 上巻では「ディスプレイデバイス市場」「タッチパネル市場」「アプリケーション機器市場」を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
  • 下巻では「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
LCD・OLED共通関連部材8品目ガラス基板、フォトレジスト、カラーフィルター、カラーレジスト、ブラックレジスト・ブラックカラムスペーサー、透明電極用ターゲット材、メタル系ターゲット材、ハードコート材
LCD関連部材19品目オーバーコート剤、フォトスペーサー、配向膜材料、液晶材料、シール剤、偏光板、偏光板保護フィルム、表面処理フィルム、プロテクトフィルム、TV用バックライトユニット、中小型バックライトユニット、拡散板・導光板材料(シート)、導光板材料(射出成形用)、拡散シート、プリズムシート・マイクロレンズシート・輝度向上フィルム、反射シート、量子ドットコンポーネント、白色LED、拡散ビーズ
OLED関連部材8品目円偏光板、フレキシブルOLED用ポリイミド、低分子発光材料(EML)、正孔注入材料(HIL)、正孔輸送材料(HTL)、電子輸送材料(ETL)、高分子発光材料、OLED用封止材
タッチパネル関連部材10品目カバーガラス(元板)、カバー樹脂(元板)、ハードコートフィルム・IMフィルム、インデックスマッチングコート材、ITOフィルム、メタルメッシュフィルム、OCA、OCR、引き出し電極用ターゲット材、導電性Agペースト
−調査項目−
1. 製品概要・定義
1) 対象製品の定義
2) 基本特性
3) 出荷形態
2. 業界構造
3. 市場動向
1) 市場規模推移・予測(2014年実績〜2021年予測)
2) タイプ別市場動向
3) 市場概況
4. 価格動向(2016年Q3時点)
5. 参入メーカー一覧および拠点情報
6. メーカーシェア(2015年実績・2016年見込)
7. 地域別生産動向(2015年実績・2016年見込)
8. 納入関係(2016年Q3時点)
9. 業界動向
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 ディスプレイ関連部品材料世界市場(3)
1.2 将来性分析(4)
1.3 参考データ(ディスプレイデバイス・タッチパネル市場)(5)
1.3.1 ディスプレイデバイス・タッチパネル世界市場・市場概況(5)
1.3.2 ディスプレイデバイス・タッチパネルタイプ別市場規模推移・予測(7)
1.3.3 静電容量式タッチパネルタイプ別市場規模推移・予測(10)
2.0 製造フローと材料需要(11)
2.1 a-Si TFT(TV)(13)
2.2 大型AMOLED(TV)(20)
2.3 中小型AMOLED(リジッド)(23)
2.4 中小型AMOLED(フレキシブル)(26)
2.5 タッチパネル(フィルムセンサー・インセル)(29)
3.0 業界動向(33)
3.1 フレキシブルAMOLED関連部材・プロセスの開発の動向(35)
3.2 薄型ディスプレイに向けた部材開発の動向(38)
3.3 広色域化技術・部材開発の動向(44)
3.4 コストダウン・低コストプロセスの動向(49)
3.5 LCD-TV用偏光板保護フィルムの動向(55)
4.0 集計(57)
4.1 LCD・OLED共通関連部材(59)
4.2 LCD関連部材(60)
4.3 OLED関連部材(62)
4.4 タッチパネル関連部材(63)
5.0 部品材料個票(65)
5.1 LCD・OLED共通関連部材(67)
5.1.1 ガラス基板(69)
5.1.2 フォトレジスト(75)
5.1.3 カラーフィルター(79)
5.1.4 カラーレジスト(84)
5.1.5 ブラックレジスト・ブラックカラムスペーサー(89)
5.1.6 透明電極用ターゲット材(93)
5.1.7 メタル系ターゲット材(98)
5.1.8 ハードコート材(106)
5.2 LCD関連部材(111)
5.2.1 オーバーコート剤(113)
5.2.2 フォトスペーサー(117)
5.2.3 配向膜材料(121)
5.2.4 液晶材料(125)
5.2.5 シール剤(130)
5.2.6 偏光板(134)
5.2.7 偏光板保護フィルム(142)
5.2.8 表面処理フィルム(148)
5.2.9 プロテクトフィルム(153)
5.2.10 TV用バックライトユニット(157)
5.2.11 中小型バックライトユニット(162)
5.2.12 拡散板・導光板材料(シート)(166)
5.2.13 導光板材料(射出成形用)(169)
5.2.14 拡散シート(175)
5.2.15 プリズムシート・マイクロレンズシート・輝度向上フィルム(180)
5.2.16 反射シート(183)
5.2.17 量子ドットコンポーネント(187)
5.2.18 白色LED(193)
5.2.19 拡散ビーズ(199)
5.3 OLED関連部材(203)
5.3.1 円偏光板(205)
5.3.2 フレキシブルOLED用ポリイミド(209)
5.3.3 低分子発光材料(EML)(213)
5.3.4 正孔注入材料(HIL)(218)
5.3.5 正孔輸送材料(HTL)(222)
5.3.6 電子輸送材料(ETL)(226)
5.3.7 高分子発光材料(230)
5.3.8 OLED用封止材(233)
5.4 タッチパネル関連部材(239)
5.4.1 カバーガラス(元板)(241)
5.4.2 カバー樹脂(元板)(247)
5.4.3 ハードコートフィルム・IMフィルム(252)
5.4.4 インデックスマッチングコート材(258)
5.4.5 ITOフィルム(262)
5.4.6 メタルメッシュフィルム(268)
5.4.7 OCA(272)
5.4.8 OCR(277)
5.4.9 引き出し電極用ターゲット材(281)
5.4.10 導電性Agペースト(286)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2016 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)

頒価
132,000円(税抜 120,000円)

発刊日
2016年10月05日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
290ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-789-0

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