◆マルチクライアント調査レポート:2016年12月09日発刊
コンデンサー関連市場総調査
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コンデンサー/コンデンサー主要材料市場の徹底調査により参入メーカーの動向を完全網羅 |
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−調査の背景− |
- コンデンサーはスマートフォン、フィーチャーフォン、タブレットに代表されるモバイル機器、PC・周辺機器、家電、車載電装品、産業機器、医療機器など、幅広い用途で使用されている。積層セラミックコンデンサーは、モバイル機器での搭載個数の上昇、自動車の電装化率の向上に伴う需要の増加などにより、近年堅調に推移している。しかし、将来的にはスマートフォン市場がハイエンド機種を中心に成長が停滞する見通しであることから、参入各社は次世代有望用途を探索している。
- 白物家電やAV機器、TVやPCでの搭載が中心であったアルミ電解コンデンサーは、アプリケーション機器市場の成長の鈍化に連動して市場が停滞している。車載電装品での安定した需要のほか、容量の大きい製品に注力し、産業機器用途などへの展開が進められる見通しである。フィルムコンデンサーは太陽光発電や風力発電などでアルミ電解コンデンサーからの需要のシフトに加えて、さらにEV/HEV市場の拡大に連動して堅調な推移が予測されている。
- アルミ電解コンデンサーの導電性高分子タイプは、今後はサーバーや基地局向けなどで数量を維持していくとみられる。PC向けについては、台湾や中国メーカーも積極的に供給しており、日系メーカーのシェアは減少している。そのほか、欧州を中心としたマイルドハイブリッド化の動きに対応した高耐圧製品として、ハイブリッドタイプの市場が急拡大している。
- タンタル電解コンデンサーはノートPCでの需要が大きかったが、アプリケーション市場縮小の影響を受け、全体市場としては縮小傾向で推移している。
- コンデンサー材料の市場は、基本的にはコンデンサー市場の推移に連動して推移する。しかし、ダウンサイジングが進む製品においては、個数ベースでの増加が顕著であっても材料使用量の大幅な伸びはみられず、減少傾向となっている製品もある。その他、アルミ電解コンデンサーの主要部材である電極箔は海外メーカー製品の採用も進むなど、低価格化、海外メーカーの台頭が進んでいる。
- 「コンデンサー関連市場総調査」は、コンデンサーおよび材料市場にフォーカスし、ワールドワイド市場概況の把握を行うとともに、アプリケーション市場の動向からコンデンサーならびにコンデンサー材料の需要、トレンド、将来動向を考察した。本調査資料では主要参入メーカーにヒアリングを実施することで、日系メーカー各社の現状や今後の展望、高付加価値分野への参入動向について詳細に分析した。
- 本調査資料を今後の事業展開への一助として活用していただければ幸いである。
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−調査目的− |
- コンデンサーにおける市場動向と、関連する主要材料を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
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−調査対象品目− |
アプリケーション | 5品目 | スマートフォン、タブレット、PC、ウェアラブル機器、自動車 |
コンデンサー | 4品目 | 積層セラミックコンデンサー、アルミ電解コンデンサー、タンタル電解コンデンサー、フィルムコンデンサー |
コンデンサー用材料 | 12品目 | チタン酸バリウム、ニッケル超微粉、銅超微粉、導電性ペースト、導電性高分子、電極箔用アルミ原反、電極箔、電解紙、電解液、タンタル粉、誘電体用ベースフィルム、誘電体用金属蒸着フィルム |
メーカー事例 | 7社 | 村田製作所、Samsung Electro-Mechanics、太陽誘電、日本ケミコン、ニチコン、ルビコン、パナソニック |
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−調査項目− |
- ■アプリケーション編
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1. 製品概要
2. ワールドワイド市場概況(2015年実績〜2025年予測)
3. メーカーシェア(2015年実績/2016年見込)
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4. 採用コンデンサーのタイプ/1台あたりの搭載員数
5. コンデンサー搭載員数に関連する動向
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- ■コンデンサー編
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1. 製品概要
2. ワールドワイド市場概況(2015年実績〜2025年予測)
3. 価格動向(2016年Q4時点)
4. タイプ別ウェイト
5. 用途別ウェイト
6. 電圧/容量別市場規模(2015年実績)
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7. 参入メーカー一覧
8. メーカーシェア(2015年実績/2016年見込)
9. 海外ローカルメーカーの動向
10. 市場の課題と対策
11. 採用材料別トレンド/ロードマップ
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- ■コンデンサー用材料編
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1. 製品概要
2. ワールドワイド市場概況(2015年実績〜2025年予測)
3. 価格動向(2016年Q4時点)
4. タイプ別ウェイト
5. 参入メーカー一覧
6. メーカーシェア(2015年実績/2016年見込)
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7. 海外ローカルメーカーの動向
8. 材料トレンド/ロードマップ
9. コンデンサーメーカーからの要求と開発方向性
10. 市場の課題と対策
11. 納入関係(2015年実績)
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- ■メーカー事例編
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1. 企業プロフィール
2. コンデンサー事業概況
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3. 材料調達動向
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−目次− |
- I. 総括編(1)
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- 1. 総括(2)
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1.1 コンデンサー関連市場の分析(3)
- 2. アプリケーション市場(5)
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2.1 アプリケーション市場概況(6)
2.2 アプリケーション別コンデンサー搭載員数(7)
- 3. コンデンサー市場(8)
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3.1 コンデンサーメーカー一覧(9)
3.2 コンデンサー市場概況(10)
3.3 コンデンサーメーカー別出荷数量/金額一覧(11)
3.4 アプリケーション別コンデンサーすみ分け動向(13)
3.5 有望用途における動向(16)
3.6 海外メーカーの台頭と日系メーカーの戦略(18)
3.7 コンデンサー市場の課題と今後の展望に対する見解(21)
- 4. コンデンサー材料市場(22)
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4.1 コンデンサー材料メーカー一覧(23)
4.2 コンデンサー材料市場概況(25)
4.3 コンデンサー別サプライチェーン(28)
4.4 コンデンサーへの要求の変化に伴う材料の変化/今後の動向(32)
4.5 海外メーカーの台頭と日系メーカーの戦略(35)
4.6 コンデンサー材料市場の課題と今後の展望に対する見解(37)
- II. 製品別市場編(39)
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1. アプリケーション編(40)
1.1 スマートフォン(41)
1.2 タブレット(43)
1.3 PC(45)
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1.4 ウェアラブル機器(47)
1.5 自動車(49)
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2. コンデンサー編(51)
2.1 MLCC(積層セラミックコンデンサー)(52)
2.2 アルミ電解コンデンサー(58)
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2.3 タンタル電解コンデンサー(66)
2.4 フィルムコンデンサー(73)
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3. コンデンサー材料編(79)
- 3.1 MLCC(積層セラミックコンデンサー)用材料(80)
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3.1.1 チタン酸バリウム(80)
3.1.2 ニッケル超微粉(85)
3.1.3 銅超微粉(90)
3.1.4 導電性ペースト(94)
- 3.2 アルミ電解コンデンサー用材料(98)
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3.2.1 導電性高分子(98)
3.2.2 電極箔用アルミ原反(102)
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3.2.3 電極箔(109)
3.2.4 電解紙(121)
3.2.5 電解液(126)
- 3.3 タンタル電解コンデンサー用材料(130)
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3.3.1 タンタル粉(130)
- 3.4 フィルムコンデンサー用材料(134)
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3.4.1 誘電体用ベースフィルム(134)
3.4.2 誘電体用金属蒸着フィルム(138)
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- III. メーカー事例編(142)
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1. 村田製作所(143)
2. SEMCO(147)
3. 太陽誘電(151)
4. 日本ケミコン(155)
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5. ニチコン(159)
6. ルビコン(164)
7. パナソニック(168)
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