◆マルチクライアント調査レポート:2017年07月07日発刊

2017 情報セキュリティビジネスにおける人工知能(AI)活用モデルの将来展望

セキュリティサービス/ソリューションにおける脅威の自動検知技術活用とビジネスモデルの方向性
−はじめに−
  • 近年においては、セキュリティ対策の高度化、運用/管理負担の軽減を目的として、専門性の高いセキュリティサービス/製品の利用が進められ、こうした需要がセキュリティサービス/製品市場の成長に貢献してきた。
  • 一方で、脅威の増加を受けて、セキュリティチームが疲弊するなど新たな課題も生まれてきた。サイバー攻撃の巧妙化を背景に、情報漏えい対策として企業における未知の脅威と、運用/管理負担の増大といった懸念が顕在化した。
  • 課題解決策として、脅威検知や分析などの技術分野で人工知能(AI)を活用するモデルが提供されはじめており、従来人的なリソースに依存してきた部分を自動化することで、セキュリティサービスの受容性が拡大すること、さらには、コスト的なメリットが享受されることも想定でき、セキュリティサービスビジネスでの人工知能の活用は新たなビジネスの好機として捉えることができる。
  • 以前より、情報セキュリティ対策ではデータ活用の効率化や自動化などを目的に、機械学習を中心とした人工知能技術が用いられていたが、人工知能技術が大きな発展を遂げる中で、人工知能技術の情報セキュリティ分野への応用が進められている。近年は情報セキュリティ分野でも人工知能技術の著しい成長がみられ、情報セキュリティ分野の課題解決に向けて大きく歩みを進めている。
  • 高度なセキュリティ対策を実施するために、人工知能技術の調査、研究が現在もなお多く実施されているほか、官公庁によりサイバーセキュリティ対策強化政策など、巨大化し続けるサイバーセキュリティ脅威に対して、国内全体でセキュリティ意識を高く保つ取り組みが進められており、こうした動きも人工知能活用セキュリティソリューション市場を活性化させる一助となっている。
  • 当調査企画は、現状のセキュリティサービスビジネス市場の現状を踏まえるとともに、人工知能の活用による新たなセキュリティビジネスの創出やビジネスインパクトを分析するための調査企画として実施し、今後の当該ビジネスの方向性や求められるソリューションモデルの明確化を目的としている。
−調査目的−
  • セキュリティビジネスにおいて、人工知能活用モデルの浸透はいまだ不明瞭な分野であるため、セキュリティサービス、セキュリティ製品、さらにはセキュリティソリューションビジネスの詳細な市場動向について調査、分析を行うことで、今後の情報セキュリティビジネスに加えて研究開発の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
  • セキュリティソリューションベンダー:16社
  • セキュリティツールベンダー:14社
−調査項目−
各社共通
1) 企業プロフィール
2) 自社事業における提供サービス/製品と人工知能活用用途
3) 人工知能活用ビジネス実績推移予測【2015年度実績、2016年度実績、2017年度見込、2018年度予測】
4) 注力している人工知能活用サービス/製品の内容
5) 人工知能活用による新たなサービス/製品の状況
6) 既存ビジネスにおける人工知能応用/複合サービス状況
7) 情報セキュリティビジネスで得意としている主なユーザー分野
8) 当該ビジネスにおける事業推進体制/アライアンス/協業の状況
9) セキュリティビジネスにおけるAI活用の方向性とインパクト
−目次−
I. 総括編
1. 情報セキュリティ市場におけるAI活用ビジネスの将来展望(3)
2. 人工知能をベースとするセキュリティサービス/ソリューション市場の展望(11)
3. セキュリティサービス/ソリューションを取り巻く市場環境・構造(24)
4. セキュリティツール/ソリューションベンダーのAI活用の取り組み(29)
5. AI活用モデルの状況と方向性(34)
6. 今後、市場から要求されるセキュリティサービス/ソリューションの在り方(39)
7. セキュリティサービス/製品のAI活用ビジネスのインパクト(47)
II. 企業事例編
A. セキュリティソリューションベンダー
A-1. アズジェント(57)
A-2. インターネットイニシアティブ(62)
A-3. NECソリューションイノベータ(67)
A-4. NTTセキュリティ・ジャパン(72)
A-5. カウリス(77)
A-6. 京セラコミュニケーションシステム(82)
A-7. グローバルセキュリティエキスパート(87)
A-8. SecureWorks Japan(92)
A-9. 日本電気(97)
A-10. 日本エイ・ビー・エム(102)
A-11. 日本ヒューレット・パッカード(107)
A-12. 日立製作所(112)
A-13. 日立ソリューションズ(117)
A-14. 富士通(122)
A-15. 富士通ソーシャルサイエンスラボラトリ(127)
A-16. ラック(132)
B. セキュリティツールベンダー
B-1. アイマトリックス(139)
B-2. ウェブルート(144)
B-3. FFRI(149)
B-4. エムオーテックス(154)
B-5. カーボン・ブラック・ジャパン(159)
B-6. カスペルスキー(164)
B-7. サイバーリーズン・ジャパン(169)
B-8. Cylance Japan(174)
B-9. シマンテック(179)
B-10. ソリトンシステムズ(184)
B-11. ダークトレース・ジャパン(189)
B-12. トレンドマイクロ(194)
B-13. FRONTEO(199)
B-14. ルックアウト・ジャパン(204)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2017 情報セキュリティビジネスにおける人工知能(AI)活用モデルの将来展望

頒価
440,000円(税抜 400,000円)

発刊日
2017年07月07日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
208ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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