◆マルチクライアント調査レポート:2018年08月31日発刊
CCU技術の将来展望に関する調査
− |
CO2有効活用技術であるCCUの将来性を探る |
− |
- ■このレポートには以下の最新版があります
- CO2ケミカル市場の現状と将来展望 (刊行:2022年03月25日)
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- 2024年 バイオケミカル・脱石油化学市場の現状と将来展望 (刊行:2024年08月23日)
- スマートセル・微生物応用による化学品・エネルギー産業ロードマップ (刊行:2024年03月28日)
- 焼却・未利用廃プラスチックの実態と選別・リサイクルポテンシャル調査 (刊行:2023年08月21日)
- 樹脂別マテリアルフロー/リサイクル原料調達の実現性徹底分析 (刊行:2022年07月14日)
−はじめに− |
- CCU(Carbon Capture and Utilization)は、CO2を原料として有効活用する技術である。
- 従来電力、鉄鋼会社を中心にCO2排出削減対策は、CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)して地中への貯留方法が検討されてきた。しかしCCSは、技術的には可能であるが、貯留費用の負担などの問題で、どこまで実現できるか不透明である。
- 一方CCUは、CO2を原料として利用でき、そこから生産した製品を販売することから、技術的に確立できれば、事業化は行いやすい。
- CO2を原料として利用する技術の開発事例は数多くあるが、現状有力な手法は、「メタネーション」「化学品合成」「人工光合成」「微細藻類」の4つである。
- 「メタネーション」「化学品合成」「人工光合成」「微細藻類」の4技術とも、研究開発段階であり、CCU技術の実用化は、少なくとも5〜10年後になるとみられるが、実用化できれば、画期的な技術となる。
- 本レポートでは、「メタネーション」「化学品合成」「人工光合成」「微細藻類」の4技術を中心にCCUに関する研究開発動向、技術の方向性、CO2削減量、CO2利用製品の市場性などについて考察を行った。
- CO2削減対策を行う関連企業の経営、研究、製造、販売など、マーケティング活動全般において、ご活用いただけるものと確信しております。
|
−調査目的− |
- 本調査レポートは、CCU技術の現状を明らかにしつつ、課題点、技術ロードマップ、市場の将来性などについて調査を行うことを目的とした。
|
−調査対象− |
調査対象 | 対象技術 |
CCU技術 | メタネーション、化学品合成、人工光合成、微細藻類 |
|
−目次− |
- I. 総括編(1)
-
- 1. CCU技術の分類(2)
- 2. CO2利用量とCO2利用製品の市場性(2030年予測)(3)
- 3. 主要CCU技術の有望性(4)
-
1) 主要CCU技術の有望性(4)
2) 代替品の市場性(6)
- 4. 主要CCU技術の特色一覧(10)
- II. 分析編(11)
-
- 1. CCUの技術概要(12)
- 2. 研究開発動向(14)
-
1) 国内企業の研究開発動向(14)
2) 国内の大学、研究機関における研究開発動向(23)
3) その他技術の研究開発動向(25)
4) 海外の研究開発動向(27)
- 3. 国内外でのCCU技術への支援体制・政策(36)
-
1) 国内の主な支援状況(36)
2) 海外の主な支援状況(38)
- 4. 主要CCU技術の問題点・課題点(39)
- 5. 主要CCU技術別ロードマップ(42)
-
1) 主要CCU技術の現状の技術開発レベルと商用化時期(42)
2) メタネーション(43)
3) 化学品合成(47)
4) 人工光合成(50)
5) 微細藻類(53)
6) CO2分離回収技術(55)
- 6. 今後のCO2削減量及び代替需要(57)
-
1) メタネーション(57)
2) 化学品合成(61)
3) 人工光合成(62)
4) 微細藻類(64)
- III. ケーススタディ編(65)
-
1. 国際石油開発帝石(66)
2. 日立造船(76)
3. 大日精化工業(83)
4. 産業技術総合研究所(88)
5. 人工光合成化学プロセス技術研究組合(92)
6. 首都大学東京(98)
7. ユーグレナ(102)
8. IHI(109)
9. 電源開発(114)
10. 筑波大学(藻類産業創成コンソーシアム)(116)
|
|