◆マルチクライアント調査レポート:2019年01月18日発刊

SD-WAN市場の現状と将来展望

クラウド時代における柔軟なWANを実現するSD-WAN市場を調査、分析
−調査の背景−
  • 2015年度頃から日本でも提供が開始されたSD-WANであるが、当時の市場はSD-WANスタートアップがメインプレーヤーであり、デファクトとなる製品も確立されていなかったことから、ユーザー側では様子見の感が強かった。
  • その間、法人ユーザーでは、クラウド型グループウェアや「Windows10」の利用が進み、WANのセッション数やトラフィックの拡大により、WANの混雑が進行していった。
  • 2017年には、CiscoSystemsがViptelaを買収し、VMwareもVeloCloud Networksを買収しており、日本でもシスコシステムズやヴイエムウェアが自社の顧客基盤や販売網を生かす形でSD-WANの提案を進めている。ユーザー側でもIT市場において確かな実績を有するシスコシステムズやヴイエムウェアが提供するSD-WANということで安心感が醸成され、将来的な本格導入を見据えてPoCやスモールスタートを進める動きが活発化している。今後そういったユーザーが本格的な導入フェーズに移行することで、SD-WAN市場は徐々に拡大していくと考えられる。
  • 一方、SD-WANには、低価格化、ユースケースの公開、SE/営業人員の技術知識習得や提案機会の蓄積といった課題が存在している。SD-WANベンダー側は、既存のルーター、FW、WAN高速化装置をSD-WANエッジに一元化することによるコスト削減の実現、さまざまな利用用途のユースケース作成の模索、社内勉強会の開催によるSD-WANの技術情報や導入事例の共有といった取り組みを進めており、課題は徐々に解消されていくと考えられる。
  • 当特別調査報告書では、SD-WANベンダーへのヒアリングを踏まえ、SD-WAN市場の市場規模推移、マーケットシェアの算出を行うとともに、各ベンダーの製品/サービス戦略、販売戦略を明らかにした。
  • 末筆ではございますが、当特別調査報告書作成にあたり、ご多忙中にも関わらず、快く取材に応じていただきました各社ご担当者の方に対して深く御礼を申し上げます。
−調査目的−
  • SD-WAN市場について関連ベンダーへのヒアリングを行い、市場規模推移、シェアを算出するとともに、SD-WANの提供機能/導入効果と主な導入モデル、SD-WANユーザーの業種/規模別に見た受容性、有望ユーザー層などを考察し、SD-WANベンダーの商材/販売戦略立案の参考となる情報の提供を目的とした。
−調査対象−
  • SD-WAN製品/ソリューションベンダー
  • キャリア/サービス事業者
−調査項目−
1. SD-WAN製品
1. 市場定義
2. 市場規模推移/予測(2017〜2022年度)
3. マーケットシェア(2017〜2018年度)
4. 主要製品一覧
5. 参入企業の動向
2. SD-WANサービス
1. 市場定義
2. 市場規模推移/予測(2017〜2022年度)
3. マーケットシェア(2017〜2018年度)
4. 主要サービス一覧
5. 参入企業の動向
3. SD-WANベンダー
1. 企業プロフィール
2. SD-WAN商材ラインアップと概要/特徴
3. SD-WAN商材販売動向(2017〜2018年度)
4. 販売体制
5. SD-WAN導入に関するユーザー層別(業種、規模)の問題と課題
6. ローカルブレイクアウトにおけるセキュリティ対策
7. SD-WAN事業における強みと課題
8. 今後の商材/販売動向
−目次−
I. 総括編
1. 市場総括(2)
2. 市場を取り巻く環境(7)
3. 主要参入企業相関図(8)
4. SD-WANの提供機能/導入効果と主な導入モデル(9)
5. SD-WANのユーザー分析(13)
6. ローカルブレイクアウトにおけるセキュリティ対策(17)
7. SD-WAN市場の課題と対策の方向性(19)
8. 主要SD-WAN製品/サービス比較(21)
9. 主要SD-WANベンダーの事業戦略一覧(23)
10. 市場規模推移(29)
11. マーケットシェア(31)
II. 市場編
1. SD-WAN製品(34)
2. SD-WANサービス(40)
III. ベンダー編
1. インターネットイニシアティブ(46)
2. ヴイエムウェア(52)
3. SDC(57)
4. NTTコミュニケーションズ(63)
5. NTTPCコミュニケーションズ(69)
6. シトリックス・システムズ・ジャパン(75)
7. ソニービズネットワークス(81)
8. ソフトバンク(87)
9. 日商エレクトロニクス(93)
10. 日本電気(98)
11. ネットワークバリューコンポネンツ(104)
12. ネットワンパートナーズ(110)
13. 富士通(116)
14. ブロードメディア・テクノロジーズ(121)
15. マクニカネットワークス(127)
16. 三井情報(133)
17. 128テクノロジー・ジャパン(139)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
SD-WAN市場の現状と将来展望

頒価
550,000円(税抜 500,000円)

発刊日
2019年01月18日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
143ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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